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こんな人におすすめ
- 深みのある低域が味わいたい
- 重厚感のあるサウンドが好き
- 艶やかな雰囲気で音楽を楽しみたい
- 高域に敏感
TFZ LIVE 3の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「TFZ LIVE 3」です。
TFZ LIVE 3の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 周波数特性:5Hz~40kHz
- インピーダンス:20Ω
- 感度:108dB/1mW
- ケーブルコネクタ:0.78mm 2pin
- 価格帯:10000円~20000円
パッケージ
TFZ LIVE 3のパッケージは比較的簡素です。1万円台のイヤホンとしては少しシンプルすぎますね。
パッケージ内容
付属品に不足はありません。
- イヤホン本体
- イヤーピース
- 説明書類
ビルドクオリティ
外観のビルドクオリティは価格帯の水準を満たしています。
装着サンプル
装着感は悪くありません。
音質
今回は標準イヤーチップ(黒軸) Lサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。
TFZ LIVE 3は中域がニュートラルより僅かに凹んだV字型のサウンドシグネチャーを持っています。バランスは比較的良好ですが、高域は少し弱いですね。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A-
- おすすめ度:A-
- 個人的な好み:A
TFZ LIVE 3は1万円前後の価格帯で買える優れたリスニングイヤホンです。高域の不足はこのイヤホンを分析的で批評的なオーディオマニアから遠ざけます。しかし、比較的優れた中域の表現と、深みのある臨場感あふれる低域は、豊かなグルーヴと満足できる透明度、良好なダイナミズムとかなり自然なアーティキュレーションを実現します。
価格帯で最も優れたイヤホンではありませんが、上位機種と思われるTxBEAR MONICAをはじめ、同価格帯付近の多くの機種より優れたイヤホンと言えるでしょう。
音質的な特徴
美点
- バランスが良い
- 原音忠実度が比較的高い
- 色気のあるサウンド
- 前方定位的
- マイルドで刺激の少ない高域
- ウォーム
- 豊かなグルーヴ
- 十分に深い低域
欠点
- 分析的なリスニングに向かない
- 高域の拡張性が足りない
- 中域が籠もって聞こえる可能性
総評
TFZ LIVE 3はTFZらしい深みのある低域を持ち、聴き心地の優しいマイルドな高域とニュートラルに近い中域を持っています。価格帯ではかなりバランスの良いリスニングイヤホンで、比較的おすすめしやすい異種です。
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