- JVCから重低音完全ワイヤレスイヤホンの新作が発表されました
- 重低音を重視するXXシリーズ
- 驚異のイヤホン単体での15時間連続再生
- 耐塵耐水に優れたタフボディ
- 質実剛健の充電ケース
- JVC HA-XC90Tの技術仕様
- まとめ
- 【関連記事】
JVCから重低音完全ワイヤレスイヤホンの新作が発表されました
JVCは日本を代表するオーディオブランドです。JVCの源流である日本ビクターは1927年に設立された日本でも有数に歴史の古いメーカーです。ビクター時代の代表的な業績といえば、世界的なビデオカセット規格となったVHSビデオの開発です。先行していたSONYのベータマックスに対し、利便性を武器に規格戦争を勝ち抜いた歴史があります。
JVCは完全ワイヤレスイヤホン市場にも積極的に参入しており、ライバルのSONYやオーテクとは異なり、1万円以下の低価格モデルから1万円台のミドルエントリークラスを中心にラインナップしてきました。完全ワイヤレスイヤホンに対する製品展開の仕方も民生を重視するJVCらしいコンセプトを感じます。
今回発売されるJVC HA-XC90TはJVCの完全ワイヤレスイヤホンではフラッグシップレベルのモデルとなり、JVCの完全ワイヤレスイヤホンとして初めてaptXに対応し、12mmの大口径ドライバーを搭載したXXシリーズのモデルになります。
重低音を重視するXXシリーズ
SONY・オーテク・JVCの3大メーカー各社に低域重視モデルがありますが、JVCのXXシリーズの特徴は重みのある黒い低音を重視していることです。これにより音場の床鳴り感が高まっていて、リアルなライブ感が感じられるのがJVCの重低音モデルを私が愛する理由の一つです。
12mmの大口径ドライバー
JVC HA-XC90Tは迫力のサウンドを実現する大口径ドライバーを搭載しています。JVCの完全ワイヤレスイヤホンとしては過去最大サイズの12mmのドライバーが採用され、重低音にリアリズムの息吹を吹き込んでくれるでしょう。
独立音響チャンバーとエクストリームトルネードダクト
今回のJVC HA-XC90TはこのJVC独特のリアルな重低音重視にさらに磨きがかかっており、ハウジング内に独立音響チャンバーを設置するとともに、トルネード状にダクトを形成したエクストリームトルネードダクトが設計されました。これにより、振動板の動きを適切にコントロールし、キレのある重低音を実現されるとのこと、期待しかありません。
XXシリーズ伝統のエクストリームディープバスポート
JVCのXXシリーズには独自の音響構造を持つエクストリームディープパスポートが搭載されています。これによりXXシリーズ独特のパワフルでキレのある重低音サウンドを実現しています。
驚異のイヤホン単体での15時間連続再生
JVC HA-XC90Tはイヤホン単体で15時間もの連続再生時間を実現しています。さらに充電ケースで2回の充電が可能となっているので、ケース込みの最大再生時間は45時間にも及びます。
完全ワイヤレスイヤホンをケースに入れずに持ち運んでも、1日十分に使える性能を持っており、旅行やスポーツ、テレワークなどの長時間の活動にも最適です。
耐塵耐水に優れたタフボディ
JVC HA-XC90Tは耐塵耐水性能IP55を実現しており、雨の中で使用しても大丈夫なだけでなく、ビーチなどで使用しても問題ない耐塵性能を持っています。HA-XC90Tは汗を気にせず使えるだけでなく、陸上であればアウトドアスポーツのアクティブなシーンで活躍してくれます。
質実剛健の充電ケース
JVC HA-XC90T付属の充電ケースは重厚なアルミボディが採用されており、高級感を演出するとともに衝撃からイヤホンを守ります。また、不用意にケースが開くのを防止するロック機構が採用されています。さらに、金属製リングを使用して鞄や衣類に装着して持ち運ぶこともできます。
JVC HA-XC90Tの技術仕様
型名 | 「HA-XC90T」 |
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通信方式/出力 | Bluetooth® 標準規格 Ver.5.0、Power Class 1 |
対応コーデック | SBC、AAC、Qualcomm® aptX™ audio |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T 方式 |
電池持続時間 | イヤホン:約15時間、充電ケース:約30時間 |
充電時間 | イヤホン:約2.5時間、充電ケース:約3.5時間 |
質量 | イヤホン:約10.3g×2個、充電ケース:約135g |
付属品 | イヤーピース(S/M/L)各2個、充電用USB Type-C®ケーブル、充電ケース |
まとめ
JVC HA-XC90Tは個人的にかなり期待できそうなイヤホンに思えます。連続再生時間15時間と12mm大口径ドライバー、十分な防塵防水性能を持っており、JVCの完全ワイヤレスイヤホンとしては過去最高レベルの完成度に思えます。付属アプリなどはついていないようで、ガジェット的な機能性に優れているとは言えないかもしれませんが、イヤホン単体としては非常に高いレベルでまとまっていそうです。発売日は8/21です。
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