- このレビューは「私的な購入品」または「対価を払ってレンタルした商品」に基づいて書かれています。
- これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
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こんな人におすすめ
- 深みのある低域が味わいたい
- 重厚感のあるサウンドが好き
- 高域に敏感
- 高いイヤホンが好き
- JH Audioファン
JH Audio JH13v2 Pro Universalの概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「JH Audio JH13v2 Pro Universal」です。
JH Audio JH13v2 Pro Universalの完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 周波数特性:10Hz~20kHz
- インピーダンス:28Ω
- 感度:112dB/1mW
- ケーブルコネクタ:4pin
- 価格帯:100000円~200000円
パッケージ
ONZOのレンタル品のため、正式なパッケージとは異なる可能性があります。評価は標準の7.5とします。
パッケージ内容
付属品に不足はありません。
- イヤホン本体
- イヤーピース
- クリーニングツール
- ドライバー
- 説明書類
ビルドクオリティ
外観のビルドクオリティは価格帯の水準を満たしています。
装着サンプル
少し大きめですが、耳への収まりはよく、装着感は良好です。
音質
今回は標準イヤーチップ Lサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。
JH Audio JH13v2 Pro Universalは扁平な音像を持つ中域充実系のサウンドを持っています。低域調整ノズルによって低域の拡張性と量感が変化します。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:B-
- おすすめ度:D-
- 個人的な好み:D-
JH Audio JH13v2 Pro Universalは低域好きには歓迎されるイヤホンかもしれませんが、それだけです。一般的に音質面で価格の水準を満たしていると思えるのは解像度と低域だけで、それ以外は価格に見合うパフォーマンスを発揮できているとは言えないでしょう。
10万円もこのイヤホンに費やすつもりがあるなら、ほかに良い候補はたくさんあります。1万円のイヤホンですら、これより優れている機種はたくさんあるでしょう。
音質的な特徴
美点
- 深みのある低域
- 低域を調整可能
- 解像度が高い
- 前方定位的
欠点
- 構築感に欠ける
- 扁平な音像
- 音場が狭い
- 高域の拡張性が足りない
- 中域が籠もって聞こえる可能性
- 高い歪率
総評
JH Audio JH13v2 Pro UniversalにはJH Audioの低域へのこだわりが感じられますが、その音に10万円の価値はありません。多くの人は1万円でもこのイヤホンを買う気にならないでしょう。そして低域好きは1万円も費やすことなく、より良質な低域をSoundPEATS T2を買うことで手に入れることができます。
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