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【完全ワイヤレスイヤホン Anker Zolo Liberty レビュー】明るいシャキシャキシャリサウンド。鮮明度は高いのでクリア感は出るが、曲によって耳に刺さりやすい音質。通信性能が安定しない

Anker Zolo Liberty

Zolo Liberty (Bluetooth 4.2 完全ワイヤレスイヤホン) 【最大24時間音楽再生 / Siri対応 / IPX5防水規格】(ブラック)

 

おすすめ度*1

Anker Zolo Liberty

ASIN

B075SSLKDB

 耳への収まりはそれなりによい小型ハウジングの完全ワイヤレスイヤホン。カナル型にしては遮音性は若干低く思え、シャリシャリした音は外に漏れやすい印象。

 aptXには対応しない。通信は片耳が途切れやすく、曲によるのか場所によるのかははっきりしないが、稀にひどく途切れる時があり、やや安定しない。amazonのレビューでも通信品質の不安定感にはよく言及されているので、個体差の問題はあるが、再現性は高そうだ。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、イヤホンジャケットの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、説明書。

 

Anker Zolo LibertyAnker Zolo Liberty

 

【2】音質

 高域にシャープなエッジ感があり、シャリシャリ尖りやすい。高域の攻撃性の強さに比べると、低域はウォームで意外とおとなしく、太い音だが存在感はそれほど強くない。シャープなエッジを持つ機種にありがちなことだが、パーカッションではとくにハイハットの色味が強く、存在感を主張して前面に出てきやすいので、ロックサウンドではドラムセット以外の楽器音はやや隠れがちに聞こえるかも知れない。音の傾向としては細く、見通しの良い音ではあり、輪郭もはっきりしていてクリアな緻密さは感じやすい。透明感は強く出やすく、刺さりが出やすいところがある。

 

[高音]:高域はシャリシャリ尖る。おかげで突き抜け感は感じやすい(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域はやや近い。楽器音の煌めき感が強く発色は良いが、とくにハイハットの色が強く出やすく、演出感を感じやすい。場合によって前面に出てきて他の楽器音を隠すこともあるので、シャリサウンドが気になる人には向かないかもしれない。

[低音]:ややおとなしめの太い振動。40hz付近で沈み、以降ほぼ無音。傾向としてはウォームでブーミー(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:エッジ感が強く、音が全体的に近く感じられやすい。音が細いので奥行き感もそれなりにあるが、前面の楽器の煌めき感が強いとそちらに意識が向きやすい。パーカッションが強くなく、弦楽の音がしっかり出る傾向の曲は奥行き感や立体感を感じやすい(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ハイハットはシャリシャリ尖る。ドラムは粘りそこそこで、スプラッシュ感は強いので衝撃力は出るバシンバシンと若干攻撃的な音(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは突き抜け感良好。ややキラキラ感が強く、高域では細く感じる。印象としては鮮明。

 

【3】官能性

 いきものがかり「遅刻しちゃうよ」ではパーカッションが少し軽薄。シンバルシャリシャリ、ドラムは軽快方向で明るすぎ、個人的な好みという点からすると、もう少しだけ厚みが欲しい。ただ元気いっぱい快活な曲なので、表現の方向性としては概ね良好と言える。ボーカルは透明感強めで細く、やや息が尖りやすいので、サ行の刺さりは出やすい。ギターはエッジは強いが、音はかなり明るく、キラキラした感じ。

 Perfume「VOICE」のようなテクノ系の曲は色味が強くなりすぎて、うるさく感じやすいかも知れない。デジタルドラムの衝撃力が尖って出やすいので、音量によって刺さりやすいし、表現としてしつこく感じる。逆にこういう衝撃力を好む人には悪くないかも知れない。シャキシャキ、キラキラな明るめのサウンドで聞かせる。

 宮本笑里「東京et巴里」はやや細めだが、弦楽の鮮明度に瑞々しさを感じられ、輪郭も良くメリハリが出るので、よい印象。この曲は弦楽主体なせいか、立体感は非常に良く出て躍動的で楽しい。パーカッションが相変わらずシャリシャリ出てくる感じは、冷たい印象を受けるので、そこが好みを分けそうだ。

 色彩感が明るめながら、コントラスト強めにはっきり出る傾向にあるので、JAZZも明るめの曲を楽しむなら良いかもしれない。たとえばアニメ版「坂道のアポロン」OSTに収録されている「Moanin'」。ピアノと金管の色彩が明るく鮮明感強く聞かせてくれる。ややドラムが薄い感じがあり、途中のシンバルは滑りすぎて感じられるような気がするが、メリハリはよい。

 

【4】総評

 ネット上では比較的評判の良い製品。個人的には明るすぎるようなシャリサウンドはあまり好みな方ではないが、鮮明度は高く、クリアさが感じられるのでここらへんが高く評価されているのだろう。しかし、個体差はあるにしても通信品質はあまりよいとは言えず、使い勝手は評判ほど安定していないイメージを受けた。あくまで個人的感触ではあるが、ミドルレンジの機種としてはほどほどのコスパはあるにしても、飛び抜けている印象はない。

Anker Zolo Libertys

 

【5】このイヤホン向きの曲

 パーカッションがシャリシャリするところが評価の難しいところはあるが、たとえばこの曲は弦楽の色彩感がなかなかに綺麗で立体感も出で、リズム感もメリハリ良く出るので鮮明に楽しみやすい。

 

 Aimerの曲の中でも比較的明るい色彩感覚の曲。このイヤホンで聞くと煌めき感が強く、まさに街灯で煌めくホワイトクリスマスを思わせる。クリアで鮮明度高く、かなり見通しよく曲を楽しめる。息音は少し刺さりやすいところがある。

 

Zolo Liberty (Bluetooth 4.2 完全ワイヤレスイヤホン) 【最大24時間音楽再生 / Siri対応 / IPX5防水規格】(ブラック)

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。