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【ニュース】高速で静粛!オーディオファンも必見の10GbE対応のNASキット「F4-422」登場

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TerraMaster F4-422

TerraMaster F4-422

TerraMaster F4-422 10GbE NAS 4ベイ ネットワークストレージサーバー クワッドコアCPU、ハードウェア暗号化機能搭載 (HDD付属なし)

 

 

多機能かつ高速なNASキット「F4-422」

 本日、TerraMasterから10GbEに対応したプロフェッショナル向けの4ベイNASキット「F4-422」が発売されました。

 小規模オフィスや個人事務所、リモートワークに最適な高速な4ベイNASキットです。手ごろな値段で比較的高速なNAS環境が構築できるので、音楽や動画を鑑賞するオーディオファンにも最適なモデルです。

 

F4-422の主な特徴(オーディオファン向け)

  • 組み立てが簡単で導入が容易
  • ファイルアクセスが高速、動画再生もサクサク
  • アプリケーションが豊富
  • 静粛性が高く、騒音を気にするオーディオファン向き
  • ただし、スペックを最大限生かすには10GbE環境が必要

 

 この節はさまざまなレビュー記事に基づき要点をまとめています。

 

組み立て&起動が簡単

  基本的に説明書通りで組み立てに迷うことはないようです。ドライブベイはロック式です。初回接続時はTerraMasterのサイトから専用クライアントをダウンロードします。

 TerraMasterのwebサイトに説明書やクライアントソフトなど一通りそろっていますので、起動に迷うことはありません。

 

 組み立てから初期起動までは以下の記事と動画が参考になります。

 

www.youtube.com

 

ファイルアクセスが高速、動画再生もサクサク

 10GbEは規格理論値において、SATA 3.0以上の転送速度を持っており、ほぼ内蔵ストレージ並みの速度でデータの転送ができます。HDDであれば基本的に転送速度に不満が出ません。その性能を最大限生かすためにはSSDが好ましいほどです。つまり、PCでHDDから動画や音楽を再生したりファイル操作するのと同じようにNASから動画や音楽を再生でき、ファイル操作できます。

 これによりコンテンツ作成や再生環境を大きく前進させることができ、とくに大容量音楽ファイルを楽しむオーディオファンにとってメリットは大きいでしょう。

 

 インターネット接続に関しては一般的な光回線の場合、1Gbpsになります。このため「スイッチングハブ機能内蔵のブロードバンドルーターを用いて複数台のパソコンでインターネット接続とLAN内通信を行う」といった環境では回線速度自体がボトルネックになるため、インターネット環境を快適にしたいという理由では10GBASE-Tを導入するメリットはほぼ見出せませんでした。しかし、最近では10Gbpsの高速通信に対応した新たなサービスの提供が各地で始まっており、状況が変わってきています。
「パソコン同士」あるいは「パソコンとNASやファイルサーバー間」のデータ転送については対応機器を準備することで10Gbpsが大きく効果を発揮します。最近ではパソコンや周辺機器の高性能化に伴い、4K動画編集や3DCG作業、高解像度のデジタルカメラ画像の加工など様々なハイエンドコンテンツ作成において扱うデータ容量はどんどん大きくなっています。NASやファイルサーバーとの大容量データのやり取りにおいて10GBASE-T環境は転送時間を短縮させることにより作業効率を大きくアップさせることが可能です。

 

 

専用OS「TOS」は豊富なアプリが使える

 TOSはアプリストアを備えており、iTuneサーバやGoogleドライブ、Amazon S3、Dropbox、OneDrive、pCloud、Yandex Disk、Alibaba Cloud OSS、Box、Koofr、MegaDisk、NextCloud、OpenDriveなどの人気のある定評のあるさまざまなクラウドストレージサービスと同期して利用することができます。

 もちろんDLNAサーバーとして家庭内のテレビ、PC、スマートフォン、ネットワークプレーヤーなどに動画や音楽を配信できます。こうしたネットワークオーディオ環境を構築することの意義はPCオーディオのノイズ問題から自由になれる可能性にあることをPhilewebの下の記事は解説しています。

 DLNAサーバー機能を使えば、家庭内WiFiネットワークなどを利用し、Plexなどの対応アプリを用いることでAndroid端末をネットワークプレーヤーにできます。つまり、FiiO M15などのAndroid OS搭載デジタルオーディオプレーヤーに音源配信が可能になります。

 

 TOSでのDLNAサーバーの設定方法は以下の記事に書かれています。

 

 ネットオーディオでのDLNAサーバーの活用法については以下の記事を参照ください。

 

静粛性が高い

  各種レビューでは静粛性はそれなりに評価が高いようです。

さてしばらく使ってみたところ、ファンが驚くほど静かです。

生活音があるなかでは、耳をはりつけるほど近づけてようやっと風の音が聞こえる程度。また、温度が低いときにはファンが止まっていて、さらに静か、というか無音です。

テスト時は気温20℃ほどでしたが、多少アクセスしたぐらいではほとんど止まっています。音がないSSDを使っているため、LEDが点いていなければもはや動いているかわからないほどの静けさです。家庭内で24時間動かすときは非常にうれしいポイントです。

SSDは温度が低いので、相乗効果もあるでしょう。HDDの場合、HDD自体の駆動音があり温度もSSDより少し高めです。騒音はもう少し感じるようになるはずです。

 

 

スペックを最大限生かすには10GbE環境が必要

 家庭でも一般的な1000BASE-T(1GbE)で利用してもかなり高速なようですが、やはり性能を最大限引き出すにはそれに見合った環境を構築する必要があります。以下が10GBASE-T導入に必要なものになります。

 

10GBASE-T導入に必要な物
10GBASE-T環境構築に必要な物は、
・10GBASE-T対応のLANカード(クライアント側とサーバー側両方に必要です。)
・CAT6A以上のLANケーブル(Cat7推奨です。) 

これらは最低限必要です。複数台のパソコンをつなぐ場合は10GBASE-T対応のスイッチングハブが必要になります。NASを使用する場合はこちらも10GBASE-T対応のものが必要になります。

CPUやメモリなどは現行品のパソコンであれば十分に対応可能です。後述しますがHDDやSSD等のストレージ関連は高速な物を用意するとより効果を実感しやすくなります。

OSに関してはWindows7以降であれば特に問題はありません。(クライアント側とサーバー側の対応状況にもよりますが、Windows10 Enterpriseや今後リリース予定のWindows10 Pro for workstation にはよりパフォーマンスを向上させる機能が含まれています。)

 

 

F4-422の概要(プレスリリース情報)

 1.5GHz駆動のCeleronクアッドコアプロセッサ、4GBのDDR3メモリを備え、1基の10Gigabit Ethernetポート、2基のGigabit Ethernetポート、そして2基のUSB 3.0を搭載し、SOHOに求められる高速データ転送や多彩な機能をサポートします。

 データの信頼性や安全性にも配慮し、AES NIハードウェア暗号化をサポートし、高度なセキュリティ機能によりデータを保護します。また、500人の同時アクセスに対応するとともに、複数のユーザーグループやフォルダへのアクセス権限を包括的かつ容易に管理できます。

 

10Gigabit Ethernetポートで転送速度をアップグレード

 F4-422はGigabit Ethernetの10倍の転送速度を実現する10Gigabit Ethernet(10GBASE-T)をサポートしております。既存のRJ45ケーブルと互換性があり、家庭やオフィスで既存の配線を活かし、容易に速度をアップグレードできます(10GbE転送には、CAT6A以上のケーブルが必要です。また、初回セットアップ時はGigabit Ethernetポートをお使いください)。

F4-422

 

柔軟で容易なバックアップ

 管理者にとってデータのバックアップは常に頭を悩ませる問題かもしれません。TNASはAOMEI Backupper、Time Machine、Duple Backup、USB Copy、Cloud Syncといったさまざまなツールに対応し、PCからNAS、サーバーからNAS、仮想マシンからNAS、NASからNAS、NASからクラウド、USBデバイスからNAS……といったさまざまな方法で自由にバックアップを行なえます。

 

TNAS上でさまざまなOSを仮想マシンで実行し、TCOを削減

 VirtualBoxおよびDockerに対応し、F4-422上でWindows、Linux、UNIX、Androidといった仮想マシンを実行できます。仮想マシンでは新しいソフトウェアをサンドボックス環境で実行でき、クライアントPCから隔離し、サーバーの柔軟性を高められます。わずか数ステップで、TNAS上でWindowsやLinuxといったOSを実行できます。

 

容易にプライベートクラウドを構築、オンデマンド需要に応えます

 TNAS.online、DDNS、VPN、NextCloud、OwnCloudなどを介し、容易にデータを同期させるプライベートクラウド環境を構築できます。データ管理の効率性を高め、コストを低減し、高いセキュリティ性を維持しながら、オンデマンドアクセスを実現できます。

 

故障時も迅速に対応、安心な2年間交換保証

 F4-422には2年間の交換保証が提供されます。2年間以内に万が一ハードウェアに故障が生じた場合、24時間以内に無償交換対応をさせていただきます。

 

まとめ

 TerraMaster F4-422は導入も簡単で、比較的容易にネットワークオーディオ環境を構築できるNASのようです。TerraMasterはアプリが少なめという話も聞いたことあるんですが、調べた感じ、最近は付属アプリもかなり多くなっているよう。明確な目的があってNASを運用するのなら対応アプリの確認が必須のため、そういう場合はともかく、DLNAサーバーとしてネットワークオーディオのストレージサーバーとして組み込むならわりと導入しやすそうな印象を受けます。

 

TerraMaster F4-422

TerraMaster F4-422

TerraMaster F4-422 10GbE NAS 4ベイ ネットワークストレージサーバー クワッドコアCPU、ハードウェア暗号化機能搭載 (HDD付属なし)

 

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