- 免責事項
- Edifier G2Ⅱの概要
- audio-sound スコア
- 長所と短所
- Edifier G2Ⅱの特徴
- パッケージ(7.5)
- ビルドクオリティ(8.5)
- 装着感(9.0)
- 音質
- 総評
- 関連記事
免責事項
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Edifier G2Ⅱの概要
基本スペック
- 周波数特性:20Hz~20kHz
- インピーダンス:32Ω
- 感度:98dB
- 終端プラグ:USB Type-A
- 価格帯:5000円~10000円
audio-sound スコア
- パッケージ:7.5/10.0
- ビルドクオリティ:8.5/10.0
- 装着感:9.0/10.0
- 高域:8.5/10.0
- 中域:7.0/10.0
- 低域:7.0/10.0
- 歪みの少なさ:7.0/10.0
長所と短所
長所
- 奥行き感のある音場
- サラウンド感がある
- 鮮明感が高く、繊細
- 明るい音場
短所
- 音楽を聴くのには奥行き感が強調されすぎており、向かない
- 低域が不足している
Edifier G2Ⅱの特徴
- 【HIFIサラウンドサウンド】50mmの大型ドライバーは、戦場であらゆる音を聞くことができる高いオーディオ精度を提供し、7.1サラウンドサウンドエフェクトは、正確な3Dサウンドの微妙で爆発的な部分をすべて高品質のサウンドで再現します。
- 【プロサウンドエフェクトソフトウェア】Edifierが提供するプロフェッショナルソフトウェアは、7.1仮想スピーカーシフト、イコライザー、カスタムセットの環境エフェクト、およびサラウンドマキシマム、マイクエコー、マジックボイス、マイクエンハンスメントなどの他の機能を可能にします。
- 【軽くて快適】266gの超軽量でやわらかいイヤーマフ、しなやかなヘッドバンド、人間工学に基づいたフレーム、豪華なヘッドバンドクッションを搭載し、長時間快適にゲームをプレイできます。
- 【アンチノイズマイク】この取り外し可能なマイクのノイズリダクション技術は、バックグラウンドノイズと環境ノイズを低減し、クリアなコミュニケーションを実現し、スタジオ品質の音声の明瞭さを提供します。 紛失を防ぐため、挿入後にマイクを回転させます
- 【主な対応機種】PC、PS4、Mac、ノートパソコン、USB接続のデスクトップと互換性があります。
パッケージ(7.5)
Edifier G2Ⅱのパッケージは価格の標準を満たしています。
パッケージ内容
- ヘッドホン本体
- マニュアルや保証書類
ビルドクオリティ(8.5)
Edifier G2Ⅱのビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
装着感(9.0)
装着感は良好です。厚みのあるイヤークッションがかなり快適です。
音質
HATS測定環境
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- マイクプリアンプ:Type4053
- 小野測器 SR-2210 センサアンプ
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
カプラー測定環境
- Type5050 マイクアンプ電源
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- オーディオインターフェース:MOTU M2
アナライザソフト
- TypeDSSF3-L
- Room EQ Wizard
周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス
測定値は有料記事をご覧ください。
オーディオステータス
音質評価値
- 原音忠実度:自由音場補正済み周波数特性に基づく判定値。どれだけフラットスピーカーの音(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
- 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
- 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 歪みの少なさ:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
- イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]
-
これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。
低域の原音忠実度 | C- |
臨場感 | D |
深さ | C+ |
重さ | B+ |
太さ | B+ |
低域の存在感 | C |
低域のイメージング | C+ |
中域の原音忠実度 | A- |
厚さ | A |
明るさ | A+ |
硬さ | B+ |
中域の存在感 | B |
中域のイメージング | B+ |
高域の原音忠実度 | C- |
艶やかさ | B+ |
鋭さ | B+ |
脆さ | B+ |
荒さ | C |
繊細さ | B- |
高域の存在感 | C |
高域のイメージング | B+ |
質感 | C- |
定位 | B |
歪みの少なさ | B- |
イメージング | B |
全体の原音忠実度 | A |
総評
- おすすめ度:C-
- 個人的な好み:C-
Edifier G2Ⅱは中域を重視した奥行き感のある音場表現を実現するゲーミングヘッドセットです。また、左右に音が集まる傾向にあり、方向感が強調され、サラウンド感があります。こういう調整はゲーミングヘッドセットのスタンダードとしてわりと定着していますね。
まず「リコリス・リコイル」の第4話「Nothing seek, nothing find」を鑑賞しました。音楽向きとは言えないので、OPのClariSの「ALIVE」の聞こえ方が妙にパノラマチックで音が拡散してまとまりが悪いのはまあ仕方ないでしょう。低域がほとんどないので重厚感がなく、全体的にやや腰高で迫力や臨場感は微妙です。声は明るいものの、軟らかめに聞こえるため、動画で聞き疲れ感はあまりないですが、なんていうか、メリハリにかける気がしますね。
「Euro Truck Simulator 2」でベルンからミラノまで配送してみましたが、カーナビの聞こえは少し弱いですね。走行音に対して埋もれているというほどではないですが、声質が柔らかく、母音重視になるせいか、きびきびした感じに欠けます。ただ語尾の「す」はしっかり聞こえるので、さっぱりした感じになっており、これはこれで悪くないかな。もう少しはっきりした感じでナビゲートしてほしいとは思いますが。
あくまで音質で判断する限り、個人的には同じ価格くらいなら、たぶんEKSA E900 Proを買った方が、総合的には良いと思います。さまざまなプラグに対応する汎用性の高さでもG2Ⅱより優れています。
ただし、EKSA E900 Proは鮮明感が十分でないため、精細度あるいは分離感で物足りず、銃声などをしっかり聞き取り、方向を聴き分ける必要性があるFPSではG2Ⅱのほうが優れていると考えられます。とはいえ、その用途ではEKSA AirJoy Plusなど、もっと優れたゲーミングヘッドセットがあるので、これを強くおすすめする気にはなりません。
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