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こんな人におすすめ
- 人と違うデザインのイヤホンを求めている
- LHDC対応機種が欲しい
- 低遅延モード重視
- 機能性重視
Edifier Hecate GX07の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「Edifier Hecate GX07」です。
Edifier Hecate GX07の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:5h(ANC ON)/27h
- 防水性能:IPX5
- 対応コーデック:LHDC/AAC/SBC
- 技適番号:201-210299
- 価格帯:10000円~20000円
パッケージ
Edifier Hecate GX07のパッケージは価格の標準を満たしています。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- イヤーピース
- Type-Cケーブル
- キャリングポーチ
- マニュアルや保証書類
ビルドクオリティ
Edifier Hecate GX07のビルドクオリティは価格に十分見合っています。近未来的でSFチックなデザインです。
装着感
装着感は良好です。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも音が途切れず、その後も一貫して音楽を聴くことが出来ました。
バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開ける |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納し、蓋を閉める |
ペアリング | イヤホンをケースに収納し、ケースのペアリングボタンを3秒長押し |
曲再生 | 右耳側の多機能ボタンを2回タップ |
再生停止 | 右耳側の多機能ボタンを2回タップ |
曲送り | 右耳側の多機能ボタンを3回タップ |
通話応答 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話終了 | 多機能ボタンを2回タップ |
低遅延モードON/OFF | 左耳側の多機能ボタンを3回タップ |
ANCモード/トランスペアレントモード切替 | 左耳側の多機能ボタンを2回タップ |
アクティブノイズキャンセリング性能
詳細は有料記事に譲りますが、Edifier Hecate GX07のANC性能は価格帯ではかなり良好なレベルです。
アプリ
Edifier Connectに対応しています。
Edifier Connectアプリで可能なこと
- ANCやアンビエントモードの切替
- ゲームモードの切り替え
- ファームウェアアップデート
- ペアリング解除
- ファクトリーリセット
- デバイス情報の確認
音質
今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15とSBCでつないで、ANCをOFFにしてレビューします。
Edifier Hecate GX07はノーマルモードではかなりニュートラルに近いバランスになっています。ANCモードでのサウンドバランスの変化は大きくありませんが、ゲームモードでは空間性が強調されたV字型に近いシグネチャーになります。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A-
- おすすめ度:A-
- 個人的な好み:B+
Edifier Hecate GX07は価格帯では悪くない選択肢で、Edifierらしいバランスの取れたチューニングがされています。しかし、中域の透明度の不足、ややピーキーな高域が好みを分けるでしょう。
音質的な特徴
美点
- バランスが良い
- 重厚感のある低域
- 奥行き感のある音場
- 子音がはっきりしている
欠点
- 暗く、厚みに欠けるドライな中域
- 歯擦音が強くなりやすい
- キンキンして耳障りになりやすい
総評
Edifier Hecate GX07は高音質コーデックLHDCに対応し、アクティブノイズキャンセリングも搭載したEdifierの野心的なフラッグシップゲーミング完全ワイヤレスイヤホンです。サウンドもEdifierらしくバランスが取れていますが、銃声などがはっきり聞こえるように高域が強調されており、ゲーミングモードでさらに強まります。レイテンシーは実用レベルに思えますので、音楽とゲームでバランスよく使える、ちょっとデザインの尖った、人とは違う機種を探しているなら悪くないかもしれません。
とはいえ、アプリでカスタマイズできる内容は多くなく、アクティブノイズキャンセリングも効きが良いというレベルではないため、音楽鑑賞用ではもっと良い機種がより低価格で手に入ります。
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