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【完全ワイヤレスイヤホン EarFun Air Pro 2 ファーストインプレッション】音質的に洗練されたAir Pro後継機

ヘッドライン

EarFun Air Pro 2

EarFun Air Pro 2

 

 先日、EarFunが大人気機種「EarFun Air Pro」の後継機である「EarFun Air Pro 2」をリリースしたことを紹介しました。その実機を手に入れましたので、ファーストインプレッションをお届けします。

www.ear-phone-review.com

www.audio-sound-premium.com

 

完全ワイヤレスイヤホンでオーディオファングレードのサウンドを実現した「EarFun」

 EarFunテクノロジー株式会社は、2018年に、経験豊富な工業デザイナー・音響エンジニア・音楽愛好者で構成されたチームによって設立されたブランドだそうです。当初はほとんど無名のブランドでしたが、リリースする製品が次々と欧米のオーディオ批評家の目に止まり、多くの称賛を集めました。

 その製品はつねに先進的で機能性に優れていたことはもちろんですが、何よりそのサウンドがオーディオマニアも唸らせるグレードに到達していたことが躍進の原因です。その代表作「EarFun Air Pro」は発売当時としては価格を超えたアクティブノイズキャンセリング性能を持っていただけでなく、そのサウンドの素晴らしさによってEarFunを一躍、完全ワイヤレスイヤホン市場におけるスターダムに押し上げました。最も厳しいオーディオ批評家ですらAir Proに称賛を惜しまず、オーディオレビュアーたちも舌を巻き、オーディオファンからも驚きと熱狂をもって迎えられました。Air Proは1万円以下で最も推奨された完全ワイヤレスイヤホンの一つです。

 EarFun Air Proが出るまでは完全ワイヤレスイヤホンでオーディオマニアの鑑賞に耐えうるサウンドが実現できるか懐疑的な人がほとんどでした。しかし、EarFun Air Proは完全ワイヤレスイヤホンでも音楽鑑賞に耐えうることを評論家たちに納得させ、一般オーディオファン層に自由で高品質なアーバンミュージックライフの可能性を提供したのです。

www.audio-sound-premium.com

 

サウンドインプレッション

 今回はファーストインプレッションということで、各モードの音の違いと、それがEarFun Air Proと比べてどうなのかという内容をお届けします。

 

 まずそのサウンドについてですが、私の測定値によると、EarFun Air Pro 2はノーマルモード時、かなり理想的なニュートラルサウンドを持っています。

 

 以下が測定で得られたEarFun Air Pro 2のノーマルモード時のサウンドです。灰色のHarman Target IEM 2017(私が高く評価するハーマンターゲット*1)と比べると、まず中域はほぼ完全にニュートラルに近く、低域は強調され、中高域から高域はハーマンより拡張されて、サウンドの全体はハーマンニュートラルより明るい側におり、モニターサウンドに寄せられていることがわかります。

 

 中域がほぼニュートラルなためにボーカルの音像や楽器の質感はかなりクリーンで正確、しかも明瞭です。

 この傾向はEarFun Air Proの基本的な性格を引き継いでいますが、よりニュートラルかつ、高域がなめらかになって落ち着きました。子音の刺さり感、ハイハットのやや固く感じるソリッド感などが耳触り良くなっており、わずかに丸く感じられてなめらかに伸びる高域になっています。

 これはEarFun Air Proにあった高域の抜けのぎこちなさの解消につながっており、より自然な高域表現に近づいたと言えるでしょう。

 低域はイメージングへの影響度合いが大きい中低域まではほぼニュートラルを維持しつつ、その下でニュートラルより強調されており、さらにAir Proより深く伸びるようになりました。これによりAir Proの弱点として一部のレビュアーや批評家が指摘していた低域のもたつき感が解消されただけでなく、ベースヘッドを満足させる可能性のある重低域までの十分な拡張性を得ました。

 EarFun Air Pro 2ではEarFun Air Proのサウンドがさらに研究・深化され、その弱点が克服されていることがわかり、EarFunのサウンドエンジニアのチューニングが確かな見識に基づいていることが窺えます。

EarFun Air Pro 2のオーディオステータス

EarFun Air Pro 2のオーディオステータス
※オーディオステータスは周波数特性(自由音場補正済み)から「各要素に関わる周波数帯域の平均値」を算出し、その特性平均値全体の「全体平均値」を求め、「各要素に関わる周波数帯域の平均値」の「全体平均値」からの乖離を数値化したものです。各要素の相対的な強さを表します。

 

各モードのサウンドの違い

 次に各モードの音質の違いを見てみましょう。以下のグラフが赤がノーマルモード、緑がアンビエントモード、青がアクティブノイズキャンセリングモード時の周波数特性になります。

 

 ノーマルモードとアンビエントモードは一致していることがわかりますが、アクティブノイズキャンセリングモードはわずかにサウンドバランスが変化します。それはノーマルモードよりV字になり、いわゆる「ドンシャリ」的に感じられるサウンドに近づきます。

 中域下部から中低域の上昇によるウォーム感の増加や、周波数特性の全体的な滑らかさの劣化によって、サウンドイメージングはそれなりに悪化しますが、ガチガチのオーディオマニアでもなければ、そのサウンドの変化に我慢できないということはないでしょう。

 ただ、ノーマルモードのほうが多くの人にとって、全体的な聴感上の快適性、主観印象は良好に感じられる可能性が高く、とくにボーカルの音像はアクティブノイズキャンセリングモードだと、ノーマルモードに比べてわずかに奥に感じるだけでなく、ややアグレッシブに感じるかもしれません。さらにボーカル音像の中心付近で少し暗く、かさかさ、もさもさして聞こえる感じがあるので、少しハスキーで、しかも鼻にかかった感じに思えたり、かなり不自然に聞こえる可能性もあります。ガチガチのオーディオマニアはボーカル音像を聞き分けるのが大好きで敏感ですから、すぐにいろいろ文句を言うでしょうが、普通の人はあまり気にならないように思います。

 

まとめ

 この記事で説明したEarFun Air Pro 2のサウンドインプレッションは、それがEarFun Air Proのほぼ上位互換であることを示しています。EarFunはAir Proのすでに高い完成度のサウンドにとどまることなく、Pro 2でさらに上を目指したことは明らかです。Pro 2のサウンドは前世代機より、よりニュートラルで自然、かつ拡張性のあるレンジに優れたサウンドと言えるため、少なくともサウンド面では、新しく購入するのであれば旧世代のProより新しいPro 2のほうが推奨されます。

 旧世代機Proからの買い替えであれば、まず低域を重視する場合は間違いなく改善度は高いです。Proの低域に不満があるなら買い替えで幸せになれるはずです。ボーカル音像を重視する場合、中域のイメージングの改善効果は魅力的かもしれませんが、元々のProですでに十分優れているため、その改善度合いはそれほど大きくないでしょう。

 

 

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*1:ちなみになぜ私が2017を2019より高く評価するかと言うと、たまたま、私の評価スキームでそちらのほうが高く評価され、実際にそれに近いサウンドが2019に近いものより私の好みに合っているからで、ハーマンの研究とは直接関係ありません。

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