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こんな人におすすめ
- 重厚感のあるサウンドが好き
- 定位感にこだわる
- 自然な倍音表現にこだわる
- コスパ重視
- 室内楽が好き
EnacFire E60の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「EnacFire E60」です。
EnacFire E60の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:6.5h/48h
- 防水性能:IPX8
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 技適番号:210-155030
- 価格帯:1000円~3000円
パッケージ
EnacFire E60のパッケージは価格の標準を満たしています。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- イヤーピース
- Type-Cケーブル
- マニュアルや保証書類
ビルドクオリティ
EnacFire E60のビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
装着感
装着感は良好です。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟むと一瞬音は途切れ、その後もやや通信が乱れますが、しばらくすると通信は復帰し、一貫して音楽を聴くことが出来ます。
バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出す |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納する |
ペアリング | イヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード |
曲再生 | 多機能ボタンを1回タップ |
再生停止 | 多機能ボタンを1回タップ |
曲送り | 右耳側の多機能ボタンを2回タップ |
曲戻し | 左耳側の多機能ボタンを3回タップ |
音量+ | 右耳側の多機能ボタンを長押し |
音量- | 左耳側の多機能ボタンを長押し |
通話応答 | 多機能ボタンを1回タップ |
通話終了 | 多機能ボタンを1回タップ |
通話拒否 | 多機能ボタンを2回タップ |
音声アシスタント | 多機能ボタンを3回タップ |
音質
今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15とSBCでつないで、ANCをOFFにしてレビューします。
EnacFire E60は中低域が強調された緩やかなV字型ないしU字型のサウンドシグネチャーを持っています。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:B+
- おすすめ度:A+
- 個人的な好み:A+
少しゆったりした奥行きのある、しかし広くないプライベートな空間で音楽を楽しむような体験をしたいのなら、EnacFire E60はおすすめできます。ウォームで聞き心地もよく、充実感も高めなので浸りやすいサウンドで、リスニングモデルとしてはわりと優秀です。定位感に優れており、自然な倍音表現が楽しめるのも良いですね。
音質的な特徴
美点
- 重厚感のある低域
- 奥行き感のあるサウンド
- 鮮明感が高い
- ウォームで聴き心地が良い
- 定位感に優れる
- 自然な倍音表現を持ち、とくにバイオリンや木管がナチュラルでみずみずしく、美しい
- 上品でシック
欠点
- 暗く聞こえる中域
- 透明度に欠ける
- 深みに欠ける低域
- 天井感のある閉じた空間
総評
EnacFire E60は少し暗い空間に木管やバイオリンの美しい倍音の響きを聞かせてくれる優れたリスニングモデルです。ウォームな中域とピーク感のないマイルドな高域によって聞き心地が良く、音楽に浸りやすいサウンドです。
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