- 免責事項
- こんな人におすすめ
- 1more Comfobuds Proの概要
- 1moreについて
- 1more Comfobuds Proの特徴
- パッケージ
- ビルドクオリティ
- 装着感
- 音質
- 総評
- 【関連記事】
免責事項
- このレビューは1moreから誠実な品質レビューを読者に伝えるために提供されたサンプルに基づいて書かれています。
- これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
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こんな人におすすめ
- スタジオモニターサウンドが好き
- バランスが良いイヤホンが欲しい
- ANC機能が欲しい
- ANCは欲しいが、ただ強いだけでなく、効果的に作用するものがほしい。強さの調整もしたい
- ヒアスルーが欲しい
- コスパ重視
1more Comfobuds Proの概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「1more Comfobuds Pro」です。
1more Comfobuds Proの完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:8h(ANC ON時 6h)/28h(ANC ON時 20h)
- 防水性能:IPX4
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 公称ANC深度:-40dB
- 技適番号:210-149957
1moreについて
音響設計・開発、スマートソフトウエア、ウエアラブルオーディオ製品に特化している製造メーカーです。1MOREは優れた品質のオーディオを消費者に提供するという深淵な使命で元フォックスコン(Foxconn)のグループ会社のなかで最も若く社長になったGary Hsieh氏らによって2013年に創設され、過去4年間だけで世界の40カ国以上で8500万台のヘッドホンを出荷しました。
1MOREの製品は、VGP、CES Innovationアワード、RedDot、iF Designアワード、その他の主要業界表彰を含む多数の業界・デザイン賞を獲得してきました。その影で貢献し続けてきたのがアジアで⼤⼈気な歌⼿の周杰倫(Jay Chou)と4度もグラミー賞を獲得してきたサウンドエンジニアである ルカ・ビルナディ(Luca Bignardi)です。
audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。
1more Comfobuds Proの特徴
快適さを増すためにリデザインされた設計
1moreは優れたサウンドと快適性を備えたComfobudsをさらに磨き上げるため、あらゆる形状とサイズの耳に適合するデザインを追求しました。
Comfobuds Proのデザインは滴る液体金属に着想を得た流線型の美しいフォルムが採用されました。それは適切な挿入角度で装着されるよう調整されており、快適で圧迫感のない着け心地を実現します。
1moreはつねに先進的なデザインで時代をリードしてきましたが、Comfobuds Proにも優美さと快適性を兼ね備えた新時代のスタイルが実現されています。
パワフルなドライバー&スタジオチューニングサウンド
Comfobuds Proには完全ワイヤレスイヤホンとしては大型の13.4mmドライバーが搭載されています。これにより、全音域にわたってクリアなサウンドを実現することができます。
さらにグラミー賞を受賞したサウンドエンジニアのLuca Bignardiが、この大型ドライバーの性能を生かす、完全にバランスの取れた正確なサウンドステージを実現するようにチューニングしました。
Comfobuds Proのサウンドデザインは価格帯をリードしています。
6基のマイクによる精度と効果の高いアクティブノイズキャンセリング
1moreはComfobuds Proに正確なアルゴリズムによって制御されるフィードフォワードとフィードバックANCマイクをそれぞれ片側1基ずつ計4基搭載しました。これらのマイクは機能的に連携し、環境ノイズとインイヤーノイズの両方を抑制するためにシームレスに作用します。
これら4基のマイクにより実現されるアクティブノイズキャンセリングの公称深度は40dBに到達したと1moreは主張しています。
一方、通話マイクはユーザーの声を適切に検出して増幅するので、最も騒がしい環境でも通話音声を相手にはっきりと届けてくれます。
1日を十分にカバーする再生時間
1more Comfobuds Proは長時間の再生を実現しており、バッテリー残量が少なくなることを心配することなく、音楽を常に楽しむことができます。
バッテリーが切れても心配無用です。急速充電技術に対応しており、15分間充電するだけで、2時間のリスニング時間を実現できます。
パッケージ
1moreのパッケージは統一されたデザインで提供されます。そのデザインは価格帯では少し豪華です。
1moreのパッケージにはイヤホンのデザイン画が描かれていますが、これは1moreが毎回デザインをとても大切にしており、それに自信を持ち、デザインをユーザーに楽しんでほしいというメッセージの表れです。
そこにはデザイナーがどのようなコンセプトでイヤホンを作ったのかという情報が溢れており、イヤホンに対するブランドの愛情が感じられます。
付属品にはイヤーピースの替え、充電用USBケーブル(Type-C)、ステッカー、説明書などが含まれます。
QRコードによって正規品かどうかも確認できるようになっています。



ビルドクオリティ
ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
蓋はぐらぐらしませんし、蓋を固定するマグネットもよく機能しているので、よほど強く振られない限り、蓋が開いてイヤホンが飛び出すことはなさそうです。
ケースはコンパクトで滑らかなデザインになっており、ポケットにもスルリと入り、持ち運びに便利です。



装着感
付属イヤーピースでも装着感は悪くありません。しかし、私の場合、付属のイヤーピースではANC性能を十分に生かしきれるような密閉性を得られないようです。




私の場合、AZLA SednaEarfit Shortを使うとノイズキャンセリングの効果が向上して感じられました。このイヤーピースならLサイズでもケースにも収まります。


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ひとつひとつの楽器が手にとるようにはっきりと
演奏者の息づかいや指の動きまで見えるように
演奏されている空気感が目の前に再現されるように
そんなヘッドホンを愚直なまでに追求した
決して飾らない、現場が育てたプロユース・ヘッドホン
モニタリングと音楽鑑賞の共存を目指した音づくり
録音スタジオなどで使われているモニターヘッドホンの音づくりをそのまま皆様に。
肉声や各楽器の定位、音の粒立ちや輪郭、遠近感、広がりなどを、手に取るように聴くことが出来、演奏者やエンジニアの意図をストレートに表現する。
これがモニターヘッドホンの使命です。
しかし、モニター系の音はともすれば長時間の音楽鑑賞には不向きで聴き疲れしやすいといわれています。
SW-HP10Sは、これらのデメリットを感じさせず、モニタリング志向の本格的ヘッドホンをめざして作られています。
音質
音質総評
- 原音忠実度:A+
- おすすめ度:A+
- 個人的な好み:S
ハーマンチューニングのスタジオモニターライクサウンドを持ち歩きたいという、生粋のオーディオマニアにとって、1more Comfobuds Proはかなり理想に近い完全ワイヤレスイヤホンです。
純粋にオーディオ的にかなりバランスの良い、優れた音質はこの価格帯で覇権を握るイヤホンの1つとしてオーディオマニアに歓迎されるでしょう。
個人的には拡張性に少し不満がありますが、ほとんど完璧に近いサウンドを提供してくれる素晴らしい機種です。
音質的な特徴
美点
- バランスが良い
- かなり忠実なハーマンチューニング
- 拡散音場に基づく自然な響き
- 音像の均一性が高い
- 中域への適切なフォーカス
- ディテール感のあるサウンド
- みずみずしい中域
- 自然に近い質感
- 中域とよく釣り合っている高域
欠点
- わずかに刺激的になりやすい高域
- 低域は不足しがち
- 拡張性に少し欠ける
- コントラスト感に欠ける
総評
1more Comfobuds Proは定評のあるスタジオチューニングスタイルであるハーマンターゲットに比較的忠実なオーディオマニア向きの完全ワイヤレスイヤホンです。音質的には低域がやや不足しがちなのと拡張性に少し欠けるところが気になりますが、非常に良質なニュートラル系サウンドを聴かせてくれます。
音質面でオーディオマニアも納得の音質を実現しているだけでなく、機能性にも優れているのでガジェットマニアにとっても魅力的な製品です。ANCは強力ではありませんが、精度は悪くなく、生活上必要な環境音をうまく残してノイズを遮断しているように思われます。付属アプリによってコントロールもカスタマイズ可能で、自分好みの使い勝手を追求できるでしょう。
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