Penon Audioはダイナミックドライバー3基構成のPenon Serialをリリースしました。最近再評価されているダイナミックドライバーですが、複数構成の機種は少なめで、興味深いですね。
Penon Serialの特徴
- ドライバー:3ダイナミックドライバー
- 6mm PU振動板(高域)
- 8mmチタンプレート(中域)
- 10mmバイオロジカル振動板(低域)
- 樹脂シェル、スタビライズドウッドパネル
- 3ウェイクロスオーバー、3チューブ
- ステンレス製ノズル
- 周波数特性:20-20kHz
- インピーダンス:18Ω
- 感度:103dB
- コネクター:2Pin 0.78mm
- ケーブル長:1.2M
独特のドライバー構成
Penon Serialはダイナミックドライバー3基構成といっても、それぞれの音域を担当するドライバーの口径や素材が全く異なるように構成したようです。低域は10mmバイオロジカル、中域は8mmチタンプレート、高域は6mmPUと素材と口径を変えているのは、おそらくそれぞれの音域の波長を考慮した設計になっているのでしょう。ただしブランドからとくに説明がないので、詳細はわかりません。
周波数特性
Penon Serialの周波数特性が少し話題になっています。8kHzに見える強いピークのようなものがHead-Fierの関心を呼んでいるようです。個人的にはこのあたりの共振は測定器によって強く出る場合もあるので、あまり気にすることはないように思いますが、実際に測定し、聴いてみなければわかりません。私個人としてはスタジオチューニングに近いように見えるので、結構好みの音に思いますね。ボーカルやギターがきれいに聞こえそうです。
デザイン
公開されている写真を見ると、パッケージも含めて価格の標準は満たしているようです。同価格くらいには、ビルドとパッケージ両面で明らかに価格的におかしいDUNU FALCON Proがいるので、それに比べると少し見劣りしますが。
価格と販売時期
Penon SerialはPenon Audioで$299で販売開始されています。
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