- 免責事項
- こんな人におすすめ
- JPRiDE TWS520 mk2の概要
- JPRiDE TWS520mk2の特徴
- パッケージ
- ビルドクオリティ
- 装着サンプル
- 接続品質
- インターフェース/操作方法
- 音質
- 総評
- 【関連記事】
免責事項
- このレビューは「私的な購入品」または「対価を払ってレンタルした商品」に基づいて書かれています。
- これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
- 当サイトのプライバシーポリシーをご確認ください。
こんな人におすすめ
- 低域をしっかりと聞きたい
- 外出時も小さな音量で音楽を楽しみたい
- 低域の重厚感重視
- ダイナミックなサウンドが好き
- 通信品質重視
- 装着感重視
JPRiDE TWS520 mk2の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「JPRiDE TWS520 mk2」です。
JPRiDE TWS520 mk2の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:6h/25h
- 防水性能:IPX5
- 対応コーデック:aptX/AAC/SBC
- 技適番号:210-156623
- 価格帯:5000円~10000円
audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。
JPRiDE TWS520mk2の特徴
- ガジェットではない、ピュアオーディオのグレードを追求:オーディオブランドとして、また”Premium”を名に冠するモデルとして恥じぬよう、ガジェット思考ではなくオーディオ思考で一から設計をスタート。ハイエンドなマテリアルを採用した独自開発のダイナミック型ドライバーや制振性を考慮した高剛性ハウジング、多様なイヤピースに対応するステム・ケース設計など従来の完全ワイヤレスイヤホンでは類まれな、音楽だけでなく、音の変化も楽しめるオーディオ思考の設計を採用いたしました。
- 高剛性ハウジング:不要な振動を抑制するため、剛性の高いハウジング設計を採用。ボリューム感のある重低音を再現しながらも濁りのないクリアな音質を実現しました。
- 厳選されたマテリアル:コイル、振動板などハイエンドなマテリアルを採用し、オーディオ製品として綿密に設計されたアコースティック機構を採用しました。
オーディオ思考の設計:様々なイヤピースに対応可能なステム、ケース設計を採用。お好みの音質や装着感に合わせて他社製のオーディオ用イヤピースなどもお使い頂けます。(全てのイヤピースに適合する訳ではございません) - 高音質コーデック:”aptX”や”AAC”など、iPhone/Androidに拘らず様々なデバイスで音音質を体感頂けるモデルを目指しました。
- ワンランク上のビジネス仕様 / デュアルマイクENCノイズリダクション:片側2基、左右合計で4基のマイクを搭載し、近距離で検出した音声と遠距離で検出した音声を分析し、ノイズを減衰させ相手方にクリアで聞き取りやすい音声を伝える通話用ノイズキャンセリング”ENCノイズリダクション”を搭載。従来のcVcノイズキャンセリングなどよりもワンランク上の性能で、スマートフォンによる通話はもちろん、パソコンなどでWEB会議などテレワークにもしっかりとサポートいたします。
パッケージ
価格帯では標準か少し上質なパッケージです。
キャリイングポーチはメッシュタイプなので、その抜け毛がケース内に多少残っている場合がありますが、そうした毛は混入物ではありません。
イヤーピースがサイズ多めに付属しているのはフィッティングしやすくていいですね。
パッケージ内容
付属品に不足はありません。パッケージには以下のものが含まれています。
- JPRiDE TWS520mk2本体
- 専用充電ケース
- USB Type-Cケーブル
- イヤーピース(2種類各4サイズ)
- キャリイングポーチ
- マニュアル
ビルドクオリティ
蓋のぐらつきはありません。ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
装着サンプル
装着感も悪くないですね。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも通信が途切れることはなく、その後は問題なく音楽は再生され、途切れはありません。
ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | イヤホンをケースから取り出す 手動の場合はマルチファンクションボタンを5秒長押し |
電源OFF | イヤホンをケースに収納する マルチファンクションボタンを8秒長押しで手動電源OFF |
ペアリング | イヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード マルチファンクションボタンを5秒長押しで手動ペアリング |
リセット方法 | ①イヤホンをケースに収納 ②両方のイヤホンのマルチファンクションボタンを8秒長押し ③LEDランプがゆっくり点滅するようになったら、指を離す ④15秒~20秒待ち、LEDランプの点滅パターンが変わったら初期化完了 |
曲再生/停止 | マルチファンクションボタンを2回タップ |
曲送り | 右のマルチファンクションボタンを1.5秒長押し |
曲戻し | 左のマルチファンクションボタンを1.5秒長押し |
音量+ | 右のマルチファンクションボタンを1回タップ |
音量- | 左のマルチファンクションボタンを1回タップ |
通話応答 | マルチファンクションボタンを2回タップ |
通話終了 | マルチファンクションボタンを1.5秒長押し |
通話拒否 | マルチファンクションボタンを長押し |
音質
JPRiDE TWS520mk2は低域を重視し、太く重厚なサウンドを実現しています。全体のチューニングはニュートラルを意識しているようですが、低域と高域にやや不自然に寄ったレンジ感重視のドンシャリサウンドです。
以下のレビューはFiiO M15にaptX接続でつないでテストしています。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:B+
- おすすめ度:B
- 個人的な好み:B+
これまで聞いてきた印象から述べますと、JPRiDEは有線イヤホンは理解し難いチューニングが多いようですが、ワイヤレスオーディオ部門は比較的良好なチューニングのものが多いようです。
TWS520mk2も生き生きとした低域とダイナミックなサウンドは悪くないでしょう。ただ、オーディオマニア向きの音質かと言われると、空間表現的に少なくともクラシックや雅楽のような音楽を楽しむのには向かないので、オーディオマニア向きではないだろうと言えます。俗っぽいサウンドでガジェットマニア向きですね。
クリア感はかなり優れていますが、チューニング傾向は「ガジェット音質」です。
楽しい音質で個人的には割と好きですが、「ああ、なるほどね」といった具合で、とくに感動はないですね。すぐ飽きる音です。
音質的な特徴
美点
- 小音量でもしっかり聞こえる低域
- 奥行き感のあるサウンド
- 立体感に優れる
- 重厚感がある
- ダイナミックなサウンド
欠点
- 不自然な音場
- とげとげしい子音
- 薄い中域
- うるさくなりやすい低域
- 埋もれやすいボーカル
総評
JPRiDE TWS520mk2は低域重視のドンシャリサウンドを持った完全ワイヤレスイヤホンです。通信品質はかなり良好で、使い勝手も良いので、この価格帯では悪くないかもしれませんが、サウンドはオーディオマニア向きとは言い難いところがあります。低域の存在感が強いのは好みを分けるところでしょう。ただ、外出時に音楽に没入するにはこれくらいはっきりした低域があるほうがよいかもしれません。
「ガジェットじゃない音質」というのが何を指して言うのかわかりませんが、TWS520mk2のサウンドはあまりオーディオマニア向きではないガジェット音質であることは間違いありません。むしろ「SoundPEATS Gamer No.1」とかいう明らかにオーディオマニア向きでなさそうな名前の製品のほうがはるかにオーディオマニア向きで「ガジェットじゃない音質」を実現しています。通信品質にやや不安を覚える機種ですが、個人的にはこの機種より断然おすすめですね。
【関連記事】