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【ワイヤレス骨伝導イヤホン Andeor YKL-701 レビュー】耳を塞がないのが安全面で利点。音質的には不満

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Andoer 骨伝導 後掛け式 ヘッドセット ワイヤレス+Bluetooth4.0 + EDR+ ステレオ イヤホン HIFI音質 ハンズフリー機能 防水 スポーツ iOS/Androidスマートフォン/PCなど対応 YKL-701

おすすめ度*1

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ASIN

B01HRHRT5W

 耳前の骨伝導で音を伝えるワイヤレスイヤホン。独特の形状で近未来的。耳は塞がれないので当然遮音性は低く、音漏れもかなり目立つ。耳を塞がないので蒸れる感じはなく、装着感は悪くない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は充電用のUSBケーブルが付属する。

 

【2】音質

 骨伝導は独特の篭もったというか、はずれかけたヘッドホンやイヤホンのように、薄味になった感じの音になる。そのため、音のキレは全体的にやや物足りなく、ぼやけた感じの音になるところがある。耳に近づけるほど音は大きくなるが、音割れのような感じは強くなる。

 

[高音]:のびやかさがあり悪くない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:独特の、平面的でやや狭い感じになる。アナログテレビのステレオ音源のような聞こえ方というとわかりやすいだろうか。
[低音]:どうも骨伝導では低音は出にくいようだ。100hzは振動を感じ、90hzはまだ音がするが、80hz以下はほぼ無音。重低音は楽しめそうにない(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:平面的(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:リズムは鳴っているが、精彩にはやや乏しい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:のびやかさはあるが、精彩感にはやや欠ける印象。

 

【3】官能性

 池田綾子「All Of...」は全体的にふんわりとボケた印象。骨伝導の特徴なのか、楽器音はやや輪郭感が乏しくエッジは利いていない。低音も軽く、全体的に平面的。

 Rie fu「One Bite」も暖色が強調される印象。ボーカルののびやかさは高域では粗くなり、やや割れがち。ただ中域のピアノはそれなりにムードを出しており、叙情を感じさせる。比較的味わえる。

 nano.RIPE「スターチャート」は全体的に軽めでエッジが緩い印象。ドラムの音が非常に平面的で軽い。ギターのエッジは粗く、ガヤガヤとした感じがある。そのせいか音の消失感にもキレがない。

 

【4】総評

 はっきり言って骨伝導は未だ進化途上というのを思い知らされた。耳を塞がないので運転時や外出時に安全性が高いのは評価できるが、それだけ。出力の良いヘッドホンを首掛けした方がまだ音は楽しめるのではないだろうか。

 

YKL-701 骨伝導ヘッドホン ワイヤレスBluetooth 内蔵マイク 耳フリー ハンズフリー 防滴仕様 日本語PDF説明書対応(レッド)

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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