数日前、S.M.S.Lは新たなヘッドホンアンプ「S.M.S.L HO200」をリリースしました。それは先日発売されたSH-8sの上位モデルに当たるようです。ただし、SP200やSH-9のようにTHX AAAアンプではない模様。競合であるToppingの人気機種「A90」に対抗する製品のようです。
スペック上はA90に電力ではわずかに劣りますが、ほぼ同等の性能を提供し、かなり安く手に入るために、多くの人にとってはA90の完全な代替品になります。おそらく多くの人にとってA90もHO200も変わりません。
L7Audiolabがこちらで測定を公開していますが、それはほぼ完全にトップエンドの製品です。
S.M.S.L HO200の特徴
- 精密なライナーフィードバック回路を搭載
- 高出力を実現
- 3段階のゲインモード
- 高品質なリレー
- Pop-Protection(衝撃を与えない)サウンドデザイン
- 低ノイズ電源システム
- コンパクト&パワフル
- 全面アルミ合金製シャーシ
- レトロなトグルスイッチデザイン
- ヘッドホン出力+プリアンプ出力
- 完全バランス構成、XLR入出力、バランスヘッドホン出力(4.4mm+6.35mm)
- シングルエンドのRCAプリアウト+6.35mmヘッドホン出力
超低歪率精密リニアフィードバック回路で業界をリードする性能を実現
S.M.S.L. HO200は、4つの超低歪率精密リニアフィードバック回路(PLFC)を搭載したフルバランス設計を採用しています。歪み率はわずか0.00006%で、A特性の歪み率は0.00005%(-126dB)と業界最高水準の性能を実現しています。S.M.S.L HO200で、お気に入りのヘッドホンでハイクラスなパフォーマンスをお楽しみください。
低ノイズ電源システムによるクリーンでノイズフリーなバックグラウンド
S.M.S.L HO200には、超低ノイズ電源システムを採用しました。出力ノイズはわずか1.0uVという超低ノイズを実現しています。出力のS/N比は140dBで、出力信号の背景が非常にきれいです。
クラシックでレトロなデザイン
S.M.S.L HO200は、CNC精密加工されたアルミニウム合金製のシェルを採用しています。オン/オフ、ゲインコントロール、出力/入力選択のためのレトロなスタイルのトグルスイッチを備えています。ポテンショメータ式のボリュームホイールで、出力音量を正確にコントロールできます。
バランス+アンバランス接続
S.M.S.L HO200は、バランス接続とシングルエンド接続の両方に対応しています。RCA+XLR入力+プリアウトオプションを備えています。ヘッドホン出力には、4ピンのXLRと4.4mmバランス出力、6.35mmシングルエンドのヘッドホン出力を備えています。
技術仕様
- THD+N(un-weighted): -123dB, 0.00006%(1kHz, 32Ω)
- THD+N(un-weighted): -120dB, 0.00013%(20Hz-20kHz, 32Ω, 0dB)
- S/N比:140dB
- 出力ノイズ:1.0uV
- 入力インピーダンス:10kΩ
- AMP出力インピーダンス 0Ω付近
- プリアウトインピーダンス(バランス):44Ω
- プリアウトインピーダンス(アンバランス):22Ω
- 出力電力: 6W @ 16Ω, 3W @ 32Ω
- ゲイン(アンバランス): Low(-10dB)、Mid(0dB)、High(17dB)
- ゲイン(バランス): ロー(-4dB)、ミッド(6dB)、ハイ(23dB)
- 周波数特性 20Hz-500kHz(-3dB)
- 消費電力(EN60065): <30W
- スタンバイモードでの消費電力 <0.1W
まとめ
S.M.S.L HO200は$500以下で手に入るヘッドホンアンプとしてはほとんどトップエンドに近い性能を持っているようです。Topping A90のほとんど完全な対抗馬で、より安価に代替となりえる機種のようです。
詳細はこちらでご確認ください。
SMSL HO200 HiRes headphone amplifier
【関連記事】