- Astell&Kernが本気を出し始めた模様です
- KANN ALPHAとかいうDAP、すでに買う気満々
- Astell&Kern KANN ALPHAの技術仕様
- 発売日は10/16、予約開始は9/18、価格は約14万だと?
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Astell&Kernが本気を出し始めた模様です
個人的にAstell&Kernは非常に保守的で、音質は良いけれどバッテリー持ちは悪いし、いまだに完全Androidじゃないのでアプリ使えなかったり、デザイン先行で最終的な使い勝手とコンセプトがいまいちという印象でした。KANN CUBEは非常に魅力的に思っており、実際愛用してるのですが、「あのデカい筐体でバランス端子が2.5mmはないわ。センスなさすぎ」とも思ってる次第。www.ear-phone-review.com
KANN CUBE自体も決して使いやすいという感じではないので、どうしてもHiby R6 ProとかCayin N6IIとかFiiO M15とかShanling M6とかバッテリー持ちが良く、スマホのように使える中華Android DAPのほうが普段使いでははるかに機能的に思えます。まあどっかのiBasso DX220MAXのバカよりは使いやすいからマシかもしれない。あのメーカーは音はいいけど、いつもUIの反応悪すぎ。
ぶっちゃけDAP買い漁りすぎてる気がするので、今年はもうさすがに物欲は収まっただろうと思ってたんですが、Astell&Kernのバカにしてやられました。このメーカー、今年はどうも去年までとは気合の入り方が違うと思ってたのですが、新作DAP「KANN ALPHA」とかいうのが本気出しすぎてて、すでに欲しいというか買う気満々です。
思い起こせば、今年のAstell&Kernは妙に頑張っていて、まずSR25でバッテリースペックを大幅に改善させて「AKはバッテリー持ちがクソ」という伝統の弱点を克服し(ていうか、やればできるんならなぜやらなかっ……)、SE200とかいう機種は驚異のダブルDACをシームレスに実現とか、中華メーカーより発想がぶっ飛んでて先進的といった具合で、久しぶりに「AKの技術力」を発揮しています*1。……SA700?音は割とよかったけど、無駄にぴかぴかするのとか個人的に趣味じゃないかな。SA700はOSがオープンAndroidでバッテリー持ちがもうちょっとまともだったら買ってたかも。
KANN ALPHAとかいうDAP、すでに買う気満々
ぶっちゃけAKはKANNシリーズが一番好きなので、KANNシリーズってだけでもう買わなくちゃって気分にさせられるのですが、このKANN ALPHAは見れば見るほど本気を感じます。
Astell&Kern初!4.4mmバランス出力対応
まずなんといってもこれ!Astell&KernのバカはUSBでいえばMicro-Bみたいな使い勝手の悪い、2.5mmバランス接続に頑なにこだわっていて、Type-Cのように便利な4.4mmをなぜか採用してきませんでした。むしろ「AKが4.4mm採用したらそれだけで大ごと」といった感じでしたが、KANN ALPHAでついに対応しました。AKで4.4mm対応ってだけで私はもう買う気になります。もちろん伝統の2.5mmバランス端子も使えるので、レガシーケーブルでも問題ありません。
バッテリー時間は14時間半
KANN ALPHAは電源効率を改善し、最長14時間半のバッテリー持ちを実現させたとか。Astell&Kern、やればできる子すぎ。率直に言って私はDAPのバッテリースペックをとくに重視するので、バッテリー持ちが良いというだけで買う気爆上がりです。SA700とかいうのはバッテリー持ち悪いって評判で回避しましたし。
ESS ES9068ASデュアルDAC搭載
個人的に言えば、ほかのシリーズだと「DAC何積んでるんだろ?」みたいなの普通に気になるんですが、なぜかKANNシリーズだと「DACなんてわりとなんでもいい。むしろKANNシリーズのDACはKANNだ」ってくらいにアホナンデスガ、KANN ALPHAはESS9068ASをデュアル搭載しているらしいです。最近ではSE200に載ってたDACね。
最大PCM 384kHz/32bit、DSD 256(11.2MHz/1bit)のネイティブ再生をサポート
んー別に不足は感じないけど、物足りないかな。PCMは768kHz対応していてほしかった。DSD512もほしいっちゃほしい。KANN CUBEでDSD256再生すると時々ザーザーノイズ入るバグが治ってるといいかな。DSD256ってなぜか各社わりと不具合出やすいんで、確認用に使ってます。
MQAハードウェアデコード
ぶっちゃけMQAの音源持ってないからどうでもいいです。amazon music HDがMQA対応してくれたら、「これからのDAPには必須!」とか言い出すでしょうけど。
LDACとBluetooth 5.0に対応
Astell&KernのバカはなぜかLDACを軽視してて、SR25でようやく対応したのですが、SE200では対応しないというちぐはぐさで、相変わらずだなぁと思ってたのですが、KANN ALPHAは裏切りません。しっかりLDACが対応コーデックに入ってます。
しかも、Bluetoothがようやく5.0になりました。5.0になったからなんだというわけでもないですが、4.2のチップはさすがに古いですし、私の経験上、古いやつほど相性問題とかあったりするんで、新しいチップになるのはいいことです。
ボリュームホイールLED搭載
最近のAKがこだわってるやつがこれ。ぶっちゃけ個人的にこれはいらないんだけど。なんか電源無駄遣いしてる観があるので。SA700でこれ始めた時は、「おまえんとこのDAP電池持ちひでぇって言われてるんだから、余計な機能つけて無駄遣いする前にバッテリー時間何とかしろや」って思ったくらいです。まあたぶんOFFにできると思うから問題ないかな。
逆に「これ、かっこいい!」って人にはかなりのアピールポイントになりそうですね!
Astell&Kern KANN ALPHAの技術仕様
KANN ALPHA | ||
カラー | Onyx Black | |
記録媒体 | 内蔵容量 | 64GB (NANDフラッシュ) *システム領域含む |
拡張スロット | microSDカードスロット×1 (SDHC/XC 最大1TB対応 ) | |
音楽再生 | 本体収録可能数 | 約390曲 (FLAC/192kHz/24bit) 約2,470曲 (FLAC/44.1kHz/16bit) |
連続再生 | 約14.5時間 (FLAC/44.1kHz/16bit) | |
ファイル形式 | WAV, FLAC, MP3, WMA, OGG, APE, AAC, ALAC, AIFF, DFF, DSF, MQA | |
サンプリングレート | 8kHz ~ 384kHz ※ネイティブ | |
DSD64(2.8MHz/1bit) ~ DSD256(11.2MHz/1bit) ※ネイティブ | ||
量子化ビット数 | 8bit ~ 32bit ※ネイティブ | |
ビットレート | FLAC:0~8, APE:Fast~High, MP3/WMA:最大320Kbps, OGG:Up to Q10, AAC:最大320Kbps | |
フォルダ管理 | ○ | |
タグ情報 | ID3 V1 Tag, ID3 V2 2.0, ID3 V2 3.0 | |
データベース管理 | 楽曲、アルバム、アーティスト(orアルバムアーティスト)、ジャンル、 プレイリスト、フォルダ、MQS、CDライブラリ |
|
レジューム機能 | ○*頭出しからの再生 | |
アルバムアート | ○ | |
歌詞表示 | ○ | |
プレイリスト機能 | ○ | |
再生方法 | 通常再生、シャッフル | |
リピートモード | リピート、1曲リピート | |
イコライザー機能 | ユーザーEQ(20Band:30Hz~18KHz / Gain:±5.0 / Q値:0.1~4.0) | |
ギャップレス再生 | ○ | |
オーディオ | D/Aコンバーター | ESS ES9068AS ×2(Dual DAC) |
入力端子 | USB Type-C (USB 3.0) 端子(充電・データ転送・USB-DAC) | |
出力端子 | 3.5mmヘッドホン出力端子、光出力端子 | |
2.5mmバランス出力端子(4極) | ||
4.4mmバランス出力端子 (5極) | ||
USB出力端子 | ||
USB AUDIO出力 | PCM:最大384kHz/32bit、DSD(DoP): 最大DSD256 | |
USB-DAC機能 | ○ | |
AK Connect機能(DLNA) | ○ | |
Open APP Service機能 | ○ | |
V-Link機能 | ○ | |
アウトプットレベル | アンバランス2.0Vrms、バランス4.0Vrms (Gain:Low / 負荷無し) アンバランス4.0Vrms、バランス8.0Vrms (Gain:Mid / 負荷無し) アンバランス6.0Vrms、バランス12Vrms (Gain:High / 負荷無し) |
|
出力インピーダンス | アンバランス: 3.5mm:0.8ohm / バランス 2.5mm:2.0ohm・4.4mm : 1.8ohm | |
周波数特性 | ±0.021dB (Condition : 20Hz~20kHz) アンバランス ±0.024dB (Condition : 20Hz~20kHz) バランス ±0.021dB (Condition : 20Hz~70kHz) アンバランス ±0.155dB (Condition : 20Hz~70kHz) バランス |
|
S/N比 | アンバランス 116dB ( @1kHz ) / バランス 117dB (@1kHz ) | |
クロストーク | アンバランス -128dB ( @1kHz ) / バランス -136dB ( @1kHz ) | |
THD+N | アンバランス 0.0003% ( @1kHz ) / バランス 0.0005% ( @1kHz ) | |
IMD | アンバランス 0.0003% 800Hz 10KHz(4:1)/ バランス 0.0003% 800Hz 10kHz (4:1) | |
クロックジッター | 25ps (Typ) | |
リファレンス クロックジッター |
200 fs(VCXO) | |
操作 | 物理キー | 電源(画面オン/オフ), 曲戻し, 再生/停止, 曲送り, ダイヤルボリューム |
ロック機能 | 画面オフ時ダイヤルボリュームロック(画面上部から引き出す通知バーより設定可能) | |
ボリューム調節 | 151ステップ | |
Wi-Fi | 規格 | IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz) |
Bluetooth | バージョン | 5.0 |
プロファイル | A2DP, AVRCP | |
対応コーデック | AAC , SBC , aptX™ HD , LDAC | |
対 応 O S | Windows 10 (32/64bit), Mac OS X 10.7以上 | |
CPU | Quad-core | |
電 源 | バッテリー | 内蔵リチウムポリマーバッテリー ( 5.600mA / 3.8V ) |
オートオフ機能 | オートパワーオフ(無操作時), 画面オフ(無操作時), スリープタイマー | |
充電方法 | 充電のみ(電源オフ時), 充電&再生&データ転送 | |
充電時間 | 約3.5時間(9V/1.67A) / 約5時間(5V/2A) | |
USB | 形状 | USB Type-C |
接続方式 | MTP (メディアデバイス) 方式 | |
画面 | ディスプレイ | 4.1型TFTカラーLCD (静電容量式タッチスクリーン) |
解像度 | HD (720 x 1280 ドット) | |
サイズ(W×H×D) | 約68× 約117 × 約25(mm) | |
重 量 | 約316g | |
付属品 | USB Type-Cケーブル, 保護シート(画面/背面) x各2 ,microSDカードスロットカバー x2, クイックスタートガイド/保証書(本体1年/付属品90日) |
発売日は10/16、予約開始は9/18、価格は約14万だと?
AKさんですからお高いんでしょう?20万くらいしそう……え?14万?何?FiiO M15殺しに来てんの?
ほぅ、9/18に予約開始ですか。ん?なんだ、声が聞こえる!?……ぬ、ヌア……うわぁあああ、頭が痛い!
レビュー記事
当ブログによるAstell&Kern KANN ALPHAのレビュー記事があります。参考になれば幸いです。
まとめ
これは確実に買いますが、何か?値段14万とか断然買っちゃいますわ(金銭感覚マヒ)。
【関連記事】
*1:「AKの技術力」というのは普段は失笑ワードなんですが、今年は本当に技術力すごかったんだと驚かされてばかりです。