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【カナル型イヤホン AudioMX EM-12 レビュー】量感のある低域、ドライな音質。ロック向きの低価格モデルはコスパも優秀!

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AudioMX EM-12

AudioMX カナル型イヤホン 音量調節 ハンズフリー通話 ブラック EM-12B

 

おすすめ度*1

 

AudioMX EM-12

ASIN

B0179QJUY4

 シルクハット型のハウジングがおしゃれなカナル型イヤホン。遮音性はやや高め。音漏れはやや目立つ。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はキャリングケースとイヤーピースの替え。ケーブル途中にコントロールパネルがあり、ボリュームコントロールができる。平形ケーブルのタッチノイズは少し目立つ。

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【2】音質

 低域寄り。豊かで重さのある低域が近めに厚みのある床面を作り、その上方やや奥にボーカルや中域が配置されるイメージだ。量感はほどほど。全体的に密度はやや高めに思う。音割れや刺さりはほぼない。

 

[高音]:のびやかさがあるが、ややドライ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ボーカルのやや奥に密度のある空間を作る。精彩感の面ではのびやかさの表現にやや優れているので、情感がほどよく感じられる。また金属的な音には煌めき感が良く出る。

[低音]:80hz~60hzがかなりブーミーで厚ぼったく、70hzがピーク。低域ドラムは地鳴りと爆発力のある音で熱量高め(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域がやや前面に出て床面と広さを意識させながら、中域が奥行きを作る(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム優位。ドラム音には爆発力と躍動感もあるので、疾走感は感じられる。粒感は強いのでややドライな印象(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:曲によっては低域に押されることもあるが、のびやかさはある。ややかさついた感じがあり、ドライに感じる。

 

【3】官能性

 今井麻美「朝焼けのスターマイン」はボーカルとパーカッションがややドライでキレが強く感じられる。ドラムも爆発力があるので、全体的に力強いが、明るさやキラキラ感はやや弱く、若干ハードロック風の味付けに聞こえる。

 鹿乃「ディアブレイブ」はアタック感もあり、ギリギリと攻めてくるギター音と重みを保ちながら疾走するパーカッションの味わいはドライでハードロック風味。やはり力強さを感じる。ボーカルはのびやかだが、突き抜け感はそれほど出ず、どちらかというと楽器音がリードしている印象に感じる。

 Rie fu「One-Bite」は弦楽ののびやかさに精彩があり、情感を表現する。一方でピアノ音はかなり落ち着いており、ドラムのリズムの刻みと弦楽の情感、それとほどよい距離感を持って一体性のあるボーカルが密度と充実度のある音楽を奏でる。

 supercell「My Dearest」はドラム優位で重厚。ガチャガチャしやすいサビもドラムのリズムがしっかり音をタイトにまとめ上げるので、荒々しさはあるが、粗さはない。ボーカルは若干パーカッションに押される。

 

【4】総評

 低域を中心にパーカッションを楽しみたい人向け。この価格帯ではかなり良質な、爆発力と躍動感、そして量感を伴った低域が楽しめる。煌めき感には乏しく、全体としてドライな雰囲気の曲に聞こえやすいので、ロック向き。

 実売価格を考えると、コスパは文句なく高い。

AudioMX EM-12

 

AudioMX カナル型イヤホン 密閉型 マイク付き 音量調節可能 ブラック EM-12B

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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