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こんな人におすすめ
- JPRiDEファン
JPRiDE TWS-335の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「JPRiDE TWS-335」です。
JPRiDE TWS-335の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:5h/25h
- 防水性能:IPX5
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 技適番号:214-112300
- 価格帯:3000円~5000円
パッケージ
価格帯では標準か少し上質なパッケージです。
パッケージ内容
付属品に不足はありません。パッケージには以下のものが含まれています。
- JPRiDE TWS-335本体
- 専用充電ケース
- USB Type-Cケーブル
- イヤーピース(3サイズ)
- マニュアル
ビルドクオリティ
蓋のぐらつきはありません。ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
装着サンプル
装着感は悪くありません。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟むと一瞬通信が途切れますが、その後は問題なく音楽は再生され、途切れはありません。
ただし、私の手に入れた個体は通信が不安定なようで、レビューテスト中に特定の帯域の音がすっぽり抜けたりする珍しい症状が頻繁に見られました。レビューした機種も含めてかなりの数の完全ワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、こういう症状は初めてですね。
ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | イヤホンをケースから取り出す |
電源OFF | イヤホンをケースに収納する |
ペアリング | イヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード |
リセット方法 | ①イヤホンをケースに収納 ②両方のイヤホンをケースに収め、マルチファンクションボタンを8秒長押し |
曲再生/停止 | マルチファンクションボタンを2回タップ |
曲送り | 右のマルチファンクションボタンを3回タップ |
曲戻し | 左のマルチファンクションボタンを3回タップ |
音量+ | 右のマルチファンクションボタンを1回タップ |
音量- | 左のマルチファンクションボタンを1回タップ |
通話応答 | マルチファンクションボタンを1回タップ |
通話終了 | マルチファンクションボタンを1回タップ |
通話拒否 | マルチファンクションボタンを2秒長押し |
音声アシスタント機能 | 右のマルチファンクションボタンを1.1秒長押し |
音質
JPRiDE TWS-335は厚みと重みのある低域を重視したドンシャリサウンドを持っています。低域が強調されているわりに、深みに欠けるのが少し好みを分けそうですね。音楽が全体的に窮屈に聞こえやすい傾向があります。
以下のレビューはFiiO M15にAAC接続でつないでテストしています。
音質についての詳しいレビュー内容はこちら を参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A
- おすすめ度:D
- 個人的な好み:D
私の手に入れたJPRiDE TWS-335は不良品だった可能性が高いということは差し引く必要がありますが、TWS-335のサウンドは正直、一昔前の中華製ワイヤレスイヤホンみたいな深みのない低域を強調して聞かせる、あまり面白みのないサウンドです。
濃厚感のあるリッチサウンドが好きなら悪くありませんが、個人的にはとくにおすすめするところはないですね。実際のサウンド構造はドンシャリなのに妙に中域に音が集まって聞こえやすく、かまぼこのように聞こえる傾向があります。
音質的な特徴
美点
- 太さと重みに優れる
- 濃厚感がある
- 艶やかで華やかな中高域
欠点
- 窮屈な音場
- 拡張性に欠ける
- もっさりしやすい
- アグレッシブすぎてうるさくなりやすい中高域
- 躍動感に欠ける
総評
私の手に入れたTWS-335は不良品だった可能性が高いですが、おそらく完動品でもそれほど魅力的な機種ではないだろうと予想します。そのサウンドは拡張性に欠ける低域重視のドンシャリサウンドで、太く濃厚感があるのは良いですが、ダイナミズムに乏しく、躍動感に欠けるので、これで聴く音楽には活力が足りず、面白みに欠けます。
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