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【完全ワイヤレスイヤン AVIOT TE-D01a レビュー】臭みの少ない清潔感のある中高域と重厚味を出しながら圧迫感のない低域のバランス。サッパリと聴かせる。おすすめ

AVIOT TE-D01a

AVIOT アビオット 日本のオーディオメーカー TE-D01a Bluetooth イヤホン 完全 ワイヤレスイヤホン 自動ペアリング 高音質 防水 長時間再生 ノイズキャンセリング iphone android bluetooth 5.0 (ブラック)

 

おすすめ度*1

AVIOT TE-D01a

ASIN

B07H82R4W8

 装着感は悪くない。比較的収まりが良いわりに、少し遮音性は低いような気がする。音漏れは少し。

 aptXには対応しない。通信は安定している。遅延・途絶はない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーウィングとイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、キャリイングポーチ、説明書。

 特徴としてはガイダンスナレーションを声優が担当しているらしく、他のメーカーの事務的なガイダンス音声と比べて、妙にかわいい。最初は甘い声で耳にくすぐったく、思わずにやけてしまった。

 このガイダンス音声は「かわいい」系の声で真面目なガイダンスをするような感じになっており、若干物足りない。かわいい声でやるなら、いっそのことメイド風に「ご主人様、ペアリングいたしますね!」くらい言わせてはっちゃけるか、真面目にガイダンス案内をさせるなら、沢城みゆき・朴璐美・皆川純子・進藤尚美みたいなボーイッシュな男性的な声のほうがよかったかな。多分に個人的願望になるが。

AVIOT TE-D01aAVIOT TE-D01a

 

【2】音質

 全体的に抜けが良い中高域が大抵の音楽をサッパリと聴かせてくれる。低域はやや鈍く重い音で重厚感は感じさせるが、自己主張は抑えられていて、中高域を阻害するような鳴り方ではない。ベースやドラムは下に重く、地熱感を出す感じが強い。印象としてaudio-technicaのATH-CKR7TWに似ているかなと思ったが、CKR7TWの低域が厚い感じなのに比べると、こちらの低域はもう少し深く重い印象で、重厚の「重」を重視するか「厚」を重視するかの違いはある。個人的にはエッジ感を出しつつ、抜けが良くさっぱりした音は好みなので、この機種の音質評価は少し甘いかも知れない。

 

[高音]:抜けが良く、サッパリした味。オーテクっぽい(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ピアノの発色がよく、煌めき感がある。弦楽も伸びが良い。材質感は比較的サラサラしていて、抵抗感なく広がっていく鳴り方。

[低音]:100hz~30hzまでやや鈍い振動の音。厚みもあるが、どちらかというと重みのほうに重点を置いたような音に聞こえやすい(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:全体的に見通しが良く、自己主張の強い音は少ない印象。曲によって密度感はそれなりに出てくるが、音の抜けが良いので圧迫してくる感じがなく、比較的風通しの良い空間を感じる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ハイハットは抜けが良いのでスプラッシュ感の印象が結構強め。粒感でリズムをまとめるというよりは、撥ねや飛沫の飛翔感を感じさせる。曲によってはしっかりと固着感があってリズムの塊を感じさせるので、決して粒感が潰れてしまっているわけではない。ドラムは比較的下方向に地熱を感じさせる重い系統の、バに重点があるバシンバシン系の音(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:比較的サラサラスッキリ。

 

【3】官能性

 ClariS「イロドリ」はClariSの曲の中では、比較的すっきりした味のように思うが、このイヤホンで聴くと、見通しがよく比較的臭みを少なく、すっきり感をそのまま忠実に聴かせてくる印象。たとえばピアノの音は煌めき感をほどよく出しながら、浮き上がりすぎず、ボーカルの落ち着いた色彩との関係性が良好に思えるし、途中で味付けに衝撃音を加えてくるデジタルドラムやハイハットも目立ちすぎず、尖らず、後味を強く残さない。傾向としては温もり感は抑えめで若干ドライな感じに聞こえる。このあたりもオーテクのような印象がある。

 スキマスイッチ「奏」は密度感もそこそこ出しつつ、抜けの良い音で圧迫感を感じさせない。この曲ではシンバルにチャリチャリした固着感があり、結構リズムを耳に粘らせるので、メリハリもよく思える。ボーカルは演出感少なめで、サラッとまっすぐに伸びていく印象。

 fhánaの曲だと個人的には「Rebuilt World」なんか、このイヤホンで聴くと気持ちいい。サビ付近は低域も厚くぎっしりした密度感が強く、それ以外ではピアノの煌めき感の光沢と、低域やパーカッションを抑えたことからくる開放感が強いという対比のある構造が魅力だが、この対比がきつすぎると統一性を失う。低域を強調するイヤホンだとサビで圧倒的な迫力を感じさせる反面、そこだけ浮き上がった印象になって曲全体の調和性に欠ける感じが出やすいが、このイヤホンは低域の量感をそれなりに抑えつつ、抜けの良い形でパーカッションを聴かせることで臭みを出さず、メリハリ感を素直に底上げして圧迫感は感じさせない。いいとこ取りしてくれて聞き疲れさせない、そんな巧みさをサラッと味わわせてくれる。

 中島みゆき「with」なんか結構感心した。ドラムの弾みに重みと躍動感が出ていて、骨格をしっかり出しながら、スムースな楽器音でボーカル付近に密度感が出過ぎないよう配慮してみせる。おかげでボーカル周りに見通しの良い空間が出来て、ボーカルが分離してしっかり味わえる。

 

【4】総評

 率直に言って、音質は価格を考えるとかなりいい。ドンシャリ系のメリハリ感を求める人には向かないが、すっきりと聴きやすい感じのメリハリ感が好きならおすすめ。「オーテクのSound Realityシリーズのような見通しの良い音が好きだが、3万円近くするCKR7TWは高すぎです、どうしたら良いですか、教えて先生!」という人に、「これどう?」って差し出したい。ただし、アニメ声優声のガイダンスだけは妙に耳にくすぐったいので、硬派な人には向かない。私は軟派なので、気に入った。

AVIOT TE-D01a

 

【5】このイヤホン向きの曲

 この曲の密度感をしっかり出しながら、抜けよく圧迫感なく聴かせるので、空間的な風通しが良く、清涼感のある爽快な聴かせ方をする。低域の出し方も重みを感じさせながら、かぶさってこないので、中高域の充実をそのまま楽しめる。

 

 この曲なんかイヤホンによっては少しガチャガチャしやすいが、比較的すっきりスムースに聴ける。ギターのドライなエッジ感がしっかり出ながら、ドラムセットが比較的後味淡泊で重くさせすぎない。ロック曲なのでドンシャリなほうがよいという人もいるだろうが、個人的には、この曲はドンシャリイヤホンで聞くとボーカルが埋まってしまいやすく、ドラムセットがうるさく出過ぎるところがあるので、スッキリ系の表現をするイヤホンの方が聴きやすく好みだ。

 

 たとえばこの曲は元々結構な重厚感がある曲だが、その重厚感を感じさせつつ、フレッシュさを感じさせてくれるという意味で、このイヤホンの表現は好きだ。低域を強く出してきても重苦しいドンで楽しめる曲であるが、このイヤホンはむしろそうしたドンの重みをそれはそれとして保存しながら、中高域ももうちょっと楽しめるぜ?と提案してくる。具体的には低域を少し下の方にどかして聞こえの良い空間を作った上で、ハイハットのスプラッシュ感をきれいに聴かせてみせる。この曲ではドラムが目立つ場面とハイハットが目立つ場面、どちらも止まって静寂感を出す場面の対比が面白みになっているので、このやり方は実にあざとく、うまい。まんまと引っ掛けられてしまった。

 

 スッキリ聴かせてくれるので、この曲なんかも清涼感がある。量感は必ずしも強くないが、重みが出るのでしっかり重力感を出す低域と、地熱感を出すドラム表現がこの曲向きに思える。中高域はすっきりと見通しよくボーカルを囲んで、重力感のある低域との分離感を思わせ、飛翔感を感じさせる。

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。