- このレビューは「私的な購入品」または「対価を払ってレンタルした商品」に基づいて書かれています。
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こんな人におすすめ
- 重厚感のあるサウンドが好き
- SDGsに興味がある
- エコで温かみのあるデザインが好き
- 派手さと力強さを兼ね備えたドンシャリサウンドが好き
The House of Marley Championの概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「The House of Marley Champion」です。
The House of Marley Championの完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:8h/28h
- 防水性能:IPX4
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 技適番号:210-163613/210-163640
- 価格帯:5000円~10000円
パッケージ
The House of Marley Championのパッケージは価格の標準を満たしています。紙製でエコ、環境に優しいパッケージです。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- イヤーピース
- Type-Cケーブル
- マニュアルや保証書類
ビルドクオリティ
The House of Marley Championのビルドクオリティは価格に十分見合っています。自然素材を取り入れた独特の質感を持っており、ぬくもり感のある手触りを提供します。
装着サンプル
装着感は良好です。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟むと一瞬音は途切れ、その後もやや通信が乱れますが、しばらくすると通信は復帰し、一貫して音楽を聴くことが出来ます。
バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出す |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納する |
ペアリング | イヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード |
曲再生 | 多機能ボタンを1回タップ |
再生停止 | 多機能ボタンを1回タップ |
曲送り | 右耳側の多機能ボタンを2回タップ |
曲戻し | 左耳側の多機能ボタンを2回タップ |
通話応答 | 多機能ボタンを1秒長押し |
通話終了 | 多機能ボタンを1秒長押し |
通話拒否 | 多機能ボタンを2秒長押し |
音質
今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15とSBCでつないでレビューします。
The House Of Marley Championのサウンドシグネチャーは重低域と中高域以上が強調された重ドンシャリで、コントラスト感が高いサウンドを提供します。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A-
- おすすめ度:B-
- 個人的な好み:C+
The House Of Marleyは一般にウォームでマイルド、南国の朗らかな雰囲気のサウンドを好んでいますが、Championのチューニングは例外です。
それはより高域を伸ばし、ギラツキ感のあるサウンドを実現しており、繊細さが強調されているため、いつもの滑らかな響きを期待していると、わりと正反対の音が聞こえてくるのにびっくりするかもしれません。
音質的な特徴
美点
- 重厚感のある低域
- 奥行き感のあるサウンド
- 鮮明感が高い
- コントラストが高い
- 比較的良好な高域拡張性
欠点
- 暗く薄っぺらい中域
- アグレッシブで輝度が高すぎる高域
- 歯擦音をはじめ子音が尖りやすい
- 聴き疲れしやすい
- メタリック
総評
The House Of Marley Championはコントラスト感の高い刺激的なドンシャリサウンドが好きな人向きです。その低域は引き締まって重厚ですが、いつものHOMのマイルドで滑らかな表現とは異なっているため、既存のHOMファンに向いているかは微妙です。エントリークラスの製品ですが、HOMの入門用という感じではありません。
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