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【完全ワイヤレスイヤホン NuForce BE FREE 5 レビュー】明るめで瞬発力のあるドンシャリ系の音質。BE FREE 8に比べると色彩感は発色良くキラキラと感じられる。ただし耐久性や工作精度に厳しい声も

NuForce BE FREE 5

NuForce(ニューフォース) BE Free5 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth 高音質 ブルートゥース グラフェンドライバー採用 SBC AAC CVC ノイズキャンセリング マイク 両耳 iPhone アイフォン android スポーツ 防水 小型 ハンズフリー 通話 長時間再生 軽量設計 【国内正規品】 (ブラック)

 

おすすめ度*1

NuForce BE FREE 5

ASIN

B07CPNKD2B

 やや大きめのイヤーピースであるが、形状はなめらかで耳への収まりは悪くない。耳の形状に影響を受けるところもあるかも知れないが、個人的には耳奥までしっかりはまり、遮音性は十分であった。音質的にはシャリ音が目立ちやすいところがあるので、音漏れは少し目立つかも知れない。

 aptXには対応しない。AAC対応。通信性能的には安定しているが、数十分に1回程度ぐらいの稀な頻度で一瞬途切れることがある。片側だけ途切れるパターンもあり。距離的な面では安定しており、5m程度音源から離れても問題ない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、イヤーウィングの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、説明書。

 ツルツルした光沢感はBE FREE 8と似ている。

 

NuForce BE FREE 5NuForce BE FREE 5

 

【2】音質

 グラフェンダイヤフラムを採用したというメリハリ感の強い音質が特徴。色味は全体的にやや明るめで、高域ではシャープな尖るエッジ感、低域では芯のあるタイトな輪郭感を味わえる。印象的にはやや中高域の明度に目を奪われがちで、低域は量感よりは深さを感じさせる仕事に注力している観がある。温度感的にはクール傾向ではあるが、冷たくなりすぎない。音に一定の厚みがあり、そこに温度感が乗ることも多い。傾向的にはシャープなエッジが大音量時に刺さりやすく、攻撃的で聞き疲れしやすいところはある。

 

[高音]:シャープに尖りやすいところはあり、大音量では耳に刺さるかも知れない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:シャープなエッジ感がある。音の傾向はわずかに細身で透明感もあるが、色彩を乗せる厚みも維持されている。弦楽は煌めき感強めで、ピアノも透明感を感じやすい。傾向としてはシャリ傾向なので、テクノ系のクラブサウンドでは演出過剰感が出やすいところがある。

[低音]:100hzから少し下に重たい振動が40hzまで素直に減衰する。芯が感じられ、メリハリ感は出やすい振動。量感よりはまとまりを重視した鳴り方で、床面下にタイトな振動を感じさせやすい(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:音はやや細めでシャキシャキとした歯ごたえが感じられる。奥行き感はそこそこ感じられるが、パーカッションのバランスが強めな曲では、ハイハットが強く出て支配的になるので、前面に意識を奪われやすい。そのため、どちらかといえば音が近い印象を受ける曲が多い(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ハイハットの尖りが強い。粒感も良好で疾走感は感じやすい。ドラムは固めでソリッド。輪郭感が明瞭で、少し音の細い衝撃力が強く出やすい音。バシンバシンとした鳴り方。ドラムもハイハットも飛沫感の強い攻撃的な音で、線が細いドラムよりは、どちらかというとハイハットが優位になりやすい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは明るめ。息感はやや強く尖って出やすく、サ行が刺さりやすいところがある。

 

【3】官能性

 秦基博「Rain」では明るめシャリシャリのパーカッションがやや支配的で、色彩感に強く影響する。ギターの音色は若干パーカッションに埋もれやすいので、情感は抑えめで、どちらかといえばシャープなエッジの光沢感に目が眩ませるような場面が多い。ボーカルは白色LEDのように高域で明るい。これはややもすると明るすぎる嫌いがある。

 rionos「ウィアートル」ではボーカルの息感に清潔感がよく出る。ピアノは光沢感があってキラキラと輝きながら、一方で一定の透明感のある厚みも感じさせる。明るめではあるが、軽薄に浮き上がりすぎないバランス感覚を感じる。この曲は、このピアノの表現力が曲の世界観を決定づけてしまうところがあるが、個人的にはやや明るめのこの色彩バランスはかなり良い方に思う。グロー表現も多用した緻密な背景表現も、輪郭をよく感じさせて、ボケない形でほどよくピントを合わせてくるので、全体的な印象はよい。

 petit milady「LOVE demonstration」はテクノポップ色が強く、ピアノも若干光沢感強く尖りがちなので、どうしても色味や刺さりにきつさを感じやすく、聞き疲れしやすくなる。サビでも少しガチャガチャしてしまう感じがあるので、音量には注意。輪郭感は明瞭なので、小音量でもメリハリ感は失われにくく、骨格が明瞭なのはよいところではある。

 山崎あおい「君のいない夏なんて嫌いだ」はかなり明るい色彩感を感じる。まずギターのつま弾きが光沢感強めでキラキラしているので、ここで明度を感じやすい。ドラムも輪郭は良いが、線が細い感じがあり、重厚感は出づらい。この曲ではサビ前にドラムが一度引き締める場面があるが、その場面でもタイトではあるが、ポポンというような軽めの音になっており、若干落とし込みが足りないと思えるかも知れない。ただしドラムは爆発力に関しては明るく弾けて飛沫感も強めなので、シャープな演出感は十分感じられる。ボーカルは良く突き抜けるので、明るいドンシャリサウンドが好みなら十分にアリだ。

 ドンシャリだからロック系音楽全般行けるかなと思ってみても、案外明瞭感が強すぎるときつく感じすぎてしまうこともある。たとえば、ずっと真夜中でいいのに。「秒針を噛む」だが、個人的に明るすぎる気がする。前面に出てくるハイハットも少しシャリ感を強調しすぎてうるさいところもあり、ピアノもキンキンしすぎる印象がある。メリハリ感は確かで、その点は大変評価できるが、音量をよほど気をつけないと耳が痛い。ギターのエッジも少し明るすぎて軽薄かも知れない。色味がかなり明るめのヴィヴィッド感があるので、サビではガチャガチャしやすいところもある。

 

【4】総評

 やや明るめのシャープで瞬発力のあるサウンドを奏でる。グラフェンのおかげか、クリア感は明瞭に感じられやすいので、勢いや緻密さといった曲の骨格を把握しやすく、発色が良くて虹色の色彩感があり、煌めきのあるエッジ感を好む人には高いコスパが感じられるはず。実際、VGP2018 SUMMERでコスパ賞なるものを受賞している。正直なところ、この「コスパ賞」の趣旨がよくわからず、個人的にそこまで絶賛するほどのコスパであるかは若干疑問に思うが、確かな実力をプロに認めさせたモデルであることは確かなのだろう。音質の明瞭感に関しては、たしかに価格帯最強と言って過分ではなく、この点が高く評価されたとみるべきか。

 一方で、amazonのレビューでの不具合報告の割合が多く、耐久性や使い勝手の面で若干不安に思わせるところがある。これはBE FREE 8も同じ傾向があり、音質の高い評価に比べると、使い勝手の面での評価は相対的に低く感じる。その点で、このメーカー特有の品質問題があるのかもしれない。1年以上の長いスパンで使うことを考えるなら、購入時は長期保証に加入しておいた方が良いだろう。

NuForce BE FREE 5

 

【5】このイヤホン向きの曲

 元々明るすぎないこれくらいのロックだと、やや明るめで快活といった印象で聴ける。音はやや細い。緻密感はあり、ドラムは量感は抑え気味だが、加速力に関してはかなり強くメリハリ良く出る。ギターのエッジも明るすぎずドライに感じさせるバランスを維持していて、相性良く思える。

 

 色味は明るめ。ドラムの弾みが明瞭で、リズム感はよく出る。クラップ音は粘着感が少し強く、耳に粘ってメリハリ感をかなり意識させる。重厚感は劣るところがあるが、全体的に明るくスカッとしたドンシャリらしい聞かせ方で、快活に感じる。

 

 明るい色彩感ではあるが、ギターのエッジにドライな味が出る。ハイハットの色味もきつすぎず、ほどよい光沢感のあるシャープネス具合が疾走感を良く出す。ピアノの煌めき感と透明感が、少し華やかな色彩と情緒を出すので、コントラストもかなり感じられる。ボーカルのパワフルな突き抜け感もよく出る。

 

NuForce(ニューフォース) BE Free5 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth 高音質 ブルートゥース グラフェンドライバー採用 SBC AAC CVC ノイズキャンセリング マイク 両耳 iPhone アイフォン android スポーツ 防水 小型 ハンズフリー 通話 長時間再生 軽量設計 【国内正規品】 (ブラック)

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。