デンマークのプロ用オーディオブランド「AIAIAI」は欧米の音楽クリエイターの間で人気の高いメーカーです。最近日本でもサウンドハウスが取り扱いをはじめて人気が出始めており、DTMerの間で少しずつ話題に上るようになってきました。もちろん我らが中田ヤスタカ氏が手掛けたキズナアイの有名曲「AIAIAI」とはなんの関係もありません。
そんなAIAIAIから最新のワイヤレススタジオモニターヘッドホン「AIAIAI TMA-2 Studio Wireless+」がリリースされました。
AIAIAI TMA-2 Studio Wireless+の特徴
- W+ Link 超低遅延技術による16msのウルトラ低レイテンシー
- 大容量帯域とデュアルアンテナによる非圧縮・安定した16bit接続
- 80時間以上の連続再生時間で曲制作を完全にカヴァー(Bluetooth接続時。W+ Link使用時は16時間)
- 完全なモジュラー化により高度なメンテナンス性とアップグレード性を確保
- 接続機器を選ばない、低インピーダンス駆動
AIAIAI TMA-2 Studio Wireless+の技術仕様
- ドライバー:40mm
- インピーダンス:32Ω
- 再生周波数帯:20~20,000Hz
- ダイアフラム:バイオセルロース
- マグネット:ネオジウム
- 感度:97dB
- 定格出力:40mW
モジュラーヘッドホンシステム
AIAIAIが現場で一線級の活躍をする多くのアーティストやクリエイターの間で急速に支持を集めた理由は明確です。それは独自のモジュールシステムによって製品が構築されていることであり、個人で容易に分解してメンテナンスできるだけでなく、ニーズや技術の変化に応じて個人がヘッドホンをアップグレードしたり交換することができます。
これまでユーザーはモニターヘッドホンが仕様上の問題で環境に合わなくなるたび、買い換える必要があったり、装着感が合わない場合購入自体を諦めることさえありました。しかし、AIAIAIは交換用ヘッドバンドやケーブルをモジュール化して交換可能にしています。
これによりユーザーはAIAIAIの愛用ヘッドホンを環境に合わせて柔軟に組み立て直し、いつまでも使い続けることが出来ます。
新開発の「W + Link」システム
W + Linkは、周波数帯域を継続的に交換するBluetooth接続とは異なり、専用の無線周波数帯域を使用して送信機とヘッドホンの間で音声を送信します。これによりレイテンシーはわずか16msに抑えられ、超低遅延かつロスレスなオーディオを実現されています。また、周囲からの干渉を受けずに常に安定した接続を確保するために、デュアルアンテナを使用しています。
上質な装着感を実現するアルカンターラ・イヤークッション
アルカンターラは、見た目の美しさと機能性を兼ね備えた革新的な素材です。その優れた耐久性と汎用性から、ファッションや自動車、ハイテク製品の多くのトップブランドに採用されています。また、アルカンターラは製造する際、78%以上の廃材や副産物が再利用されています。
これらの特徴により、アルカンターラは環境に配慮しつつ、快適なリスニング体験の持続を求める人に選ばれています。beyerdynamicのようなプロオーディオメーカーの最新製品(T1 3rd)、Master&Dynamicなどのラグジュアリーブランドのハイエンド製品でのアルカンターラの採用が続いています。
快適な操作を実現するボタンコントロール
ヘッドバンドに搭載された3つのボタンによって、音楽の再生/一時停止や音量などを直感的にコントロールすることが可能です。
ファッションブランド出身のデザイナーが手掛ける北欧的な機能美
AIAIAIは普段使う製品がアーティストのインスピレーションに大きな影響を与えることを知っています。快適で美しい製品はそれだけで、クリエイターの感性を豊かにし、創造的な構想力に貢献するのです。
AIAIAI製品にクリエイターがとくに注目してきた最大の理由の一つが、これまでのプロオーディオにない機能的な美しさにあります。
価格と販売時期
AIAIAI TMA-2 Studio Wireless+の価格は¥39,800でサウンドハウスなどで販売開始されています。
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