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こんな人におすすめ
- スタジオチューニングが好き
- 質感重視
- バランスの良いイヤホンが欲しい
- 耳当たりが良く、聞き疲れない音のイヤホンを探している
- コスパ重視
7Hz Salnotes ZEROの概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「7Hz Salnotes ZERO」です。
7Hz Salnotes ZEROの完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 周波数特性:10Hz~20kHz
- インピーダンス:32Ω
- 感度:108dB
- ケーブルコネクタ:0.78mm 2pin
- 価格帯:3000円~5000円
パッケージ
パッケージは価格の標準を満たしています。外箱はシンプルで紙製なので、処分は楽です。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- キャリングケース
- イヤーピース
- 説明書


ビルドクオリティ
ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。




装着サンプル
装着感は良好です。



音質
今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。
7Hz Salnotes ZEROは非常にバランスの取れたRTINGS Targetに近い、ニュートラルなスタジオチューニングスタイルのサウンドを実現しています。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:S-
- おすすめ度:S-
- 個人的な好み:A+
低価格で優れたスタジオチューニングのイヤホンを探している場合、ZEROは真っ先に考慮すべき数本のうちに数えることができるでしょう。それはオーディオスペック面で総じて価格の水準を超えており、数万円する値札のついた多くの機種よりおすすめできるイヤホンです。
しかしそれでも、私はSalnotes ZEROよりCHUやLeaを推奨します。とくにLeaはとてもこの価格帯では望めないと思えるほどの水準の音を持っています。
この3機種の関係は解像度を重視するならLea、総合性能を重視するならCHU、サウンドバランスを重視するならZEROといった感じでしょう。
音質的な特徴
美点
- 原音忠実性が高い
- かなり優れた質感
- スピーカーに寄せた定位感
- 良好な制動特性
- サウンドバランスが良い
- 中域への適切なフォーカス
- 良好な解像度
- 音像一貫性に優れる
欠点
- 高域の拡張性で物足りない
- 音量を上げるとかなり歪みやすい
- LeaやCHUといったより優れたライバルの存在
総評
7Hz Salnotes ZEROはエントリークラスに登場した新たな刺客です。それは非常にバランスの良いサウンドと価格帯の水準を超える解像度とオーディオスペックを持つイヤホンです。私たちは破格の安さでハイエンド並みのサウンドを実現する機種をまた一つ手に入れることができるようになりました。
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