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【完全ワイヤレスイヤホン SOUL ST-XS レビュー】サラダ味でシャキシャキと歯ごたえのある音。完全ワイヤレスでは高コスパ。防水性能は無いが、屋内スポーツ向けには良い

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SOUL ST-XS

SOUL ST-XS

【国内正規品】SOUL 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth/防汗対応 左右分離型 マイク付き ST-XS SL-2001

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質

おすすめ度*1

SOUL ST-XS

ASIN

B075FDDFQ3

 小型で付け心地が軽く、奥まで入るイヤーピースで装着感もしっかり。密着性が高いのか遮音性も高く、音漏れも少なめ。

 aptXには対応しない。通信は安定している。5m程度音源から離れても途切れや音飛びがなく、シームレス。通常使用では問題を感じない。

 

後継機種出てます

www.ear-phone-review.com

 

【2】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、マニュアル。

SOUL ST-XSSOUL ST-XS

 

【3】音質

 シャープなキレのあるサウンド。左右の広さはそれなりにあるが、音の密度感も高く、若干ミニチュア的に音が固まって聞こえやすいところがある。定位感は広さの感覚の割に弱く、方向感は若干薄い。だが、同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンの中では輪郭感が強めで鮮明度が高く、一聴してクリアな感覚が得られる。シャープネス強めではあるが、キラキラ感が強すぎず、耳に痛い場面も少ない。

 

[高音]:高域の突き抜け感はそこそこ。シャープで尖った伸びを感じる(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域の横の広がりは思ったより広く感じる。音にアタック感もあり、金属音の煌めき感もよく出る。ギターのつま弾きにはジャラっとした色味を感じさせる光沢感があり、キラキラしすぎない渋みもある。ブラスの音はやや渋く抑えめ。

[低音]:ボリューム感があり、芯もしっかりしている。40hzまではだいぶしっかり、30hzもかなり聞こえ、20hz以下は無音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:この価格帯の完全ワイヤレスモデルは平面的な表現になりがちなものが多かったが、低域の鳴りも良く足場を感じさせるせいか、左右の広さや奥行き感、そこそこの立体感が感じられる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは弾けが強めで衝撃音、スプラッシュ感が強く出やすい。シャープで輪郭感が強いのでキレも出やすく、ドラム優位に感じやすい。シンバルは粒感はかなり細かく、煌めき感はやや渋めだが十分出る(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:シャープな音色なので、ブレス音は強めに出る。女性ボーカルは息感強めで細切れ感が出やすいかもしれない。甘味は割と出にくい。

 

【4】官能性

 光田康典「ブランデンブルグ協奏曲5番 第1楽章」アレンジバージョンではブズーキの金属的な色づきはなかなかよく出ている。ヴァイオリンののびやかさもそこそこ。全体的に輪郭感があって個々の音のまとまりがよく、分離感が出ている。高域木管の伸びのよさも好印象。

 山崎あおい「花火のあと」は冒頭のギターのつま弾きがきれいで鮮明度高め。ドラムはタイトでリズム感もしっかりしている。弦楽もエッジ感があって存在感があるが、高域での突き抜けはそれほどでもなく、むしろ根元付近の低域音に骨太さがあって力強い音色。ボーカルの息感は強いが、中域の膨らみも感じられてこの曲では色気が出ている。クライマックスで楽器が増えるところもよく描き分けていて、鮮やかに仕上げている。

 Choucho「空とキミのメッセージ」は全体的にシャリ感が強め。息音がシャープに出るので、若干のびやかさを阻害して感じられるかも。突き抜け感も少し感じづらいか。全体的にハキハキしているので元気で明るい曲調の雰囲気はよく出る。

 木野日菜・長江里加・小原好美「スリピス」はボーカルの定位感がやや狭く、方向感の差が感じられづらい。ので、せっかくの遊び心が感じられづらい印象。曲全体の鮮明度は悪くなく、表現としても楽しいキラキラ感が結構綺麗に出ているだけにもったいない。

 

【5】総評

 音質的にはクラシックやクラブサウンドに妙味がありそう。全体的にシャープで衝撃音も強めに出るのでパンチも利く。ブレス感が強いので、女性ボーカルののびやかさや甘味を感じづらいというところはあるが、逆にメリハリと快活さは出る。音質的には1万円クラスのメーカー製完全ワイヤレスモデルと勝負できるほどによくまとまっている。

 使い勝手も含めたコスパは文句なく高め。遮音性が高く没入感が高いので、音楽に集中でき、スポーツ用途や学習時など、集中力を高めるのに音楽を使いたいときには向く。防水性能は低めなので、プールサイドや屋外スポーツでの使用には向かないが、音漏れも少ない印象なので、スポーツジムや通勤通学用途には使い勝手が良い。

SOUL ST-XS

 

【6】このイヤホン向きの曲

 金管の色気はやや控えめに感じ、どちらかというと弦楽のほうが活きが良く聞こえる。高域木管の透明感はきれいに出ていて、情緒感はよい。低域弦楽の深掘り感も出ているが、ボリューム感は抑えめでバランスをうまくとっている印象。パーカッションの左右の利きもよく、立体的なリズム感も感じられて楽しい。(菅野よう子「軍靴の記憶」)

 

 ドラムは重みもそこそこあるが、衝撃力のほうが強めでスマッシュ感のほうが意識されやすい。そのため重厚感よりは疾走感が強く感じられる。全体的にシャープなのでシャリ感が目立ちやすく、音量を上げるとうるさく感じられやすいところはあるので好みは分けそうではある。

 

 ピアノが若干ギラつき、楽器音も全体的に煌めき感がやや強いので、やや硬質な感じに聞こえる。鮮明度は高いのでサビでの色づきなどが印象に残り、情感はよく出る。弦楽は骨太でエネルギッシュ。一方で音量を上げると個々の音のまとまりがやや悪くなり、うるさく感じられがちなところも。

 

 音が全体的にシャープで衝撃音が強めに出やすい。曲全体に勢いが出てパワフルに楽しめる。音像もそれなりに細かく緻密さも感じられるので、なかなか味わい深い。一方で、スマッシュ感が強いので個々の音がより攻撃的に聞こえ、全体的にギスギスしがちに思う人もいるかも知れない。(水瀬いのり&久保ユリカ「動く、動く」)

 

  出だしはスムーズ。リニア感があり、ほどよく衝撃音で爆発力を出しながら、なめらかに曲が疾走していく。ボーカルもその流れによく乗っている。緻密さもほどよく出て、バランス良く感じた。(CHEMISTRY「merry-go-round」)

 

SOUL ST-XS

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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