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【完全ワイヤレスイヤホン SONY Xperia Ear Duo XEA20 レビュー】音質はあまりよくはない。ただ環境音はよく聞こえ、デバイスコントロールとしての魅力はある。

YATWIN i9 plus

ソニー SONY 完全ワイヤレスイヤホン Xperia Ear Duo XEA20JP : オープンイヤー ボイスアシスタント機能 クアッドビームフォーミングマイク搭載 2018年モデル ブラック XEA20JP B

 

おすすめ度*1

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ASIN

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 耳を挟み込む、独特の付け心地のイヤホン。装着性はよく、しっかり固定される。締め付ける感じもなく、一度着けてしまえばそれほど違和感もない。遮音性は全くない。音が小さめなせいか音漏れは目立ちにくい。

 aptXには対応しない。比較的通信品質は安定しておえい、途絶・遅延はない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーリングの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、スタートガイド、日本語マニュアル。

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【2】音質

 正直言って音質的にはいろいろと厳しい。高域は鈍く、突き抜け感も感じられず空気に溶け込む。中域も全体的に遠く、靄の向こうから聞こえる。低域は振動感が全くなく、さらに深い霧の中に隠れてしまっているようだ。

 

[高音]:突き抜け感は出ない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:弦楽音は弱い。ピアノも奥まって弱め。

[低音]:ほとんど聞こえない。振動感は淡い。100hzから振動は弱く、ほとんど聞こえない(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:圧迫感はないので、聞き疲れはしにくい。しかし全体的に音が埋没しやすい(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは柔らかい。思ったよりはパンチ力が出るが、パンパンとした軽い音。シンバルは輪郭は悪くないので、それなりに聞こえる(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:空気に溶け込んで優しく聞こえる。息音が少し強めに出るのでメリハリは感じやすい。表面もつややかで楽器音よりは楽しみやすい。

 

【3】官能性

 Yellowcard「believe」はドラムの爆発力はパスパスと目立つ。ギターのエッジ感はほとんどなく、ゆるゆるしている。定位感は良いように思える。

 南壽あさ子「フランネル」はピアノが柔らかく空気に溶け込む。かなりボンヤリしていて、つややかさだけは少し強く出ているのでピロンピロンとした音。重厚感もない。ボーカルは突き抜け感抑えめ。

 Jess Glynne「Home」はボーカルの聞こえは良い。重低音の重厚感はないが、空間的に圧迫感無く広く優しく感じられる。

 Round Table featuring Nino「夏待ち」は弦楽が少し薄く、情感は弱い。ギターの色づきも弱いが、ドラムの輪郭だけはしっかり。ボーカルは優しい耳当たりで突き抜け感には乏しい。 

 

【4】総評

 このイヤホンはどちらかといえば、スマートスピーカー的なデバイス制御をウリにしているところもあり、音質だけで勝負しているわけではないのだろう。環境音が丸聞こえするところは、車の運転時などにはよいかもしれない。音質的にはあまりコスパが良い感じではないので、付加価値としてのデバイス制御部分に魅力を感じるかどうかが大きな分かれ目になるだろう。

 あくまでイヤホンとして評価すると辛くならざるをえない。またamazonで少し不具合報告が多いのも気になるところ。

SONY Xperia Ear Duo XEA20

 

【5】このイヤホン向きの曲

 比較的良いという意味でこの曲。スッキリして聞きやすい形にまとめているが、煌めき感も感じられる。ボーカルの艶やかさもそれなりによく出ている。デジタルドラムの利きがかなり薄くなっているが、輪郭は比較的感じられる。薄味だが、その割に浮ついた感じはない。

 

 やや煌めき感があり、そこそこ曲のリズム感と骨格がはっきりしていて、なおかつボーカル中心で聞かせる感じだと比較的相性が良い印象。たとえばこの曲だが、空気に溶け込んでも感じられる優しい煌めき感が心地よい。ボーカルはシャープで少し息感強めだが、耳からドライバーが遠いせいか、圧迫感や刺さる感じはない。ドラムは軽くシャンシャンパスパスしているが、比較的軽快な曲なので、曲調に合っているともいえる。

 

 弦楽が弱いので、冒頭の煌めき感や奥行き感はかなり穏やか。遮音性がないこともあって、奥の音は周囲の環境音にかき消されやすく、奥行き感は希薄になりやすい。一方でボーカルはそれなりにのびてくるが、末端は空気に溶け込みやすく、突き抜ける感じは弱い。ドラムの鳴り方も非常に柔らかい。ボーカル中心に味わうにはそれなりで比較的悪くないと言った感じ。

 

ソニー SONY 完全ワイヤレスイヤホン Xperia Ear Duo XEA20JP : オープンイヤー ボイスアシスタント機能 クアッドビームフォーミングマイク搭載 2018年モデル ブラック XEA20JP B

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。