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【カナル型イヤホン YAMAHA EPHM200 レビュー】温もりのある柔らかな音場。材質感まで感じさせる解像度

ヤマハ インナーイヤーヘッドホン スタイリーレッド EPH-M200(R) 国内正規品

 

おすすめ度*1

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ASIN

B00MVMD368

 耳にしっかりはまるハウジング。比較的遮音性は良好で、音漏れはほぼない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、携行ケース、6.35mm変換プラグ。ケーブルのタッチノイズはほとんどない。

SONY MDR-XB70SONY MDR-XB70

 

【2】音質

 暖色的で温かみの感じられる音質だが、それでぼーっとするところはなく、突き抜け感や低域の深掘り感もしっかり。全体的にややおとなしい傾向にあるが、聞き疲れしにくく、リラックスして聴ける印象だ。

 

[高音]:突き抜け良好。鮮明だが冷たくならず、暖色的(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:やわらかみのある暖色の音。

[低音]:下への広がりが地熱を感じさせる。深く生命的に膜を張る音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:全体的に空間へ溶け込む鳴り方。かなり広く奥行き感もある(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:脈動するようなドラムと有機的な硬さのあるハイハットが生命的な音を作る(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:暖色的な色合いで温もり感のあるのびやかさ。

 

【3】官能性

 水瀬いのり「旅の途中」は、たおやかな味わいのあるみずみずしい温もりのあるボーカルが優しい。弦楽もつややかで色気がある。

 いきものがかり「Spirits」はボーカルに温もりと伸びやかさがあり、それを支えるドラムには生命的な熱気が伴う。ハイハットはカリッとした歯ごたえを感じる音で、存在感がはっきりしている。

 さユり「フラレガイガール」はボーカルの息遣いに温もりがあり、暖色的な伸びやかさもあって精彩が丁寧に再現されている。低域は脈動するような音。

 ねごと「ループ」は生命的な低域が温かい。ボーカルもぬくみがあって温度感がある。ただ音の明度が若干強く感じられるところもあってくどく感じるかも知れない。

 

【4】総評

 全体的に有機的で生命的な音楽表現だ。精彩もしっかりしており、音の材質感もはっきり出るが、材質はやや硬めというか木質的といった響き。暖色の温かで優しい音場は調和的で一体感があり、リラックスした雰囲気を与えてくれる。

 コスパは個人的には悪くないように思うが、クリアというような音の鳴り方ではなく、低域もおとなしげなので最近の流行とはやや異なる。個人的にもどうしても高域の透明感が強いものや低域がヴィヴィッドに音場を展開するもののほうがついつい嗜好性が高く感じられ、選んでしまう傾向にある。しかし、このイヤホンの音はそうした一聴してわかる派手さはないものの、調和的で聞きやすく、聞けば聞くほど味わいを感じるところがある良質なサウンドではあるので、良い機種であることは間違いない。……でもなんか物足りない感がある。

SONY MDR-XB70

 

【5】このイヤホン向きの曲

 生命的で元気。金管の息吹は生命を感じさせるまろみと温かみがある。ギターは温かな空間に溶け込むように抜けるが、そんな温かな音場を作っているのは深く柔らかい生命感に満ちた弾力のある低域だ。

 

  音の輪郭がはっきり感じられ、その表面にはやや硬質な歯ごたえがある。ギターのつま弾きやパーカッションにカツカツとしたキレの良さがある。ボーカルは暖色のある温度のある優しい味わい。

 

ヤマハ インナーイヤーヘッドホン クールホワイト EPH-M200(W) 国内正規品

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。