「物欲探訪」シリーズは普段からamazonを覗いている筆者が、買おうかどうか迷っている機種を紹介するコラムシリーズです。
- 低価格でaptX対応、デザインも良好
- 低価格ワイヤレスイヤホンメーカー MEBUYZ
- 最大の魅力はコンパクトなケース
- 技適取得済みで安心して使えます
- 搭載通信SoCはQualcomm QCC3020
- バッテリースペックは十分
- 防水性能はIP65
- 充電コネクタはMicro-B
- 音質は低域バカです
- MEBUYZ A20の技術仕様
- レビュー記事
- まとめ
- 【関連記事】
低価格でaptX対応、デザインも良好
さて、いつもどおりamazonを覗いて興味をひかれたのが今回のMEBUYZ A20です。3000円以下というかなり廉価ながら、Qualcommの人気通信チップQCC3020を搭載していてaptXに対応しているという完全ワイヤレスイヤホンになります。
実はこれすでに買いました。本来は手に入れる前の機種を紹介するこのシリーズですが、タイムセールになったんでさっさと手に入れてしまいました。
じゃあレビューしちゃえよって話ですが、実は現在、自由音場フィルターが調子悪くなってしまい、メーカーさんで再調整中です。そのためレコーディングシグネチャーの録音ができず、レビューは基本お休み中なので、このコラムで紹介しようというわけです。
ちなみにパッケージングとビルドクオリティは価格を考えると、かなりまとも。
低価格ワイヤレスイヤホンメーカー MEBUYZ
MEBUYZはShenzhen LanXin Technology Co., Ltd.のオーディオブランドで、主に完全ワイヤレスイヤホンを中心に製造しているようです。Shenzhen LanXin Technologyは自社工場を持っているタイプのオーディオメーカーらしく、かなり割安気味なのは自前の生産設備を持っているおかげで中間マージンが省けているのかもしれません。
私たちの会社はさまざまな種類の製品を供給しています。「高品質を手ごろな価格で」が信条です。私たちはあなたからの問い合わせを歓迎しており、できるだけ早く返答いたします。私たちは、経営理念において「品質第一、サービス第一、継続的改善、顧客に応える革新性」の原則を固守し、品質目標として「不良品ゼロ、クレームゼロ」を掲げています。私たちのサービスを完璧にするため、私たちはリーズナブルな価格で良質のプロダクトを提供します。
最大の魅力はコンパクトなケース
この機種の最大の魅力はコンパクトで持ち運びやすいケースです。かなり薄く、ケースの厚みは2cm程度しかありません。ケースの開閉もスムーズで使い勝手は上々です。ほかのMEBUYZ製品と違って外観にロゴがなく、シンプルでエレガントに感じられるのも美点です。
技適取得済みで安心して使えます
この機種については技適取得済みであることを確認しました。
搭載通信SoCはQualcomm QCC3020
MEBUYZ A20は低価格で通信安定性の高い人気通信SoC QCC3020を搭載しています。技適情報でも実際にQCC3020が映っていることを確認しました。私の経験上、QCC3020搭載機種は基本的に通信安定性は高めです。
QCC3020でaptX接続していると特徴的な破裂音のようなものはまれにあります。この機種の場合「ザシュッ」って感じですかね。
バッテリースペックは十分
イヤホン単体の連続再生時間は最大6.5時間くらいあり、低価格ではかなり優秀です。通勤通学なら3時間あれば十分快適に使えると思いますから、かなり余裕を感じますし、長時間の作業のお供にも向いていそうです。バッテリーケース込みの最大再生時間は28時間と、こちらもケースサイズがコンパクトな割に優秀です。
防水性能はIP65
防水性能はIPX5相当です。IPX5であれば多少の雨の中で使用しても大丈夫なくらいなので、防汗性能は十分、陸上のスポーツやワークアウトでの使用は問題ないと思います。ただし水没耐性はありません。
このイヤホンは防塵性能も備えており、IP6Xと防塵性能は規格上の最高数値です。この性能を持つイヤホンは実際の使用環境において全く粉塵の影響を受けません。つまり、砂浜のような場所にも安心して持っていけるということです。
充電コネクタはMicro-B
充電コネクタはUSB Micro-Bです。Micro-Bはコネクタ形状がコンパクトですが、現在主流となっているUSB Type-Cの一つ前の規格で、充電効率や使い勝手で基本的に劣る傾向があります。また現状では多くのスマホがUSB Type-Cケーブルを使っているので、充電ケーブルを流用しづらいところがあります。この点だけは残念かもしれません。
音質は低域バカです
音質は低域が強調されています。その他の特徴としてはわりと中高域をしっかり聞かせる構造になっていて、高域はそれよりややおとなしいですが、超高域もわりと出ているので、風通しは悪くないといった感じです。低域が好きなら悪くありません。ロックを聴く場合はエレキベースが主役になりやすい感じのサウンドです。
ちなみに商品ページに以下のようにダブルドライバー搭載と書いてありますが、筐体サイズを考えても、技適情報に付属していた分解画像を見ても、おそらくデュアルドライバーではありません。下の意味はAACとaptXに両対応していると言いたいのではないかと思います。
MEBUYZ A20の技術仕様
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Bluetooth規格:Bluetooth 5.0 + EDR
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Bluetoothプロファイル :HFP V1.7; HSP V1.2; A2DP V1.3; AVRCP V1.6;
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通信距離 :10メートル(33フィート)
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入力功率 :DC 5V / 90mA
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再生時間 :6.5~7時間
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イヤホンの充電時間:約1.5時間
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イヤホンのバッテリー容量:48mAh
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充電ケースの充電時間:約2時間
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充電ケースのバッテリー容量:400mAh
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充電ケース・イヤホン充電可能回数:4回.
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質量 :4 g (1つイヤホン)
パッケージ内容
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イヤホン本体 ×両耳、 充電ケース ×1
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充電用ケーブル ×1 、 英語/日本語取説書 ×1
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専用イヤピース(Sサイズ装着済み) ×3種類
レビュー記事
MEBUYZ A20についての当ブログのレビュー記事は以下を参照してください。
まとめ
低価格で接続安定性の高いQCC3020を搭載し、コンパクトで携行性も高く、防塵防水性能でもかなり満足できるスペックを持っています。総合的に考えて、3000円以下で手に入るなら、かなりおすすめできる機種のように思えます。充電端子がMicro-Bなのだけが少し残念と言えば残念ですが、デザインも癖が少なくて使いやすいので、たぶん許せます。
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