欧州でCayinが新製品「Cayin CS-6PH」を発表しました。MM型とMC型両方のレコードカートリッジに対応し、さまざまなターンテーブルの音の違いを楽しむレコードマニアを満足させるハイエンド製品のようです。
Cayin CS-6PHは2つの入力(MMとMC)を同時に接続して操作でき、ユーザーは前面のボタンで必要なほうを選択できます。出力はRCAまたはXLRに配信されます。
アンプ部はフル真空管構成で作られており、Electro Harmonixの2本の6922チューブがMC信号の増幅を担当し、JJElectronicsの2本のECC83チューブがMM側にあります。出力段は2つの12AT7グローピストンによって増幅され、2つのRCA22DE4が電圧整流に使用されます。
入力セレクタースイッチに加えて、Cayin CS-6PHのフロントパネルには、MCシステム用の5段階のインピーダンス調整(47Ω、100Ω、200Ω、470Ω、1000Ω)、多段階ゲインも備わっています。これによりゲイン調整(40dB、57dB、61dB、65dB)とMMカートリッジの入力容量を47または100ピコファラッドに設定することができます。また、低周波ドリフトを遮断して、音響的に不要なたわみを防ぐハイパスフィルターを作動させられるランブルスイッチもあります。
Cayinの工場で熟練した職人によりひとつひとつ手作業で組み上げられているCayin CS-6PHは、10月から€2,498の価格で販売されます。フロントパネルのカラーは黒またはシルバーから選択できます。
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