どうもHiFiGOがYanyinの取り扱いを始めたようです。Yanyin Rosemaryが新製品リストに載っていました。
Yanyinは2020年に設立されたばかりの新しいHiFiイヤホンブランドで、デビュー作である「Yanyin Aladdin」で一部で有名になりました。この製品は3基のKnowles製BAと9.2mmバイオセルロース振動板を備えたモデルで、サウンドはかなりニュートラルでデザインもよく、価格も$245と比較的手頃なのもあって、評判の良い機種です。
つい先日、このブランドの意欲作Yanyin Canonの紹介をしましたが、これもバイオセルロース振動板に4基のKnowles製BAを組み合わせ、チューニングスイッチも付けて実売45,000円くらいとなかなか魅力的です。
そんなYanyinの最新フラッグシップモデル「Yanyin Rosemary」がHiFiGOで販売開始ということは、AladdinやCanonも買えるようになるんでしょうか?楽しみです。
Yanyin Rosemaryの特徴
- Knowles製BA 8基 + 9.2mmバイオセルロース・ダイナミックドライバー(HiFiGOの商品ページでは「4BA + 1DD」となっていますが、誤りです)
- 片側2つのチューニングスイッチ
Ynayin Rosemaryの技術仕様
- ドライバー:1ダイナミック+8バランスアーマチュア
- 素材:医療用樹脂の手作りイヤホンシェル
- 周波数応答範囲:5Hz〜22kHz
- 入力感度:108dB
- DRC:10Ω
- ケーブル:4本のグラファイト粉末単結晶銅銀メッキケーブル
- ピン:0.78mmの取り外し可能なケーブル設計
- プラグ:3.5mm
- アダプタ:0.78mm 2pin
チューニングスイッチ搭載モデル
さて、Yanyin Rosemaryです。この機種もCanonと同様にチューニングスイッチが搭載されていますが、スイッチ数はCanonの片側3つから2つに減っています。
- スイッチ1は低域を調整し、ONにすると低域が増強されます
- スイッチ2は高域を調整し、ONにすると超高域の拡張性が改善されます
優れたニュートラルサウンド
Rosemaryについてはすでに技術的なレビューが出回っており、周波数特性はこちらで確認できます。スイッチはCanonより減ってますが、変化量はかなり大胆ですね。これくらい変化量が大きいとかなり明確に音の違いが認識できると思います。効果も明確で難解さがありません。
個人的には6kHzのディップ(or ロールオフ)が少し気になります。
ビルドクオリティも悪くなさそう
上で紹介したレビューからイヤホンのデザインからフェイスプレートやケーブルが変更されているようなので、実際の出来栄えがどうかはわかりませんが、造型は悪くないんじゃないかと思います。
まとめ
Yanyin Rosemaryはなかなかおもしろそうなイヤホンです。スイッチの効果は明確だと思われますし、全体のサウンドバランスも悪くなく、Yanyinのこれまでの評判の良さを考えると、価格帯の有力候補になりそうですね。
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