Moondropの最新完全ワイヤレスイヤホン「Moondrop ALICE」が発売されました。
Moondrop ALICEの特徴
- 高性能U.L.T.スーパーリニアダイナミックドライバー
- 第3世代DLCダイヤモンドライクカーボンコンポジット振動板
- クアルコムのフラッグシップBluetooth SOCチップ QCC5151
- サウンドステージ・バーチャルサウンド・アルゴリズム VDSF+
- 一体型音響構造
Moondrop ALICEの技術仕様
- ドライバー:10mm U.L.T.スーパーリニア・ダイナミックドライバー
- ダイヤフラム:第3世代DLCコンポジットダイアフラム
- Bluetoothバージョン:5.2
- Bluetoothプロトコル:A2DP/AVRCP/hFP/hsp
- コーデックプロトコル:AAC/SBC/aptX アダプティブ
- 充電プラグ:タイプC
- インピーダンス:32Ω+15%@1kHz
- 動作距離:約15m(バリアフリーオープン環境)
- 入力:5V-0.5A
- バッテリー駆動時間:約8時間(イヤホン)+40時間(ケース)
高性能U.L.T.スーパーリニア・ダイナミックドライバー採用
ALICEは、MOONDROPのフラッグシップ・ドライバーイヤホンKATOと同じ特許取得済みのULTスーパーリニア・ダイナミック・ドライバーを採用しています。より効率的な内外磁石複合磁気回路、よりリニアなエアフロー構造、より大きな真鍮製内部音響キャビティ、より軽量な極細輸入CCAWボイスコイル、高周波位相導波路などを自社設計・開発しています。FEA有限要素シミュレーションと実験・検証を繰り返し、非線形歪み、線形歪みを問わず、筋肉質なダイナミクス、豊かなディテール、驚くべき性能を実現しています。この有線イヤホンのフラッグシップモデル級に採用されたULTスーパーリニアダイナミックドライバーをALICEに採用することで、信号出力コネクタのみを変更し、電気音響変換構造、音響性能をそのまま受け継ぎ、ALICEをはるかに超える音質を実現しています。
第3世代DLCダイヤモンドライクカーボンコンポジット振動板
ULTスーパーリニアダイナミックドライバーは、振動板の異なる部分にDLCと2種類の素材を使用した新設計の高性能DLCコンポジット振動板を搭載しています。これにより、高剛性、高減衰率、軽量化を実現し、ベリリウムをも凌駕する総合的な音響性能を実現しています。この振動板は、FEA有限要素解析でシミュレーションした異なる材料特性をもとに、実験を繰り返して得られたもので、高音域性能の向上、ダイナミックレンジの改善、音響全体の減衰力のアップ、瞬発力の強化が実現されています。
クアルコムのフラッグシップBluetooth SOCチップ「QCC5151」を搭載
QCC5151の強力な内蔵DSP性能により、ALICEはより豊かな音質拡張を実現し、様々な異なるフィルターアルゴリズムを追加することでインイヤーモニターの物理的制約を補い、よりリアルで快適なリスニング体験と豊かなプレイアビリティをもたらすことが可能です。
音場バーチャルサウンドアルゴリズム VDSF+搭載
ALICEは新世代のVDSF+(Virtual Diffusion Sound Field Technology)を搭載し、音響伝送路の末端における直接音の違いをシミュレートすることで音場性能をさらに向上させました。VDSF+はタッチ操作で簡単にON/OFFが可能です。
一体型音響構造
従来のTWSとは異なり、ALICEは高忠実度のワイヤードヘッドホンに見られる一体型音響キャビティ構造を採用しています。ドライバーと関連する音響構造は、コンポーネントやバッテリーのスタックよりも優先されます。このように、ALICEはセンサーやFB部品が音響伝導に与える悪影響を回避するだけでなく、より最適な音響伝導経路を確保することができます。ALICEは従来のTWSとは異なり、標準的なインイヤーモニターと同じ形状をしており、純正のイヤーチップをサードパーティ製の代替品に交換することで、最適なカスタムフィットと高音/低音性能の向上を実現しています。
価格と販売状況
Moondrop ALICEは189.99ドルで、Linsoulなどで発売中です。
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