- このレビューは誠実な品質レビューを読者に伝えるためにQCYから提供されたサンプルに基づいて書かれています。
- これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
- 当サイトのプライバシーポリシーをご確認ください。
こんな人におすすめ
- バランス重視
- 長時間聞き疲れしないイヤホンを探している
- アプリ重視
- マルチポイント対応機種を探している
- 通信品質重視
QCY T18の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「QCY T18」です。
QCY T18の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:7h/30h
- 防水性能:IPX5
- 対応コーデック:aptX Adaptive/aptX/AAC/SBC
- 技適番号:018-210476
- 価格帯:5000円~10000円
QCY T18の特徴
- 🎧【Qualcomm3050 &最新Bluetooth5.2イヤホン】T18 MeloBuds 完全ワイヤレスイヤホンは新世代のクアルコムQCC3050チップスを搭載し、Snapdragon Soundsテクノロジをサポート、極上のワイヤレスオーディオ体験を提供します。また、Bluetooth 5.2技術を採用し、伝送速度がより速くなり、範囲がより広くなります。イヤホン本体には四つのマイクを搭載し、音楽信号を正確にデジタル化、テレワーク、オンライン授業、zoomなど会話に最適!CVC8.0ノイズ低減技術も採用し、人の声を自動的に認識し、通話中の雑音や周囲のノイズを打ち消す音波を作り出し、理想的な静音空間を実現、より環境音に左右されないクリアなステレオ通話音質が楽しめます。
- 🎧【スタジオサウンド高音質&aptX Adaptive技術】QCY T18 bluetooth イヤホンはaptX Adaptiveテクノロジーを搭載し、24bit/96kHzのスタジオクオリティサウンドを実現します。比類のない音楽体験を提供するために、このブルートゥースイヤホンは10mmグラフェンコンポジットフィルムと低周波エンハンスメントも搭載し、圧倒的な臨場感のあるサウンドとパワフルな低音をお届けします。【最高フィット感】人間工学に基づいたソフトシリコン製耳栓、3種類のサイズ(S / M / L)を付属しています。ご自身の耳のサイズに細かにフィットさせることができます。
- 🎧【マルチポイント接続&専用APP対応】T18ワイヤレスイヤフォンは同時に2台の機器と接続することが可能です。また、Bluetooth接続を都度切り替える必要がなく、スマホで音楽、PCでWEB会議などの使い分けをスムーズに行うことができます。再生中の機器の再生を停止の上、2台目の機器で再生を開始ください。🔥QCY専用アプリ操作でワンタッチ簡単接続、ボタンのカスタマイズ、自分好みのEQ設定、音量調整などスマートなワイヤレステクノロジーを楽しめます。 ご注意:ワイヤレスイヤホンがデバイス A と B の両方に接続されている場合: 通話が優先されます。
- 🎧【30時間再生&急速充電対応】イヤホン単体で最大7時間、ケースとの併用で最大30時間の音楽再生が可能。Type-C充電も対応でき、バッテリー残量がない時も、わずか5分の充電で1時間の再生が可能ので、いつでも音楽が楽しめます。長時間出張や旅行の方に申し分ないバッテリー持ちを誇ります。外出先で電池が切れて音楽や動画が楽しめないという不安から開放されます。
- 🎧【自動ペアリング·IPX5防水防汗】自動ペアリング機能と自動再接続機能が付いており、初回スマホとペアリングした後、次回はイヤホンを取り出して、蓋を開けたら自動電源オンと自動ペアリングできて、瞬間に自動でスマホとペアリング完了できます。簡単にBluetooth接続ができます。左右のイヤホンは、単独で使用することも、同時に受信することもできます。使い初心者にも扱いやすいです。IPX5に準拠した防水規格の構造設計は雨水や汗の浸入によるイヤホン内部の破損を有効に防止し、アウトドアスポーツからジム、ランニングなどライフスタイルに合わせて使用する際の安心感をアップしました。※ご注意:充電ケースは防水仕様ではありません。🔥
パッケージ
QCY T18のパッケージは価格の標準を満たしています。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- イヤーピース
- Type-Cケーブル
- マニュアルや保証書類
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
装着感
装着感は良好です。
接続品質
aptXでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも音は途切れず、一貫して音楽を聴くことができました。
バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出す |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納する |
ペアリング | 電源ON後、接続先がなければ自動でペアリングモード |
曲再生 | 多機能ボタンを2回タップ |
再生停止 | 多機能ボタンを2回タップ |
曲戻し | 左側の多機能ボタンを長押し |
曲送り | 右側の多機能ボタンを長押し |
通話応答 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話終了 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話拒否 | 多機能ボタンを1.5秒長押し |
音声アシスタント起動 | 左側の多機能ボタンを3回タップ |
ゲーミングモード切替 | 右側の多機能ボタンを3回タップ |
音質
今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15とaptXでつないでレビューします。
QCY T18はハーマンターゲット2017に近い、低域を強調したバランスの取れたサウンドシグネチャーを提供します。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
低域
QCY T18の低域はかなり深くまで伸びており、一般に重低域マニアをそれなりに満足させることができると思われます。量的には中域とのバランスも良好です。
ただ、全体の解像度が不足しているため、低域の表現は平面的になりがちで、ドラムキックもインパクトがありますが、立体感がなく、表現が平板です。エレキベースも黒みにいまいち欠けます。
中域
T18の中域はほぼ完全にニュートラルに近く、サウンドバランスに優れています。
質感再現度はなかなかに良好ですが、解像度が低いので立体感に欠け、私にはとくに面白みの感じられない中域です。
高域
高域のサウンドバランスも悪くありません。しかし、全体的に解像度が低く、もしゃもしゃしている音で、私はほとんど魅力を感じません。
音質総評
- 原音忠実度:A+
- おすすめ度:B+
- 個人的な好み:C
バランスの良いサウンドを低解像度でぼんやり聞きたいなら、QCY T18はおすすめできる製品です。しかし、がっつり音楽を聴くオーディオマニアにはかなり物足りない音でしょう。この点で音質面ではQCY T17のほうがはるかに優れています。
音質的な特徴
美点
- 自然な質感
- 重厚
- 深みのある低域
- 中域への適切なフォーカス
- 聴き疲れないサウンド
- 良好なサウンドバランス
欠点
- 高域拡張性が少し足りない
- 物足りない解像度
- 皮相的で深みのない表現
総評
QCY T18は非常にバランスの取れたスタジオチューニングスタイルのサウンドを提供します。解像度が低く、長時間聞いても聞き疲れないのは美点ですが、オーディオマニア向きにははっきりしない聞かせ方で立体感が不足し、凡庸な機種に思えるでしょう。
関連記事