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【中華イヤホン LETSHUOER S12 アウトラインレビュー】平面駆動型イヤホンの金字塔

ヘッドライン

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LETSHUOER S12

LETSHUOER S12

 

免責事項
  • このレビューは誠実な品質レビューを読者に伝えるためにLETSHUOERから提供されたサンプルに基づいて書かれています。
  • これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
  • 当サイトのプライバシーポリシーをご確認ください。

 

LETSHUOER S12

 

こんな人におすすめ

  • スタジオチューニングが好き
  • 質感重視
  • バランスの良いイヤホンが欲しい
  • 解像度重視
  • コスパ重視

 

LETSHUOER S12の概要

「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「LETSHUOER S12」です。

 

LETSHUOER S12の完全なレビューはこちらにあります。

 

基本スペック
  • 周波数特性:20Hz~20kHz
  • インピーダンス:16Ω
  • 感度:102dB
  • ケーブルコネクタ:0.78mm 2pin
  • 価格帯:10000円~20000円

 

LETSHUOER S12の特徴
  • 14.8mm径のカスタムプラナーマグネットドライバーを搭載します。音質が向上し、クリアな音を堪能できます。
  • 3.5mmシングルエンドジャック。編組銀メッキ単結晶。
  • 0.78mmQualピンコネクター、洗練された再生と低歪み。
  • ミニマリストインダストリアルデザイン。アルミ合金シャーシ。複雑なCNC加工し、小型パッケージで滑らかな手触り。
  • エレクトロニクス・ポップスなどのジャンルに最適なサウンド。

 

 

LETSHUOER S12
LETSHUOER S12
LETSHUOER S12
LETSHUOER S12
LETSHUOER S12
LETSHUOER S12

 

パッケージ

パッケージは価格の標準を満たしています。外箱はシンプルで紙製なので、処分は楽です。

 

パッケージ内容
  • イヤホン本体
  • キャリングケース
  • イヤーピースケース
  • イヤーピース
  • 説明書

 

LETSHUOER S12

LETSHUOER S12
LETSHUOER S12
LETSHUOER S12
LETSHUOER S12

LETSHUOER S12

 

ビルドクオリティ

ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。

 

 LETSHUOER S12

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LETSHUOER S12
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LETSHUOER S12

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LETSHUOER S12

LETSHUOER S12
LETSHUOER S12

LETSHUOER S12

 

装着サンプル

装着感はかなり良好です。

 

LETSHUOER S12

LETSHUOER S12
LETSHUOER S12
LETSHUOER S12

 

音質

今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。

 

 

LETSHUOER S12はほぼ完璧にニュートラルに近いサウンドバランスを持ち、中域で完璧に近い質感表現を実現、定位感もかなり良好です。位相一貫性もよく、適正音量では歪みも問題にならないはずです。

 

欠点としては適正音量以上で歪みが出やすく、普段大きめの音で聴く人やクラシック音楽を楽しむ場合に少し問題となる可能性があります。

 

音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。

 

音質総評
  • 原音忠実度:A+
  • おすすめ度:S+
  • 個人的な好み:S+

 

LETSHUOER S12は優れた位相一貫性、制動特性を持ち、ハイエンド並の音域と解像度を持つ非常に優れたイヤホンです。この価格帯で最も優れたイヤホンの1つとして文句なくお勧めできるだけでなく、全価格帯見てもこれほどのサウンドバランスとオーディオスペックを実現している機種は稀でしょう。

 

欠点は適正音量より音量を上げると、比較的すぐに歪みが目立ちやすいことですが、適正音量で聴く限り問題になることはないでしょう。

 

音質的な特徴
美点
  • 原音忠実性が高い
  • 正確な質感
  • 良好な定位感
  • 高い解像度
  • 一貫した位相特性
  • 制動性に優れる

 

欠点
  • 適正音量以上で歪みやすい
  • 低域の深さで物足りない

 

Yu9 U-556

 

 

総評

LETSHUOER S12はすでに優れたオーディオブランドとして様々なイヤホンを送り出してきた隠れた名門ブランドが、平面駆動型でも卓越した能力を示した金字塔です。驚くべきは彼らがこのイヤホンでまた新しいチューニングの境地に到達していることです。

 

Moondropのようにほとんど変わらないターゲットカーブの製品を飽きもせずに作り続ける、音の表現の幅ではつまらないブランドとは異なり、LETSHUOERは既存の様々なターゲットカーブを参照しつつ、それをそのまま使用せずに研究し、改良を加えたものをつねに提供してきました。少なくとも音質面でコレクションを楽しむという点ではMoondropのイヤホンを複数本持っててもあまり面白いことはありませんが、LETSHUOERのイヤホンは揃えれば揃えるほど、オーディオマニアにとって豊かで良質なコレクションになるでしょう。

 

今回LETSHUOERはおそらくSonarworksターゲットを研究し、そこから高域方向を重点的に調整していったのでしょう。率直に言って、理にかなっています。

 

LETSHUOERが非常に研究熱心で、チューニング技術に優れていることはたとえば、彼らがハーマンターゲットの高域の快適量が不足しているという最近のKnowlesの指摘を待つまでもなく、すでにConductorでハーマンターゲットカーブの高域に独自の修正を加えていた事実にも表れています。これは驚くべき卓見です。世間がハーマンターゲットをもてはやすなか、彼らはハーマンターゲットを妄信せず、Knowlesターゲットに先行して、ほぼ同様の知見に個別に到達していたのです。

 

Moondropの技術力はたしかに素晴らしいですが、音作りの多様性と革新性において、LETSHUOERのほうが優れているだろうというのが、これまで聴いてきた製品からの私の判断です。LETSHUOERはこれまで様々な素材のドライバーを用い、それらに既存のターゲットカーブを微調整した合理的なチューニングを優秀なオーディオスペックとともに施し続けており、彼らの貪欲さに私はつねに驚かされ続けています。数ある中華イヤホンブランドの中で、最も地力のあるメーカーの一つと言えるでしょう。

 

私はこのLETSHUOERの新しい境地を紹介することができる喜びに浸りながら、このレビューを終えたいと思います。

www.ear-phone-review.com

 

 

 

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