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【中華イヤホン RAPTGO HOOK-X アウトラインレビュー】良質なスタジオチューニングモニター。色鮮やかな美しい中域でボーカルをきれいに描き出す

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RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X

 

免責事項
  • このレビューは誠実な品質レビューを読者に伝えるためにLinsoulから提供されたサンプルに基づいて書かれています。
  • これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
  • 当サイトのプライバシーポリシーをご確認ください。

 

RAPTGO HOOK-X

 

こんな人におすすめ

  • スタジオチューニングが好き
  • 質感重視
  • つややかでなめらかな音が好き
  • ボーカルフェチ
  • バランスの良いイヤホンが欲しい

 

RAPTGO HOOK-Xの概要

「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「RAPTGO HOOK-X」です。

 

RAPTGO HOOK-Xの完全なレビューはこちらにあります。

 

基本スペック
  • 再生周波数:20-40000Hz
  • インピーダンス:15Ω
  • 感度:105dB
  • ピンタイプ:0.78mm 2pin
  • 価格帯:30000円~50000円

 

RAPTGO HOOK-Xの特徴
  • 斬新な発想、精緻な再現
  • カスタム14.2mm平面駆動ドライバー
  • カスタム18層両面PZTドライバー
  • 開放型(オープンエアー)設計
  • カスタム18層両面PZTドライバー
  • 開放型(オープンエアー)設計
  • 交換可能なコネクターケーブル

www.ear-phone-review.com

 

RAPTGO HOOK-X
RAPTGO HOOK-X
RAPTGO HOOK-X
RAPTGO HOOK-X
RAPTGO HOOK-X
RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X

 

パッケージ

パッケージは価格の標準を満たしています。外箱はシンプルで紙製なので、処分は楽です。

 

パッケージ内容
  • イヤホン本体
  • キャリングケース
  • イヤーピース
  • 4.4mm/2.5mm/3.5mm終端交換プラグ(各1個ずつ)
  • 説明書

 

RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X
RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X

 

ビルドクオリティ

ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。フェイスプレートはほぼ開放型のようです。遮音性が低い点には注意が必要です。

 

RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X
RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X

 

装着サンプル

装着感は良好です。

 

RAPTGO HOOK-X

RAPTGO HOOK-X
RAPTGO HOOK-X
RAPTGO HOOK-X

 

音質

今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。

 

RAPTGO HOOK-Xは定評あるスタジオチューニングターゲットの一つであるSonarworks Targetに近いバランスで調整されており、多くの人にほぼニュートラルかつ原音忠実性の高いサウンドを提供します。

 

音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。

 

RAPTGO HOOK-X Frequency Response (RAW)

RAPTGO HOOK-X Frequency Response (RAW)

 

RAPTGO HOOK-X

 

低域

HOOK-Xの低域はかなり深いところまで到達することができ、一般に重低域マニアをなかなかに満足させることができると思われます。

 

エレキベースの黒みも十分で唸りも感じられます。ドラムキックも十分インパクトがありますが、引き締まりすぎず、膨張しすぎずのバランスで、わずかに太さが多い気がしますが、ほどよいドカつき加減で十分な重みが感じられます。

 

個人的には好みの調整です。

 

中域

HOOK-Xの中域はほぼ完全にニュートラルに近く、正確な質感表現が実現でき、滑らかで透明度の高い音を出すことができます。HOOK-Xの真骨頂がこの良質な中域にあります。

 

全体の中でも中域は前面にはっきり聞こえます。ただし、ドライバー間のクロスオーバーに近いせいなのか、歪率が高くなりやすいという欠点があり、普段適正音量より音量を上げて聴く傾向のある人はやや金属的な音がガシャガシャして潰れるように感じるかもしれません。ただし、歪んだ中高域音に色気を感じる場合がありますから、それが魅力的に映ることもあるでしょう。

 

この歪みは適正音量であれば、聞き取れる水準ではないはずです。

 

高域

高域はスピーカーの定位感を実現するように滑らかにロールオフするように調整されています。周波数特性の上では、バランス的に中域より後退しているにもかかわらず、解像度が高いのでフォーカス感があり、ハイハットの粒立ちなどが細やかに聞こえます。適正音量であれば、多くの人が刺さりや尖りのようなものをほとんど感じないことでしょう。

 

艶やかでキラキラとしていながら、耳に優しく、ほどよく暗く落ち着いたバランスで聞こえる魅力的な高域です。

 

音質総評
  • 原音忠実度:A+
  • おすすめ度:A+
  • 個人的な好み:S

 

RAPTGO HOOK-Xは正統派のスタジオチューニングに近い良質なサウンドを価格の水準を満たす十分な解像度とオーディオスペックで実現する、かなり優れた機種です。

 

それはLETSHUOER S12のような卓越したイヤホンというわけではありませんが、価格の水準以上で、十分にハイエンド製品に匹敵します。

www.audio-sound-premium.com

 

私自身、レビュアーとしての立場を離れ、音の好みで判断するならば、クラシックはS12に圧倒的な分があるのは当然なのですが、もしかするとポップソングを聴く場合はHOOK-Xのほうがボーカルへのフォーカスが良く、滑らかさに勝るので、S12より好みかもしれません。このことはもともと私がSonarworks製品を愛用していることもあり、Sonarworks Targetに慣れているせいかもしれませんが。

 

今回初めてRAPTGOの製品を体験したのですが、このブランドはかなり実力がありそうです。

 

音質的な特徴
美点
  • 原音忠実性が高い
  • かなり優れた質感
  • スピーカーに寄せた定位感
  • 良好な制動特性
  • サウンドバランスが良い
  • 中域への適切なフォーカス
  • 良好な解像度

 

欠点
  • 高域の拡張性で物足りない
  • 音量を上げるとかなり歪みやすい

 

RAPTGO HOOK-X

 

 

総評

RAPTGO HOOK-Xは平面駆動型とピエゾドライバーを組み合わせるという斬新な構成を持ちながら、サウンドバランスは良好なスタジオチューニングスタイルによくまとめられた、全体的な完成度が非常に高いイヤホンです。

 

この価格帯の水準を十分に満たしており、これより価格が上の多くの機種と十分競合できるほどパッケージ全体の品質は高いと言えるでしょう。ライバルのLETSHUOER S12が優秀すぎるため、話題性で出遅れているところがあるかもしれませんが、ボーカル曲に関してはHOOK-Xのサウンドの方が好みという人は多いかもしれません。

 

 

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