- このレビューは誠実な品質レビューを読者に伝えるためにMUINEから提供されたサンプルに基づいて書かれています。
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こんな人におすすめ
- 響きの豊かなサウンドが好き
- 通信品質重視
- アクティブノイズキャンセリング性能重視
- コスパ重視
MUINE T1の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「MUINE T1」です。
MUINE T1の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:5h/24h
- 防水性能:IPX7
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 技適番号:218-445141
- 価格帯:5000円~10000円
MUINE T1の特徴
- 【最新版高性能ワイヤレスイヤホン、抜群なステレオ高音質】「BES 2300」業界最先端のブルートゥース方式を搭載し、アクティブなノイズ低減機能を搭載し、混合ノイズ低減をサポートし、ノイズ低減効果が抜群である。このBluetoothイヤホンには12 mmの大きなラッパが搭載されており、優れたステレオ効果で音楽や映画などの様々な音が臨場感のあるものになります。
- 【ANCマルチモードノイズリダクションとENC双マイク通話】フロントとリアのデュアルフィードマイクは、周囲のさまざまな周波数帯域の周囲のノイズを敏感に捉えることができます。ハイブリッドアクティブノイズリダクションテクノロジーを搭載し、ノイズリダクションの深さを実現できます。 35dbに到達し、世界を瞬時に静かにします。音楽の世界に没頭する恍惚としたリスニング。 透明モードをオンにすると、Bluetoothイヤホンを外さなくても周囲の音がはっきりと聞こえます。 インイヤーデザインは耳圧をさらに軽減し、ヘッドホンを装着したまま他の人と顔を合わせてコミュニケーションをとることができます。 スピーチはクリアで、デュアルマイクの「波速度シェーピング」テクノロジーは人間の声を正確に拾うことができ、独自の防風構造設計は風切り音低減能力を効果的に向上させることができ、高度なAIアルゴリズムはあなたの音声通話を顔のようにクリアにします-対面チャット。
- 【最大24時間音楽再生とワイヤレス充電対応】ワイヤレスイヤホン充電ボックスには、400mAhの大容量バッテリーが内蔵されています。 Bluetoothイヤホンをフル充電すると、24時間連続して再生できます。 充電ケースはイヤホンを3回充電できます。 イヤホンと充電ボックスの充電時間は約1.5時間で、TYPE-Cとワイヤレス充電の両方に対応しているため、便利な充電方法を選択できます。 完全ワイヤレスヘッドセットのバッテリー切れを気にせず、旅行中に使用できます。
- 【人間工学デザインとIPX7防水】人間工学に基づいて設計されており、活発に動いているときでも耳にぴったりとフィットします。イヤーパッドは、耳のサイズに応じて選択できる3つのサイズ(S、M、L)で利用できます。完全にワイヤレスで、動きを妨げることはありません。IPX7は防滴・防汗・防滴仕様なので、急雨や汗をかいても安心してご使用いただけます。*注:充電ケースは防水ではありません。自動ペアリング機能を備えているため、手動で接続する必要はありません。ペアリングすると、スマートフォンなどの充電ケースから自動的に取り外されます。
- 【3ヶ月安心保証サポート&パッケージ内容】お買い上げの日付より3ヶ月の保証期間が付いております。万が一の場合は、アマゾンの購入履歴より気軽に販売店までご連絡ください。迅速に日本語で対応させていただきます。●ワイヤレスイヤホン+充電式収納ケースセット●イヤーピース×3ペア(M,L,S)※Mサイズが装着されてます●USB充電ケーブル●日本語取扱説明書。ご注意:充電ケースに電気量があるかどうかを確認してください。イヤホンを使用する時は、信号に干渉するルータ、電磁波設備、wifiを使用しないでください。サウンドが中断されたら、再接続してください。
パッケージ
MUINE T1のパッケージは価格の標準を満たしています。内容はシンプルです。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- イヤーピース
- Type-Cケーブル
- マニュアルや保証書類
ビルドクオリティ
MUINE T1は白磁のような美しいデザインです。
装着感
装着感は良好です。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも接続は安定しており、その後は一貫して音楽を聴くことが出来ました。
バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出す |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納する |
ペアリング | 電源ON後、接続先がなければ自動でペアリングモード |
曲再生 | 多機能ボタンを1回タップ |
再生停止 | 多機能ボタンを1回タップ |
通話応答 | 多機能ボタンを1回タップ |
通話終了 | 多機能ボタンを1回タップ |
通話拒否 | 多機能ボタンを2秒長押し |
音声アシスタント起動 | 多機能ボタンを3回タップ |
ANCモード/トランスペアレントモード切替 | 多機能ボタンを3秒長押し |
音質
今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15とAACでつないで、ANCをOFFにしてレビューします。
MUINE T1は低域寄りのニュートラルサウンドを持っています。中域から高域にかけてかなりニュートラルに忠実なため、優れた質感と定位感を両立させています。ただし低域は若干強めのため、中域はやや奥で聞こえ、透明度は物足りないかもしれません。
ANCモードでは充実感が高まり、中域の透明度はさらに低くなるものの、厚みが出てリッチ感が感じられるようになります。SENNHEISERの高級リスニングモデルのようなサウンドが好きならおすすめできますね。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:B
- おすすめ度:B+
- 個人的な好み:A
響きが豊かで、包まれ感のあるリッチサウンドが好きなら悪くありません。質感表現は正確で、定位感も優れており、音楽の骨組みはかなりしっかりしています。低域の響きの中で音楽を楽しむことになるため、低域が強いのが苦手な人には向きません。高域は低域と釣り合いが取れておらず、加齢が進んでいる人にはぼんやり感が強すぎるサウンドに思える可能性があります。
しかし、全体的なオーディオスペックは悪くないので、温かみのあるノスタルジックなサウンドが好きなら、かなりお買い得でしょう。
音質的な特徴
美点
- 中域への適切なフォーカス
- 上品でシック
- 響きが豊か
- 高級感のあるリッチサウンド
- 包まれ感がある
- ウォーム
- ノスタルジックなサウンド
- 重厚感がある
- 優れた質感再現度
- 優れた定位感
- ライブ感がある
欠点
- 高域の拡張性に欠ける
- ぼんやりして聞こえやすい
- 籠って聞こえやすい
- 原音忠実的ではない
総評
MUINE T1は新興メーカーのデビュー作であり、パッケージも豪華とは言えない泡沫製品のように思えます。実際私も最初は全く期待していませんでしたが、耳に入れて音を聞いた途端、かなりレベルの高いチューニングがされていることにすぐに気づきました。
たしかに足りないところは多く、原音忠実度に劣り、万人向きとは言えませんが、中域の質感と定位感の作り込みの良さに隠すことのできない確かな見識を感じます。ときどき勘違いされますが、偶然でよいチューニングはできません。ニュートラルなサウンドバランスというのは長い研究の成果物であり、それを理解していなければ作ることができないものなのです。MUINE T1のチューニング担当者が一定水準の知識を持っていることは明らかです。
アクティブノイズキャンセリングの性能や通信品質も含めた全体的な出来栄えも良く、価格帯で最高の製品とはいいがたいものの、かなり高くお勧めできる製品です。
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