ついにDENONも完全ワイヤレスイヤホンを出すそうです。
本日9/17、DENONはブランド初となる完全ワイヤレスイヤホンを2機種発表しました。「DENON AH-C830NCW」「DENON AH-C630W」です。
上位モデルの「DENON AH-C830NCW」はアクティブノイズキャンセリングやヒアスルー、装着検知などの機能を備えています。実売は20,000円程度。
下位機種の「DENON AH-C630W」はシンプルなモデルでアクティブノイズキャンセリングなどは搭載しておらず、実売は10,000円程度になるようです。
どちらも10月中旬に発売予定で、予約を開始しています。
サウンドマイスターによるチューニング(AH-C830NCW/AH-C630W)
「AH-C830NCW」「AH-C630W」のチューニングは2015年から同ブランドのサウンドマイスターを務める山内慎一氏が試聴を繰り返して調整しました。
両モデルともしっかりと芯のある低音を土台に展開する開放感にあふれたサウンドを特徴としていますが、上位モデルのAH-C830NCWは、さらに低音の深みを感じさせ、音の輪郭やベースの弾力感などの表現力がさらに向上しています。そして全帯域にわたって分解能にも優れ、より細やかで質感の高いサウンドを実現しました。
DENONの評価の高いサウンドを手軽に持ち運べるようになります。
オーバーヘッドモデル並みの強力なアクティブノイズキャンセリング(AH-C830NCW)
「AH-C830NCW」には、DENONの経験豊かなエンジニアチームによって、オーバーヘッドタイプに匹敵する強力なハイブリッド・アクティブ・ノイズキャンセリング機能が搭載されているそうです。
DENONによれば、「AH-C830NCW」は新世代のアルゴリズムとフィードバック&フィードフォワードの2マイクで効果的に周囲のノイズをキャンセルします。
同時に、駅構内や電車内でアナウンスを聞きたい時などに、本体のタッチ操作ですぐに有効にできる周囲音ミックス(外音取り込み)機能が搭載されているようです。DENONによれば、外音取り込み時は特定の帯域を強調することなく、ヘッドホンをしていない時と同様の自然な聴こえ方を実現したとしています。
これらの機能は左側のタッチセンサーの操作で素早く切り替えることができるようになっています。
カラーは2種類(AH-C830NCW/AH-C630W)
「AH-C830NCW」「AH-C630W」ともにブラックとホワイトの2色が用意されています。AH-C830NCWには艶やかな光沢仕上げを採用しており、スティック部の先端にシルバーのアクセントを配しています。AH-C630Wにはシックなマット仕上げを採用しています。
AH-C830NCWの特徴
- デノンHi-Fiサウンド
- 11×10mm ダイナミックドライバー
- AAC / SBC対応
- 2マイク・ハイブリッド・アクティブ・ノイズキャンセリング機能
- 周囲音ミックス機能
- リモートワークにも便利な高音質通話機能
- シンプルで使いやすいタッチセンサー
- 装着検出機能
- Google Fast Pair
- 音声アシスタント対応
- 軽やかで心地よい装着感
- IPX4の防滴性能
- 光沢仕上げ&シルバーのアクセント
AH-C630W
- デノンHi-Fiサウンド
- 10mm ダイナミックドライバー
- AAC / SBC対応
- リモートワークにも便利な通話機能
- シンプルで使いやすいタッチセンサー
- 音声アシスタント対応
- 軽やかで心地よい装着感
- IPX4の防滴性能
- マット仕上げ
まとめ
率直に言うと、デザインは落ち着いた現代的なミニマリズムをうまく落とし込もうとしている感じがありますが、少し特徴に乏しい気もします。黒と白の2色展開は定番ですが、それゆえに陳腐と言えそうなところもあります。個人的にはDENONのイヤホンモデル伝統の、黒とメタリックシルバーのデザインをもっと押し出したものを期待していました。とはいえ、実物を見てみないと最終的にはなんとも言えません。
専用アプリもなさそうですし、公表された情報からはスペック的に少し凡庸に見えますが、音質次第といったところでしょうか。
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