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【ワイヤレスヘッドホン iDeaUSA V203 レビュー】aptX対応。量感たっぷりの低域は深掘り感もあり、胸に響く。

iDeaUSA V203

iDeaUSA Bluetoothヘッドホン ワイヤレスヘッドホン Apt-X対応/高音質/折り畳み式/密閉型/オーバーヘッド/内蔵マイク/ CVC6.0ノイズ低減/ハンズフリー通話

 

おすすめ度*1

iDeaUSA V203

ASIN

B071L3DRBZ

 厚いイヤーマフはしっかりした質感の合成皮革でもふもふと耳に柔らかい。装着感もかっちり頭に嵌まり、ずれるところはない。ただ長時間使用ではやや耳が痛む。ヘッドバンドは折りたたみできて携行も可能だ。この点、V202よりは使い勝手が良い。低域に量感があるせいか遮音性は思いの外高く、音楽再生中は環境音はほぼ聞こえない。音漏れは若干目立つ。

 aptX対応。通信性能はかなり安定しており、音飛び、遅延全くなく、動画鑑賞も問題ない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は充電用USBケーブル、AUXケーブル、携行ポーチ、説明書。説明書は日本語対応。

 

iDeaUSA V203iDeaUSA V203

 

【2】音質

 音質的にはドンが強いドンシャリ傾向。しかし中高域はかなりクリアで抜けも良く、低域重視とはいえ、中高域にも味わいがある。低域がやや前面に出てくるので、左右の音が若干隠れがちに感じられるところはあるが、空間的にもほどほど広く、奥行き感もそれなりに出ていて、バランスが良い。ボーカルも突き抜け感がうまく出て、のびやかさもあるので、低域に引っ張られてカサカサするという感じはない。

 

[高音]:高域はのびやかで素直に抜ける印象。突き抜け感もある(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域はほどよく広いが、低域の陰に若干隠れるところもある。

[低音]:かなり厚みのあるぼーっとした音。比較的減衰は素直。深みと厚みがあり、躍動感もそこそこある低域が主体になる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域が前面に出てきて厚い床面を作る。高域はやや奥まる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム優位。左右に張り出すハイハットは場合によって低域に隠れやすい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:突き抜け感とのびやかさがある。息遣いなどはそれほど出ず、単調なところはあるが、素直で自然な印象。

 

【3】官能性

 鈴木このみ「DAYS of DASH」は低域がまず厚く熱量のある音場を作る。この音場はほどよく広さがあり、圧迫感がない。左右の音はやや奥まっており、張り出しは耳に近すぎる感じではなく、ほどよく距離感があるのも音場の広さを感じさせる。アタック感は強くはないようで、音にエッジはそれほど感じられないが、リズム感は良好。何より低域に影響されないボーカルの突き抜け感とのびやかさがうまく出ているので、この曲の魅力をかなり出し尽くしている印象だ。若干のもっさり感だけが気になる程度だろう。

 petit milady「azurite」はやや低域ドラムが前面に出てくるので、ボーカルは若干奥まる。低域ドラムが厚い雲だとすれば、下からボーカルを見上げる感じになるだろうか。ボーカルはみずみずしさもそこそこ維持されていて、のびやかさと突き抜け感はそれなりに出る。飛行機雲を描くような効果音も爆発力があり、推進力を感じる。ボーカルに透明感と清涼感が少し足りなく思えるところだけが気になるかも知れない。クラブサウンド風のキラキラした華やかな感じではなく、どちらかといえば力強い正統派ロックサウンドの味わいが強い。

 perfume「SEVENTH HEAVEN」は密度感の高めの曲だが、このヘッドホンで聞くと音圧と量感がよく出るので、その密度に迫力が加わる。深みまでしっかり潜る低音は床面に躍動感を出しており、味わいがある。ボーカルはやはり若干透明感に欠ける印象ではあるが、反面肉厚さがあって歯ごたえが感じられ元気。ピアノの精彩もかなりクリアで、しかも焼け付くほどキラキラしないので耳にうるさくない。全体として重厚な方向性によくまとめられている印象だ。音の抜けも良いので密度のある音が抜けた後には爽快感もある。

 池田綾子「ふたつの街で」は左右の張り出しも良く、密度感のある音場にのびやかで力強いボーカルがきれいに歌う。楽器音の発色も良く、煌めき感もほどよく出るほか、低域が重厚ながら温かみのある音を奏でて音場の温度を維持している。サビでのボーカルの突き抜けとそれをふっくらと包み込む楽器音の色づきが充実したものを感じさせる。金属的な音では粒をうまくまとめきれないのか、ややキンキンするところはある。

 

【4】総評

 躍動感と深みがあって厚みもある元気な低域が一番の魅力。中高域もそれに負けず精彩があり、のびやかさや突き抜け感がある。メリハリは若干もっさりしやすいところがあるが、リズムはしっかりしている。ボーカルも若干一本調子なところがあるのを除けば、高域まで色合いを失わず、突き抜け感もあって女性ボーカルも存分に味わえる。aptX対応で通信面での不安もなく、折りたたみ可能、付け心地よし、遮音性良好と死角は少ない。

 コスパで言えば、価格相応の実力は十分に感じられる。空間性のよい低域はゲーミング用途としても悪くないと思われ、動画鑑賞用としても迫力ある映像が楽しめる。使い勝手の良さを考えるとかなりお得だ。

iDeaUSA V203

 

【5】このヘッドホン向きの曲

 このヘッドホンで聴くと、低域に音圧があり、重厚で大味に聞こえる。ボーカルは力強くのびやか。

 

 この曲でもやはり重厚な低域が支える元気でのびやかなボーカルが味わえる。

 

iDeaUSA Bluetoothヘッドホン ワイヤレスヘッドホン Apt-X対応/高音質/折り畳み式/密閉型/オーバーヘッド/内蔵マイク/ CVC6.0ノイズ低減/ハンズフリー通話

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。