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こんな人におすすめ
- 明るく朗らかな音が好き
- 音楽に包まれたい
- 高さの感じられる広い空間表現が好き
- クラシックファン
JVC HA-SW01の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「JVC HA-SW01」です。
JVC HA-SW01の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 周波数特性:8~45kHz
- インピーダンス:56Ω
- 感度:105dB/1mW
- 価格帯:30000円~50000円
パッケージ
パッケージは価格の標準を満たしています。全体的に高級な雰囲気があります。
パッケージ内容
- ヘッドホン本体
- キャリングポーチ
- 説明書
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは価格の標準以上です。
装着サンプル
イヤーマフはふかふかで装着感は良好です。
音質
今回はFiiO M15で駆動してレビューします。
基本的な構造がほとんど同じせいか、JVC HA-SW01のサウンドバランスはHA-SW02とほとんど変わりません。響棒など部品点数が増えており、それが歪率や解像度などに影響を与えていると思われます。低域がHA-SW02よりも響くようで、コントラスト感の点でHA-SW01のほうが僅かに優れており、全体のバランスもより優れていますが、響棒のせいか、残響が少し増えているようで、解像度ではHA-SW02のほうが優秀です。ただ密閉型ヘッドホンは装着感による音質変化が大きいので、これらの特徴は装着感次第で変わる可能性もあり、実際のところ、多くの人にとってHA-SW01とHA-SW02はほぼ同等で変わらない製品と言えます。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A-
- おすすめ度:A+
- 個人的な好み:A+
雲間から降り注ぐ光のように、明るい音楽を豊かな雰囲気で浴び、包まれたいのなら、JVC HA-SW01をおすすめします。ただし、それは下位機種のHA-SW02とほとんど変わりがなく、より明るく高解像な音が好みならHA-SW02のほうが優れています。
音質的な特徴
美点
- 充実感が高いリッチサウンド
- 明るく高解像
- 降り注ぐような仰角感
- 爽快
- 包まれ感がある
- 調和的
- ウォームで聞き心地が良い
- 開放的な音場
欠点
- 原音忠実的ではない
- よくない質感表現
- ブーミーで締まりのない低域
- 深みに欠ける低域
- 下位機種のHA-SW02との差が少ない
総評
JVC HA-SW01は降り注ぐような音楽に包まれる豊かな音楽体験をもたらします。問題はHA-SW02とほとんど変わらないわりに比較的大きな価格差があることです。
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