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【DJヘッドホン Studio Pro PRO-002 レビュー】これは超絶おすすめ!低価格で量感のある低域と抜けの良い中高域を味わえる

Studio Pro オーディオ ヘッドホン 折りたたみ式 密閉型 直接携帯電話やDJ機器に使用できるヘッドセット オーディオ用

 

おすすめ度*1

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 ケーブル着脱可能、折りたたみ可能な持ち運びに便利なヘッドホン。密閉型だが、遮音性はそれほどでもなく、周囲の音は聞こえるが、音楽を再生すると強い低域でだいぶ聞こえなくなる。音漏れはかなり少ない。

 付け心地は低価格品では良好。ヘッドバンドは左右からしっかり挟み込む固定力の強いものだが、ヘッドバンド・イヤーマフともにクッションがしっかりしていて優しく、長時間使用でも耳が痛くならない。イヤーマフは蒸れやすいが、さらっとした材質のせいか汗の不快感はそれほどない。ただ25℃前後の気温の高い状況で数十分イヤーマフをつけてから外すとしっかり汗が付いている。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は着脱可能なオーディオケーブル。このオーディオケーブルは3.5mm/6.3mm変換式で、左右のハウジングで差し込み口の径が違うので、機器に合わせて使い分けできる。ケーブルにタッチノイズはない。

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【2】音質

 音質的には低域のしっかりした量感に満足感を得られる。厚く重くしっかりと足場を作る音で音場は広く、かなり充実して感じられる。次に圧迫感がなく抜けの良い中高域も良質で、鮮明度が高く、のびやか。低域と中高域の棲み分けも良く、低域が中高域にかぶさる感じはない。解像度なりの限界はあり、ボーカルは若干カサカサするけれども、低価格でここまでの音質はなかなか魅力的。

 

[高音]:抜けが良く、すっきりしている(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中高域はなかなか鮮明で精彩感があり、やはり抜けが良いので低域のエネルギーを素直に開放し、爽快感につなげてくれる。

[低音]:厚く量感のある音で振動も太く、芯も太い音。減衰は素直。ドラムは熱量もあるが弾けすぎない音で、バツンバツンという革ソファーのようなタイプ。柔らかみがありながらパワフルで、中高域を邪魔しにくいタイプの音なので個人的に好み(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:厚い低域はやや床面を意識させる。頭の中心に聞こえてくるボーカルを囲む感じであり、球状のドーム構造。音の傾向としてはアタック感はそれほど強くない(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは熱量があるが、目立ちすぎない。ハイハットの粒感もしっかりしているので、ドラムセットは全体的に味わえ、そのため疾走感も失われない(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルも伸びやかで肉厚。低域に近く、その影響によってか曲によっては若干ドライになる時はある。

 

【3】官能性

 perfume「ポリリズム」はしっかりと躍動する低域が作る音場の上に作られる密度の高い音楽空間がかなりしっかり表現される。とくにボーカルと低域の引き合いながら一体化していく中毒性がうまく出ている印象。全体的に音も抜けが良いのでエネルギーをためすぎず、圧迫感が出過ぎないところもよい。

 ClariS「ヒトリゴト」はかなり秀逸。この曲は密度が高く、楽器音の一部が潰れてしまうと多彩さが削がれて単調になりやすい。しかしこのヘッドホンは低域の中高域に被らないうまい鳴り方とボーカルとの調和性がしっかりと中心軸を作りつつ、抜けの良い金管が適度に開放感を出し、ピアノも精彩を失っていない。

 May'n「ダイヤモンドクレバス」は音場の密度感が中毒的。丁寧に足場を作る低域、密度のある中域、高域まできれいに抜けていくボーカル。個々の音をくどくさせず、濃密な空間をボーカルと低域を中心軸にしてまとめあげている。ここまでゾクゾクするのはなかなかない。

 JAZZもいい。mabanua「float」は粒のあるパーカッション、色彩感のあるピアノ、優しく丁寧に音場を作る低域と三拍子揃い、充実感がある。

 

【4】総評

 久しぶりに低価格で夢中になれるヘッドホンに出会った。これくらいの値段設定だと気軽に持ち運びできるので潰しがきく。携行性が高く、装着感も良好で、音質良く、音漏れも少なめで、6.3mm/3.5mm両用で汎用性が高く、安価なので使用に抵抗感が少ない、使い勝手の良い製品。低価格品の宿命と言うべきか、ケースが付属しないので、持ち運び用にケースを別途用意すれば完璧だ。コスパは文句なく高い。

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【5】このヘッドホン向きの曲

 柔らかいながら重厚感を出して音場を丁寧に作り出す低域の熱量と力強いボーカルのコラボレーションを味わうならこの曲。

 

 しっかり音場を作る低域と定位感、そしてカサカサしないみずみずしいボーカルがこのヘッドホン向き。

 

 こうした密度の高く、しかも低域がしっかりまとめあげる形の曲はうまい。

 

 こちらも低域の音場表現と定位感に妙味がある曲。

 

 ボサノヴァ風の曲もおすすめ。低域の充実感が曲を引き立てる。

 

Studio Pro オーディオ ヘッドホン 折りたたみ式 密閉型 直接携帯電話やDJ機器に使用できるヘッドセット オーディオ用

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。