- 低価格で1BA+1DDハイブリッド構成の完全ワイヤレスイヤホンが登場!
- Wintoryって?
- 搭載チップは定評のあるAiroha製
- 低価格でデュアルハイブリッドドライバー搭載
- バッテリー性能はなかなか
- 防水性能はIPX5
- Wintory Dual 2の技術仕様
- まとめ
- 【関連記事】
低価格で1BA+1DDハイブリッド構成の完全ワイヤレスイヤホンが登場!
いよいよ完全ワイヤレスイヤホンでも本格的なマルチドライバー時代がやってくるかも知れません。UiiSiiのサブブランドWintoryからハイブリッド構成の完全ワイヤレスイヤホン Wintory Dual 2 が登場しました。
Wintoryって?
私もつい最近まで知らなかったのですが、WintoryはUiiSiiのサブブランドだそうです。Wintory自体は以前から知っていて、Wintory Dual 1というどこかのTruengineそっくりのモデルを出していることは知っていましたが、そのDual 1の後継機に当たるのが今回のDual 2なのだろうと思います。
Wintory Dual 2はECサイトで販売されるだけでなく、ヨドバシカメラのリアル店舗でも取り扱いが開始される予定だそうです。
UiiSiiについて
UiiSiiは私はよく知らないのですが、2013年設立のメーカーで、おそらく多くの中華イヤホンブランドにOEM/ODMで製品を提供しています。UiiSiiのホームページによると、QCY、AUKEY、TaoTronics、Dacomといったお馴染みの高コスパ中華ブランドやFujitsu、ELECOM、Haierといった企業とも取引があるそうです。
最近UiiSiiのデュアルドライバー完全ワイヤレスイヤホンであるUiiSii TWS808をレビューしましたが、なかなかの出来映えでした。
このビデオによると、どうもUiiSiiの読み方は「ユーシー」らしいです。また私はこれまでこのメーカーの本拠地は東莞だと思ってましたが、深圳に本拠があるらしいです。
搭載チップは定評のあるAiroha製
技適情報をまだ確認できてないんですが、家電量販店で売られるので技適は取得済みと思われます。そもそもUiiSiiはKZあたりとは違って、真面目に技適を取るメーカーですし。
チップはAiroha系のようですので、AB1532かAB1536Uかと思われます。AirohaはSONY製完全ワイヤレスイヤホンの通信チップを開発している協力企業としても知られていて、通信品質は現状で最も安定しているチップメーカーの一つです。
低価格でデュアルハイブリッドドライバー搭載
この機種の最大の魅力はやはり、1万円以下で6mmダイナミックドライバーとバランスドアーマチュアドライバーのハイブリッドサウンドが体験できるという点です。
チューニングでは定評のあるUiiSiiなので、たぶんハズレはないだろうと思います。TWS808の印象からすると、拡散音場を意識したすっきりした見通しの良い音がしそうな気がしますが、まあわかりません。
バッテリー性能はなかなか
イヤホン単体の連続再生時間は4時間、バッテリーケースを含めると最大130時間になるそうです。
長時間作業のお供には少し心許ないですが、4時間あれば通勤通学やワークアウトにまあ問題ないと言えますし、日常使用の範囲であれば充分です。最大130時間は1週間使ってもお釣りが来そうですね。
防水性能はIPX5
防水性能はIPX5相当のようです。IPX5の防水性能があれば、多少の雨は問題ないですし、汗にも強いので、スポーツイヤホンとしても充分に使えます。水中は無理ですが。あと防塵性能はないと思われますので、ビーチスポーツなんかも無理です。
Wintory Dual 2の技術仕様
- ドライバー:ハイブリッド(6mmダイナミック・ドライバー+1バランスド・アーマチュア)
- 感度:100±3 dB
- インピーダンス:32 Ω
- チップセット:Airoha
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 再生時間:4時間(バッテリーケース含めると 130時間以上)
- 充電コネクタ:USB Type-C
- 防水性能:IPX5
パッケージ内容
- 1 xイヤホン本体(左右各一)
- 1 x 取扱説明書(日本語対応)
- 1 xType-C充電ケーブル
- 1 x充電ケース
- 3 x交換用イヤーピース(S、M、Lサイズ)
まとめ
低価格でハイブリッドドライバー構成を採用した完全ワイヤレスイヤホンであるWintory Dual 2はなかなか興味深い製品のように思われます。定評のあるAirohaチップと定評のあるUiiSiiチューニングのコラボレーションが期待できそうです。
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