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【完全ワイヤレスイヤホン Zagzog TWS18 レビュー】明るく透明感と突き抜け感を感じる高域シャリシャリサウンドはなかなかによい。ただし操作性などにいろいろと問題あり。

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Zagzog TWS18

Zagzog Bluetooth4.2 イヤホン 高音質 完全ワイヤレスイヤホン 軽量 省エネ 左右分離型 タッチ型 ブルートゥースイヤホン HIFI高音質 充電式収納ケース CVC6.0ノイズキャンセリング ステレオ音質 マイク内蔵 通話可 人間工学 フィット感抜群 オシャレ 電子説明書 iPhone&Android対応 (ダークブラウン)

 

おすすめ度*1

Zagzog TWS18

ASIN

B07B7K733T

 小型のハウジングで耳への収まりも良い。遮音性はそこそこ。音漏れは少ない。

 aptXには対応しない。個体差かも知れないが、通信品質はやや安定しない。比較的頻繁に片耳が途切れる。

 

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、日本語マニュアルと中国語マニュアル。

 使い勝手は若干特殊だ。まず手に入れた個体はアナウンスが左耳側が中国語、右耳側が英語というアンバランスな設定になっている。変更は出来ない。

 次に接続するプレーヤーによっては音量調節が出来なくなる。SONY NW-27につないだところ、音量コントロールを完全にイヤホンに奪われ、音量調節ができなくなった。イヤホン側で音量調節は出来ないので、この場合一切音量が調節できなくなる。Activio CT10ではプレーヤー側で音量調節が可能だったので、スマホではたぶん調節可能だと思うが、確言は出来ない。

 またテストした感じだと、連続再生時間は3時間とあるが、長くて2時間もないんじゃないかと思う。他のイヤホンではテスト中頻繁に充電することはないが、このモデルは充電をかなり行う必要があった。もちろんこれも個体差の問題かも知れないところはある。

Zagzog TWS18Zagzog TWS18

 

【2】音質

 操作性の面では少し不安定なところが見られたが、音質は価格を考えると悪くない。傾向としてはドンシャリ傾向で重低域はあまり出ず、タイト傾向の締まりの良い固めの低音と透明感の強めでシャリシャリシャープな高域で全体的に硬質な音を鳴らす。音の印象は細め。完全ワイヤレスモデルではこういう傾向の音質は珍しくない。比較的アタック感が出やすく、メリハリが強く感じられ、高域で突き抜ける感じが強いので、ロックやクラブサウンド、ポップスでメリハリ感よく色味明るめに味わうには良い。欠点としては個々の音のエッジが尖るので混濁しやすいのと、聞き疲れしやすいところだ。

 

[高音]:シャープネス強めで細く尖る突き抜け感がある。シャリ感は出やすい(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:全体的に明るくキラキラ感が強い。弦楽は細く尖る。ピアノはキンキンしやすい。

[低音]:比較的芯のしっかりした振動で100hzから50hzくらいまでしっかり。40hz以下は少し沈む印象。タイト傾向で存在感はややおとなしめ(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:全体的に近く感じられる。音のエッジがかなりシャープなので、クラブサウンドなど情報量の多い曲では少し音が混濁しやすい(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムはエッジ感良くタイトにまとまりがよい音で、衝撃力も強いバシバシとした音。ハイハットのキラ味はかなり強くシャリシャリとドラムに負けない強さがある。全体的にやや軽快方向の味付け(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ブレス音は少し出やすい。全体的に色味が明るく、透明感もある。全体的には高域でのびるところに妙味があり、女声ボーカル向き。

 

【3】官能性

 UVERWorld「CORE PRIDE」はかなりシャープな印象。ドラムはタイト、ハイハットはシャリシャリ、ボーカルはやや透明感があって明るく、少し中性的。楽器のエッジ感はよく、アタック感も感じるのでシャープで攻撃的な味を感じる。

 Perfume「Dream Fighter」は音のエッジ感が少しきついので、刺さりやすいところがある。音量には注意が必要だ。適正音量を保てば、ボーカルには透明感もあって伸びが良く、楽器音もメリハリがよく出るので、比較的楽しめる。

 小田和正の曲は聴きやすい。透明なボーカル表現で突き抜け感も出るので、たとえば「空が高すぎる」のような曲は綺麗に感じる。楽器表現としてもシャリシャリしやすい音が少ない歌が多いので、全般的に相性よさげ。

 Aimer「ポラリス」は明るい。ドラムが重すぎないタイトなまとまりの良い音で軽快味がある。楽器音もキラキラしていて明るく、ボーカルも透明感を持って突き抜ける。

 

【4】総評

 音質的には演出感があるが、透明感や煌めき感を感じやすく、メリハリも出るので価格的に悪くない。ドンシャリ傾向なので好き嫌いはあるだろうが、シャープな音質が好きな人には比較的コスパよく思えるはずだ。コンパクトなケースも使い勝手が良い。

 ただし操作性は独特で初心者向きではなく、amazonのレビューを見ても品質にはやや不安定な印象を受ける。個体差の可能性もあるが、これまでテストした機種の中でも通信安定性は低く、顔を多少背けても通信が途切れることがあるので、家の中はともかく通信が行き交う外出時に安定して使用するのは難しそうだ。連続再生時間もやや心許ない。音質は悪くないだけに、このあたりは残念だ。

Zagzog TWS18

 

【5】このイヤホン向きの曲

  明るい透明感のある声優系の曲は得意。シャープなエッジのある楽器音で勢いも出やすく、快活でキラキラ感のあるガールズポップスを楽しめる。

 

 ハイハットがやや強めに演出してくるのは好き嫌いを分けるかも知れないが、メリハリ良く明るい曲調で楽しめる。(未確認で進行形OP「とまどい→レシピ」)

 

 透明感と煌めき感がよく、この曲も楽しみやすい。低域はタイトでまとまりよく、弦楽は細くのびやか。ボーカルは澄み切っている。(多田葵「灼け落ちない翼」)

 

 弦楽つま弾きの煌めき感が強く、明るい。ボーカルの透明感もよく、比較的緻密で光沢の強い色彩を味わえる。良い。(鹿乃「glow」)

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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