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オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

【ワイヤレスイヤホン Sound Intone H901 レビュー】低域に強みと躍動感がある楽しいイヤホン。ただし遅延があり、途絶が生じやすいところがある

Sound Intone ワイヤレス ブルーツース スポーツ仕様 インイヤーフォン 軽量 防汗防脱落 ノイズキャンセル インラインマイク付き PC/IPHONE/SAMSUNG/LAPTOP/HTC/LG スマートホン H901 (Green)

 

おすすめ度*1

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 カナル型のBluetoothスポーツイヤホン。

 イヤーピースがかなり耳穴に差し込まれるので密着感が強い。 スポーツ型だと気になる、平形コードのタッチノイズはそれほどでもない。

  ノイズキャンセリング機能を搭載しているが、たしかに環境音の低減効果は高く、没入感がある。 音漏れはそこそこあるが、耳に差し込む仕様のせいか音量が小さくても音像はしっかりしているので、音漏れするほどの音量にはならないことも多そうだ。

 

 一方で通信遅延がひどく、音楽ではプレーヤー操作から少し遅れるかな程度だが、動画では明らかに時差がある。 口パクどころかシーンと台詞がずれていることさえしばしば。 また通信範囲が狭めで音源から3mほど離れるくらいでブツブツ途絶が入る。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替えと充電用USBケーブル、マニュアル。 マニュアルは日本語には対応しない。

 

【2】音質

 低域は存在感があり、音圧・躍動感もあり、非常にタイトで音場を引き締める。メリハリ感のあるサウンド表現でとくにパーカッションにアタック感が強く、かなり気持ちよく聞ける。 また低域が張り出してきて、左右の音も真横に近いところまで出てくるので、ボーカルは楽器に近く楽器に包まれて聞こえる。

 勢いがあり、低域が引き締めるキレの良いサウンドはかなり楽しい。

 

[高音]:のびやかさと透明感があり、刺さりそうなところはあるが、大音量でも音像が荒れにくい。天井も高く突き抜け感もそこそこある。高域ボーカルはかなりきれいに聞こえる(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:真横まで楽器が張り出してくるので左右を意識しやすいが、密度感も高く、自分に向かってまっすぐ響いてくる近さのある音。ただ一部の音、弦楽音などは奥行き感があり、狭く感じさせない。一方でリズムと低域、ギターなどは近く張り出してくる。

[低音]:50hzくらいまで耳管をしっかり振るわす存在感のある音。ソリッド感が強く、メリハリある音、沈めば浮かんでくるハリと粘りがある。これは質が高い(分島花音「killy killy JOKER」、Round Table featuring Nino「Rainbow」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域が足場と横方向も引き締め、全体として密度感の強いタイトな空間。段ボールの四角い箱を被っているような、囲まれた領域を感じる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:立ち上がりは良く、メリハリと躍動感もほどよくある活きのいい音。アタック感があり、ボーカルとともに曲をリードしていく強さがある(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは低域とリズムに囲まれているが、肉厚でかなり面が広く感じられる。のびやかで透明感もある。また低域が強いが支配されない分離感があり、飲まれないで一貫性がある。

 

【3】官能性

 UVERworld「CORE PRIDE」は男性ボーカルとドラムが強く支配する曲だが、このイヤホンはこの曲の魅力を余すところなく引き出す。 活きが良いドラムが終始タイトに引き締めながらリードする中に男性ボーカルが肉厚に聞かせる。 ギターやベースがやや背景に引っ込んでいるが、肝心なところでは左右からしっかり存在を主張する。 メリハリがあって気持ちよく突き抜けていく。

 同様に鈴木このみ「DAYS of DASH」も元気いっぱいにビートに乗ってどんどん加速していくボーカルが全曲を貫いている。 突き抜け感があり、のびやかで透明感もあるボーカルに風を感じられる。 密度のあるキラキラ感に満ちた鮮やかな青春の一コマが駆け抜けていく勢いに心が元気づけられるほど楽しい。

 SPYAIR「Naked」は下手なイヤホンだとベース音が落ち着きすぎて平坦になりがちな曲。 だがこのイヤホンだとベースが活きの良さを失わず、生命力に満ちたまま終始リードする。 メリハリのよいパーカッションがボーカルの展開をサポートし、ほどよい活力が出ていてよい。

 こだまさおり「未完成ストライド」も低域がタイトに引き締める密度の高い空間を自由な方向感のある振る舞いをする他の楽器音に、しかし緻密な構成が感じられて楽しい。 左右に広い中をいろんな楽器がさまざまな方向から響いてくる。 低価格のイヤホンなどでは音がガチャガチャとしがちな曲だが、このイヤホンは低域がまとめあげる中にボーカルが一貫性を持って貫いていく展開性がはっきりと表現されていて、ブレがない。

 

【4】総評

 このイヤホンの音は素直に好み。 低域の活きの良さ、密度感、タイトさが痺れるほど気持ちいい。 とくにドラム優位のロックサウンドやクラブミュージックにはこの価格帯では頭一つ抜きんでた表現をする。

 だがここまで音のレベルの高いイヤホンなのに、遅延があり、途絶が生じやすく、使用感はいまいち。 動画の遅延は決定的でとても鑑賞できるレベルでない遅延が生じる。 音源との位置によっては頭をずらしただけで途絶が生じることも。 スポーツ用途ということを考えると、この通信の不安定さは不満だ。

 音質的にはかなりおすすめできるのに使い勝手に難がある。 長所と短所がはっきりしているイヤホンだ。

 

Sound Intone ワイヤレス ブルーツース スポーツ仕様 インイヤーフォン 軽量 防汗防脱落 ノイズキャンセル インラインマイク付き PC/IPHONE/SAMSUNG/LAPTOP/HTC/LG スマートホン H901 (Green)

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。