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【カナル型イヤホン AKG Y23 レビュー】低価格モデルの中では抜群の透明感と清涼感。ただし曲によって刺さりやすい

AKG Y23

AKG Y23 ウルトラスモール カナル型イヤホン ブラック Y23BLK 【国内正規品】

 

おすすめ度*1

AKG Y23

ASIN

B00TQAEFIS

 小型ハウジングで軽い付け心地が特徴のカナル型イヤホン。イヤーピースが耳に深く入り込むので、装着感はしっかり。遮音性はそれほど高くないようだが、音漏れはかなり少なめ。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、携行ケース。ケーブルのタッチノイズはほとんどない。

 

【2】音質

 低価格ではかなり秀逸な透明感のある音が魅力的。清涼感があり、突き抜け感もあってなめらかさもある音色は弦楽をのびやかで豊かに、ボーカルを艶やかに表現する。一方でやや演出が強い曲では、その音圧が素直に刺さる形で出てしまいやすいところがある。音場は広く、奥行き感もよく出る。

 

[高音]:透明感があり、突き抜けも良い(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:透明感があり、かなり広め。ただし場合によって奥まりすぎて感じられる場合もある。

[低音]:深掘り感はないが、エッジが利いて爆発力はある音。ドラムはパチパチと弾ける。軽快という表現が合うだろう。振動は締まっていて、減衰は素直(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:基本的には聞き疲れしにくいなめらかな透明感のある音。曲によって刺さりやすいところがある(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ハイハットには粒感があるが、存在感が若干弱く、軽妙といった雰囲気で主導的ではない。疾走感を出すというよりは耳をくすぐって演出音を加える印象。ドラムは軽快(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:清涼感と透明感があり、凛として突き抜けも良い。

 

【3】官能性

 奥華子「ガーネット」はクリアで清涼感のあるボーカルと透明感のあるピアノが、すっきり視界が良好な明瞭でつややかな音楽を作っており、非常に綺麗。

 Lia「Bravely You」はせっかくの粒感あるパーカッションが少し背景に隠れてしまうところがあるが、ボーカルはのびやかでクリア。透徹した広い音場のなかを澄み切った形で突き抜けていくサビでのボーカルに妙味がある。

 東京カランコロン「スパイス」はやはりハイハットの粒感に存在感が出にくく、主導的になれず味付けに終始する印象。ドラムも軽快で全体としてさっぱりしており、場合によって淡泊。風を切りながら元気よく走っていく感じではなく、無風の中をすっきり通り抜けていく印象だ。ボーカルには透明感がある。

 ClariS「CLICK」は緻密で滑らかな味わいがあるが、情報量の問題かシャリシャリしやすい。ドラムは軽快。ボーカルは透明で清涼感があり、きめが細かくややシャープな炭酸風味。シュワシュワ泡立つ元気さはある。

 

【4】総評

 低価格モデルでは抜群といえるほどの清涼感のある表現が非常にきれい。高域ボーカルと相性が良く、女性シンガーの曲は大抵楽しめる。価格なりなところはあり、刺さりやすいところがあって音圧的な味付けの強い一部のクラブサウンドではそれがネックになるところはある。基本的には軽快なクラブサウンドやライトなポップスに強い印象。

 

 AKG Y23

 

【5】このイヤホン向きの曲

 このイヤホンの魅力を楽しむならこの曲。弦楽に煌びやかさと透明感があり、繊細な色合いがある。定位感も良好。

 

 どちらかというと肉厚なボーカルだが、このイヤホンで聞くとやや薄味でのびやかさのほうが印象に残る。全体的に透明感があって、ややキラキラしている。抜けも良くスッキリ楽しめる。

 

AKG Y23 ウルトラスモール カナル型イヤホン ブラック Y23BLK 【国内正規品】

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。