- このレビューは誠実な品質レビューを読者に伝えるためにSoundPEATSから提供されたサンプルに基づいて書かれています。
- これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
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こんな人におすすめ
- モニタースピーカーサウンドが好き
- ニアフィールドサウンドが好き
- バランスの良い音が好き
- 解像度にこだわらない
SoundPEATS H2の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「SoundPEATS H2」です。
SoundPEATS H2の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:5h/20h
- 防水性能:不明
- 対応コーデック:aptX Adaptive/aptX/AAC/SBC
- 技適番号:018-210297
- 価格帯:5000円~10000円
パッケージ
SoundPEATS H2のパッケージは全体として標準以上で、価格に十分見合っています。
パッケージ内容
付属品に不足はありません。
- SoundPEATS H2本体
- イヤーピース
- 充電用ケーブル
- 説明書
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは価格を考えると、良好なレベルです。
金属的な質感がありながら手触りはツルツルとした温かみのあるデザインです。
装着サンプル
耳によく嵌り、装着感は快適です。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では標準的な接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、 家庭内では安定しています。距離耐性も十分で、5mくらい離れても通信が途切れることはありません。また遮蔽物を挟んでも、接続が問題なく維持されていました。
ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出す |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納する |
ペアリング | イヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード 手動でペアリングモードにする場合は、イヤホンをケースに収納し、蓋を開けた状態でケースのペアリングボタンを3秒間長押し |
リセット方法 | ①イヤホンをケースに収納する ②イヤホンを10秒間長押しして、イヤホンのLEDが白色に2回点滅するのを確認する |
曲再生/停止 | 多機能ボタンを2回タップ |
曲送り | 左耳側の多機能ボタンを1.5秒長押し |
曲戻し | 右耳側の多機能ボタンを1.5秒長押し |
音量+ | 左耳側の多機能ボタンを1回タップ |
音量- | 右耳側の多機能ボタンを1回タップ |
通話応答 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話終了 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話拒否 | 多機能ボタンを1.5秒長押し |
ボイスアシスタント起動 | 右耳側の多機能ボタンを3回タップ |
低遅延モード切替 | 左耳側の多機能ボタンを3回タップ |
音質
SoundPEATS H2はかなり原音忠実的なサウンドを持っており、スタジオチューニングを意識した調整になっています。中域上部から中高域が強調されて聞こえ、明るく音楽を楽しむことができます。ボーカルも生き生きしてますね。この価格で手に入るイヤホンとしては周波数特性がよく調整されていますが、解像度が平凡です。
以下のレビューはFiiO M15にaptXでつないでテストしています。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:S-
- おすすめ度:A+
- 個人的な好み:B+
SoundPEATS H2はニアフィールドモニタースピーカーの再現を狙っていることがわかり、優れたサウンドバランスを持っており、SoundPEATSが確かなチューニング力を持っていることが伺えます。最近のSoundPEATSは非常にレベルが高いですね。
VGPで金賞を取ったのもこのサウンドバランスなら頷けるところではあります。
ただ、解像度は平凡なので個人的にはこの音で5000円を超えるのは少し割高に思えるところがあります。
音質的な特徴
美点
- 前方定位感がある
- 中域への適切なフォーカス
- バランスが良い
- 聴き心地が安定している
- 優れた拡張性
欠点
- 歯擦音がわずかに強い
- 解像度がやや悪い
総評
SoundPEATS H2はニアフィールドサウンドの再現を狙った非常にバランスが良く、原音忠実性も高いサウンドを提供します。普段スタジオモニタースピーカーのサウンドに慣れている人にとってはかなり理想に近い音でしょう。ただし解像度は低いですけどね。
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