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【ハイレゾ対応デジタルオーディオプレーヤー FiiO M15 ファーストインプレッション】現状で最高のポータブルDAPと思える圧倒的機能性とハイエンドの音質

FiiO M15

FiiO M15

FiiO M15 FIO-M15-B DSD対応 ハイレゾ対応 4.4mmバランス出力 2.5mmバランス出力 高音質デジタルオーディオプレーヤー

 

 

FiiOが誇る旗艦DAP、その性能の第一印象を確認する

 FiiO M15はFiiOが新たに発売したDAPでフラッグシップモデルに位置づけられています。その特徴は、旭化成のDACチップAK4499EQをデュアル搭載し、ほぼ完全なAndroidが動作する多機能性を備えていながら、ポータブルに持ち運べる大きさで、出力インターフェースも充実しており、しかも約17万円という割安な値段で手に入ることです。

 「は?17万円?ゲーミングPC買えるけど?高すぎねぇ?」と思うかも知れませんが(実際私もついこの間までこんな感覚でしたが)、同じAK4499EQをデュアル搭載したAstell&Kern a&ultima SP2000が50万円近い価格で売られていることを考えると、オーディオファンにとってSP2000の3分の1の値段で、AK4499EQの音が持ち運べるのは魅力的に思えるはずです。

 しかし、DAPの評価は音質だけではありません。その性能が本当に価格に見合うものであるか、もう少し詳しく見る必要があるでしょう。

 

 

 今回、とりあえずM15を手に入れた第一印象を皆さんにお届けしたいと思います。価格帯的にもコンセプト的にもライバルとなるKANN CUBECayin N6II/E01との簡単な機能性・音質比較も行います。

 

 

パッケージ

 私はFiiO製品をあまり使っていないので、FiiO製品の中でのパッケージの品質の面でM15にどれだけプレミアム感が出されているかという点については判断材料を持っていません。

 しかし、私の手持ちの高級なDAPのパッケージと比べてもFiiO M15のパッケージはプレミアム感で劣ることはないと思われます。パッケージはDAPの本質的な要素ではありませんが、興味のある方のためにここで簡単に紹介いたします。

 

 まず化粧箱はホログラフィックにM15がデザインされたものになっています。日本正規版が同じパッケージになるかはわかりませんが、外観からして高級ガジェットの雰囲気があり、しかも箱のサイズはどこかのCayin N6IIみたいに大きすぎず、保管にも困らなそうな適度な大きさです。

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 その化粧箱から外箱を横にスライドさせて取り出すことが出来ます。外箱は黒色のシックなデザインで、化粧箱とは打って変わってシンプルで風格のあるデザインです。私はKANN CUBEの外箱のシックな雰囲気を思い出しました。

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  その外箱の内側には木製の内箱が納められており、帯で封をされています。サイズは大きくありませんが、開けるたびに表情が変わり、中に入っているM15を想像しながら楽しめる、なかなか粋な計らいを感じます。

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 木箱の封印を解きました!開けてみましょう!

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 FiiO M15が収まっています。付属品はM15本体の下にあるようです。

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 付属品は下の段に収まっています。開けてみましょう!

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 付属品を広げてみます。このほかにSIMピンも付いています。

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 パッケージはCayin N6IIほどサイズと見た目で凝ってはいませんが、品質的には非常にクオリティが高く、高級機らしいこだわりが感じられるものになっています。パッケージに所有欲を感じる人の物欲を充分に満たしてくれるでしょう。

 

 

外観

 価格的にも購買層の需要的にもおそらくライバルとなる2機種、KANN CUBEとCayin N6IIと比較してみます。

 

 まずは開封当初のM15の外観です。表。

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 裏。それぞれ保護シールが貼られています。

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 KANN CUBE、Cayin N6IIとの比較です。表面積ではN6IIより少し大きく、最近のスマホに近い印象の縦長スタイルです。なお写真では分かりづらいと思いますが、液晶はM15がやや青みがかっています。

 各標準プレーヤーの画面サイズとアルバムアートの表示サイズが異なるので、単純比較できませんが、画面解像度の面ではFiiO M15が最も優秀に思えます。

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 厚みを比べてみると分かりますが、圧倒的に薄く、ポケットの出し入れがスムーズで、ポータブル性は3機種のうちでは最も良好です。

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技術仕様

 詳しい技術仕様についてはHiFiGOのレビューがよくまとめていますので、ここでは割愛します。以下のレビュー記事を参照して下さい。

www.ear-phone-review.com

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動作

 動作の機敏さと安定性については、まだ使い始めということもあり、保留すべきところも多いように思われますが、今のところ遅延は感じません。私がFiiO Musicのインターフェースに不慣れなところもあって、まだ操作が快適でない感じはありますが、たとえばiBasso DX200のように、デフォルトの再生プレーヤーの動作が妙にもっさりしているということはありません(ただしこれは公式のOSアップデートによって動作が重くなったのが原因と思われ、当初はDX200も比較的サクサクに感じられました)。

 Androidプレーヤーとしてamazon musicなどの音楽サブスクリプションに対応しているのが魅力ですが、amzon musicの動作も軽快です。

 

amazon music HDのUltra HD再生に対応していますか?

 対応しています。

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音質

 さて、一番大切な音質を聞き比べてみます。比較対象は同価格帯で現状最もアンプ駆動力と音質のバランスで高評価を受けていると思われる機種、KANN CUBE、Cayin N6II/E01(A)です。

www.ear-phone-review.com

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  静電型で繊細な音を出すSTAX SR-009S + SRM-700Sで確認してみます。曲はロザリーナ「百億光年」です。この曲は透明感があり、ツヤのある中高域と繊細な金物の手がかり、そして生々しいボーカル表現がありますから、そこを中心に聞き比べてみます。

www.ear-phone-review.com

 


百億光年(期間生産限定盤)(特典なし)

 

 どの機種もS/N比は最高クラスで、背景の静寂感において差を見つけるのは困難です。ぶっちゃけクオリティレベルの上ではどれを選んでも正解でしょう。

 

 したがって音質的な印象の違いこそが最大の分かれ目となります。一般にボーカル表現はM15がこの中では最も優れていると判断されるでしょう。旭化成のDACチップ独特の自然な温もり感と張りのある音をFiiO M15は遺憾なく実現しており、息や実体感の生々しさの点でボーカルの表現力は一枚上手です。N6II/E01も相対的に温かみのある中域を実現していますが、M15的な音を求めるならば、A01のほうを選択すべきです。KANN CUBE、N6II/E01ともに音はドライ傾向で、潤い感にわずかに欠けている印象を受けます。

 音場を重視するなら、この中ではKANN CUBEが最も優れています。M15と比べて、音がスッキリと高く抜け、中域でも開放感が増して聞こえるでしょう。その分ボーカルが薄味に聞こえるということもありますが、風通しの良さを重視するなら、KANN CUBEが最も優れています。

 Cayin N6II/E01は、あくまでこの3機種の中での話ですが、最も中庸な選択肢のように思えます。今回のテストはすべて3.5mmポートで行っていますが、E01はバランス接続ポートが付いていない点がマイナスポイントに感じられる可能性があります。

 KANN CUBEとN6II/E01(A)の共通の印象として、この曲の場合、ハイハットがよりはっきりと聞こえやすく、どちらかというと中高域のツヤを聴かせるM15と対照的に思えるという点も指摘しておきたいと思います。

 

 ではアンプ駆動力はどうでしょうか?これらのDAPはすべて、オールインワンであらゆる機種を鳴らせるということをコンセプトとしており、必然的に強力なアンプ機構を備えています。鳴らしにくさでは定評のあるbeyerdynamic T1(インピーダンス:600Ω)のような機種でさえ、満足に鳴らせると言えるでしょうか?

www.ear-phone-review.com

 

 結論から言うと、この中ではCayin N6II/E01はギリギリです。出力のより高いABモードにしてようやく足りるような感じがありますが、音の透明度でM15、KANN CUBEに劣る印象があり、音量はほぼMAXでようやく鳴らせる印象を受ける人も多いでしょう。したがって、あらゆる機器に対してパワフルに鳴らしたいという需要を満たすにはCayin N6II/E01は駆動力の面でわずかに劣る印象を受けるということをお伝えします。

 とはいえ、T1のようなヘッドホンは稀なので、実用レベルでは3つのDAPのどれもがその謳い文句通り、オールインワンの再生環境を実現していると言えるでしょう。

 

機能性

 機能面ではどうでしょうか。KANN CUBEはAndroidベースですが自由度が高くないので、この3機種の中では明確に劣ります。M15とCayin N6IIはAndroidベースの完全な環境を提供し、サブスクリプションの再生音質も最大限引き出すことができ、動作は軽快で欠点がありません。

 ますます多様化する音楽シーンに対応する多機能性を重視するならば、N6IIとM15のどちらかが選択肢に入るでしょう。

 

総評「第一印象では完成度が高く、おそらく10万円台に君臨すること間違いなし」

 FiiO M15のファーストインプレッションはかなり驚くべきもので、10万円台の高パフォーマンス機と比べても同等か、より優れた音楽再生環境を提供してくれるはずです。アンプパワーは充分にパワフルで、音質もナチュラルかつ高解像度でバックグラウンドノイズも少なく、まさにオールインワンです。この価格帯で音質に関する限り抜群のパフォーマンスを見せていたKANN CUBEと比べても、人によっては優位に感じるかもしれない音質と、この価格帯で最強の機能性を誇っていたCayin N6IIと同等の機能性を実現しています。さらにポータブル性はこれら2機種を凌駕します。

 つまり、単純に現状の10万円台DAP最強ということです。M15については引き続き、使用感を確かめつつ、その真価に迫っていきたいと思います。

 

FiiO M15

FiiO M15

FiiO M15 FIO-M15-B DSD対応 ハイレゾ対応 4.4mmバランス出力 2.5mmバランス出力 高音質デジタルオーディオプレーヤー

 

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