高機能でコスパが良い「JBL CLUB PRO+ TWS」
JBL CLUB PRO+ TWSはアクティブノイズキャンセリングに対応したJBLの新フラッグシップ完全ワイヤレスイヤホンです。その最大の特徴は圧倒的コスパの良さで、ライバル機種SENNHEISER CX400BTとほぼ同じ価格でありながらより高機能であるという点にあります。
アクティブノイズキャンセリングとヒアスルーを搭載し、ワイヤレス充電に対応しており、しかもANCをONにしていても6時間の連続再生時間を実現しており、競合をスペック的に圧倒しますが、aptXには対応しません。
JBL CLUB PRO+ TWSの特徴
- JBLプロサウンド
- スマートアンビエントによるアダプティブノイズキャンセリング
- 手間のかからない接続
- 3マイクビームフォーミングテクノロジー
- 0.27インチダイナミックドライバー
- 16Ωインピーダンス
- Bluetooth5.1
- ワイヤレス充電
- BTおよびANCオンで最大6時間の音楽再生
- ブラックフィニッシュデザイン
JBL CLUB PRO+ TWSの技術仕様
JBL CLUB PRO+ TWS | JBL LIVEFREE NC+ TWS | |
カラーバリエーション | ブラック | ブラック、ホワイト、ブルー、ローズ |
イヤホン本体再生時間 | 約6時間(ANC ON時)/約8時間(ANC OFF時) | 約6時間(ANC ON時)/約7時間(ANC OFF時) |
充電時間/急速充電 | 約2時間/10分で約1時間再生 | 約2時間/10分で約1時間再生 |
ケースによる充電可能時間 | 約18時間(ANC ON時)/約24時間(ANC OFF時) | 約10時間(ANC ON時)/約14時間(ANC OFF時) |
ワイヤレス充電 | 対応(充電ケースのみ) | 対応(充電ケースのみ) |
ノイズキャンセリング機能 | ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング | アクティブノイズキャンセリング |
防水機能(イヤホン本体) | IPX4 | IPX7 |
JBLアプリ | 対応 | 対応 |
商品説明 | ハイブリッド式(本体外側に配置されたフィードフォワードマイクと、鼓膜に近いドライバーユニット側に配置するフィードバックマイクを搭載)アクティブノイズキャンセリング搭載。JBLアプリを使用し音質のカスタマイズが可能。音質にこだわったJBLフラグシップモデル。 | アクティブノイズキャンセリングを搭載し、気軽に音楽を高音質で楽しめるコストパフォーマンスに優れた商品。JBLアプリで音質カスタマイズも可能でカラーも4色ご用意し日常のライフスタイルの中でカジュアルにお使いいただけます。 |
日本語の紹介記事
海外レビューを紹介する前に、JBL CLUB PRO+ TWSについて読める日本語の記事を紹介します。
ギズモードジャパン
サウンドを聴いて最初に感じたのは、低域の質感が僕のよく知る「JBL Pro Sound」だったこと。間違いなくJBLスピーカーで慣れ親しんだ「あの音」です。しっかりと低音が効いているのですが、不自然にブーストしたものではなく、相対的に中域から高域にかけての解像度も際立っていて、いわゆる「ドンシャリ(高域と低域を極端に強調したサウンド)」とは一線を画すものになっています。おそらくドライバの設計が優れているのだと思います。全体としては、ずっしりとした骨太な音響に仕上がっていて、完全ワイヤレスであることを忘れてしまいそうです。
海外レビューまとめ
引用個所については例のごとく適度に超訳です。
Reviewed
長所
- 良好な音質
- なめらかなデザイン
- 高度にカスタマイズ可能
短所
- オンセットボリュームコントロールなし
- まあまあのノイズキャンセリング
総評
これはおそらくJBLのラインナップの中で史上最高の完全ワイヤレスイヤホンです。Club Pro+ TWSは、音質と機能の多様性の点で、手持ちのお気に入りの完全ワイヤレスイヤホンのライバルに対して、非常に優位に思えます。また、想定されるあらゆる使用条件に完全に適合するわけではありませんが、多くの場合、確実な選択肢になりえます。結局のところ、JBLのClub Pro + TWSは「なんでも屋」で、価格を上回る音質を持っています。
スポーツ向きに使うには物足りない
ReviewedのレビュアーはCLUB PRO+ TWSを万能機として大変気に入っているようですが、ジムのスポーツ用としては最適ではないと述べています。防水性能IPX4は多くの汗に耐えるには物足りないと評価しているようです。イヤホンでのボリュームコントロールがないことにも不満を述べています。
ノイズキャンセリングはかなり良い
Reviewedによれば、JBL CLUB PRO+ TWSのアクティブノイズキャンセリング性能は最高レベルではありませんが、騒音をかなり効果的に削減しているようです。
高度なカスタマイズ機能、そこそこ良いマイク品質
Reviewedのレビュアーは付属アプリのJBL My Headphonesで実現される、高度なカスタマイズ機能には満足しているようです。フィット調整によって遮音性を向上させ、より高いエクスペリエンスが実現されると述べています。
Reviewedのレビュアーは詳しくは述べていませんが、マイク品質も悪くないと言っています。
イヤホンで音量変更できない
Reviewedのレビュアーの最大の不満は、アプリでコントロールをカスタマイズ可能であるにも関わらず、音量調整をイヤホンに割り当てることができない点にあるようです。私はDAP側で音量調整をする傾向があるので、それほど気にしませんが、多くの人には不満かもしれません。とくにスマホユーザーはさまざまなアプリを使い、動画を見たり、通話に応答したりするので、手許で音量コントロールできないのは不便かもしれません。
RTINGS.com
総評
JBL CLUB PRO+ TWS True Wirelessは、しっかりと構築された快適なヘッドホンです。ANC機能のおかげで、かなりの量のバックグラウンドノイズを遮断することができます。デフォルトのサウンドプロファイルは非常にニュートラルでバランスが取れており、JBLヘッドホンアプリのパラメトリックEQとプリセットにより、好みに合わせてサウンドを簡単にカスタマイズできます。7.4時間の連続バッテリー持続時間は、外出先での長時間の使用には耐えられない場合がありますが、ポータブル充電ケースを使えば約3回の追加充電が可能です。
万能で汎用性の高いサウンド
RTINGSによれば、JBL Club Pro+のサウンドプロファイルは非常にニュートラルでバランスが良く、原音忠実性が高いようです。万能性が高く、しかもEQを使って、プリセットを導入したり、独自のユーザーEQを作成することができるため、汎用性は非常に高いようです。音場は広くないようです。RTINGSの測定値によると、かなりクリアな音質を期待できます。
ANC性能は優秀で、音漏れは少ない
RTINGSのテストではJBL CLUB PRO+ TWSのANCは低域の削減幅が大きく、中域はあまり削減されないようです。しかし、強力な低域の削減によってかなり優れたノイズアイソレーションを提供するようです。エンジン音に対する削減効果が高いので、公共交通機関の利用者に恩恵をもたらすようです。
通話品質はまとも
通話品質はまともなレベルで自然な声色で聞こえるようです。バックグラウンドノイズの削減レベルは標準クラスです。
接続品質はまとも
Bluetoothの接続能力は標準レベルのようです。レイテンシーはiOS製品で改善される傾向があるようですが、一般的に100msを下回ることがないので、ゲーム用途には向かないようです。
まとめ
率直に言って、海外レビューの評価を見ると、JBL Club Pro+はかなり優れた音響性能を持ち、アクティブノイズキャンセリング性能もかなり効果的であるだけでなく、機能的なアプリによって自分好みにカスタマイズでき、潜在能力は非常に高いようです。価格を考えるとかなりコストパフォーマンスは良さそうです。
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