独特の美しい世界観で愛されるイヤホンブランド「IKKO」
IKKO(アイコー)は数ある中華イヤホンのブランドの中でも、優れた金属造型技術で知られているメーカーです。ブランドの最初の製品であるIKKO OH1はその独特の宝石のようなデザインで多くのオーディオファンの目を釘付けにしました。
IKKOはOH1に航空宇宙グレードのアルミニウムを使用し、頑丈な金属筐体ありながら軽量な装着感を目指しました。この軽量なアルミニウムは硬度も高く、内部共鳴の低減にも効果を発揮しています。
IKKOはアルミニウムイヤーシェルに多面デザインを施し、原石のような有機物の手触りと質感をもたせることに成功しています。この複雑な構造は角度によって、輝きと陰影をもたらし、表情に深みを生み出します。
このIKKO OH1をはじめ、IKKOは耳元で美しく彩りを加える、外観に優れたイヤホンをリリースしてきました。
この記事ではそのIKKO Audioの素晴らしいイヤホンたちを紹介します。
- ドライバー:1BA(Knowles 33518)+1DD(チタンダイヤフラム)
- 感度:106db
- インピーダンス:18Ω
- 再生周波数帯域:20Hz-40kHz
- ケーブルコネクタ:0.78mm 2pin
IKKO "Meteor" OH1
¥17,820(税込)
多くのオーディオファンに愛されたIKKOのデビューモデル
IKKO OH1は思わず見入ってしまう美しいブルーのハウジングで多くのオーディオファンを魅了しました。
重みがあり、パワフルな低域に、鮮やかな色彩の中域、自然に広がる高域を聞かせます。雄大なサウンドを実現するIKKOの精神はこのデビュー作から表出されていました。


- ドライバー:1BA(Knowles 33518)+1DD(チタンダイヤフラム)
- 感度:106db
- インピーダンス:18Ω
- 再生周波数帯域:20Hz-40kHz
- ケーブルコネクタ:0.78mm 2pin
IKKO "Obsidian" OH10
¥25,520(税込)
ハウジング素材の研究により、OH1のサウンドをブラッシュアップ
IKKO OH10はOH1からハウジング素材を変更し、新たに丹銅が採用されています。
これにより低域により深みとぬくもり感が出たほか、高域にも伸びやかさが加わり、より雄渾でメロウなサウンドを実現しています。


- ドライバー:1DD(10mm高密度ナノカーボン振動板)
- 感度:105db
- インピーダンス:90Ω
- 再生周波数帯域:20Hz-40kHz
- ケーブルコネクタ:MMCX
IKKO "Musikv" OH7
¥132,450(税込)
IKKOの技術と芸術の粋を集めたフラッグシップモデル
IKKO OH10までの技術蓄積をもとに、IKKO最高の完成度を目指してリリースされたのがIKKO Musikv OH7です。
IKKOはこのイヤホンで豊かな低域を響かせ、ホールの臨場感の再現を目指し、真のオールマイティイヤホンを生み出そうとしました。
外観はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠として知られる「黄金の楽堂」、ウィーン楽友協会本部ホールにインスパイアされて造型されました。
IKKO史上、最も荘厳で雄大なサウンドを実現しています。


- ドライバー:1BA(Knowles 33518)+1DD(高密度ナノカーボン薄膜)
- 感度:109db
- インピーダンス:32Ω
- 再生周波数帯域:20Hz-40kHz
- ケーブルコネクタ:MMCX
IKKO "Gems" OH1S
¥23,450(税込)
これまでのIKKOイヤホンから、がらりと変わったブライトサウンド
IKKO OH1SはIKKOの新世代モデルです。IKKO OH1とOH10のデザインを基調としながら、新たに樹脂を導入して金属との複合キャビティを形成し、さらに洗練された外観と軽量性を実現しています。
これまでのIKKOの深みのあるサウンドとは異なり、OH1Sは明るくキラキラとしたブライトサウンドとなりました。それは宝石の原石のような外観と見事なシンクロニシティを見せていると言えるでしょう。


まとめ
魅力的なデザインのIKKO Audioのイヤホンはどれも美しく、思わず手にとって見とれてしまうほどです。パッケージデザインも優れていて、精巧に作られたケーブルや豪華な付属品で所有欲を満たしてくれます。サウンドも雄大さを重視していた初期作品から、より明るくモニター的になった最新作にいたるまで、多彩で飽きが来ません。音楽的で芸術的でありながら、技術的にも優れているブランドです。
さらに次回作とされるOH2はデザイン面で雰囲気を一新しており、新しい側面を見せてくれそうです。楽しみですね。
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