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【特集】最新ハイエンドデジタルオーディオプレーヤーコレクション 2021年12月号

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最新デジタルオーディオプレーヤーコレクション 2021年12月号

 

 オーディオの世界は日々更新されています。毎日次々と生まれてくる製品に目がくらむ思いをすることもあるでしょう。そこで、この記事ではオーディオマニアのために、ここ数ヶ月の間に発売されたデジタルオーディオプレーヤーの中から注目すべき製品をピックアップして紹介します。

 

FiiO M17

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 FiiO M17はデスクトップクラスのオーディオを持ち運ぶというコンセプトに基づいて設計されたFiiO初のトランスポータブルデスクトップ・デジタルオーディオプレーヤーです。

 

これまでのデジタルオーディオプレーヤーとは全く異なるデザイン

 M17はデスクトップレベルのサウンドにこだわるハイエンドオーディオユーザー、コアオーディオファン層に向けたポータブルプレーヤーです。ポータブルに特化した設計で最高峰であったM15とは異なり、M17はデスクトップレベルのサウンドを妥協せずに持ち運べるサイズに収めることを狙っており、パフォーマンスを重視しています。

 

FiiO M17
FiiO M17
FiiO M17
FiiO M17

 

 つまりM15はデザインで持ちやすさや比較的長大なバッテリー駆動時間など、携帯プレーヤーとしての使いやすさが最大限考慮されていましたが、M17はその資源をほとんど音質に振り分けており、可能であればユーザーがDC入力で音を聴くことが推奨される、デスクトップ寄りの製品です。

 

FiiO M17
FiiO M17
FiiO M17
FiiO M17

 

 入力と出力の端子を見てみても6.35mmヘッドホン出力や同軸デジタルなど、据え置き機としての使用が意識された構成になっており、据え置きHDDなどとの連携を考えたデータ専用のUSB端子を独立で備えているなど、ポータブル性を犠牲にしても据え置きとしての使い勝手を重視し、デスクトップオーディオチェーンの枢要を占めるのに十分なインターフェース設計がされていることがわかります。

 

FiiO M17
FiiO M17
FiiO M17
FiiO M17

 

 M15は「オールインワンのポータブルミュージックプレーヤー」ですが、M17はポータブルとデスクトップ両方でオールインワンの環境を実現する、「持ち運べるデスクトッププレーヤー」として設計されています。この差は、M15が主に外出先での快適な利用を考えているのに対し、M17は外出先での利用のみならず家でじっくりと楽しむ場面でも最高のオーディオ体験をもたらすことを目指して設計されており、ポータブル時の快適性という点ではM15ほど最適化されていないということです。その資源のほぼ全てが音質のために最適化されているのです。

 

FiiO M17の特徴
  • 完全にデスクトップレベルのオーディオコンポーネント&インターフェース構成
  • 据え置き⇔ポータブル両面でオールインワンのプレーヤー
  • デスクトップ仕様のTHX AAAアンプ
  • DC入力対応

 

FiiO M17

FiiO M17

FiiO M17

¥242,000(税込)程度

 
 
 
 
 

 

Shanling M9

Shanling M9

 Shanling M9は、AKMテクノロジーズのAK4499EQ DACチップセットをデュアル構成で搭載している限定モデルです。AK4499EQは現在、絶版となっているため、Shanling M9は現在、世界で500個のみの限定生産となっています。その後はESSのDACに変更した仕様の通常版M9が発売されることとなっています。

 

Android ポータブルプレーヤーとしての最高品質を追求

 ShanlingはM8で特徴的なイヤホンアダプタ交換機能を搭載しましたが、M9も同様の機構を備えています。3.5mmシングルエンド、3.5mmPRO、2.5mmバランス、4.4mmバランスの各端子モジュールが同梱されており、接続したいイヤホンのケーブル端子に合わせて付け替えることで、市場に存在するあらゆるイヤホンを駆動可能です。

 

Shanling M9

 

 M9はAndroid OSを機敏に動作させるべく、アップグレードされたQualcomm Snapdragon 665 CPUを搭載しています。8GBのRAMとの組み合わせにより、マルチタスクに対応した高速なユーザーインターフェースを実現しました。オープンなAndroid 10 OSを搭載しており、Playストアマーケットにある数多くのアプリケーションに対応しています。

 

 鮮明な画質を実現する6インチの大型2Kディスプレイを搭載しています。また、本体上部には低消費電力の小画面ディスプレイを搭載しています。ボリュームレベル、ビットレート、時間などの基本的な情報を表示し、メインディスプレイをオンにすることなく基本的な設定にアクセスすることができます。

 

Shanling M9

 

 ロングバッテリー駆動もM9の優れたポイントで、本機には8350mAhの大容量バッテリーが搭載されており、シングルエンド接続で最大18時間の連続音楽再生が可能です。バランス接続では、最大10時間の連続音楽再生が可能です。

 

Shanling M9の特徴
  • Androidを快適に利用できる
  • 交換式プラグインアダプタであらゆるイヤホンプラグに対応
  • 希少なAK4499EQ搭載

 

 

HiBy RS6

HiBy RS6

 HiBy RS6は、R-2RラダーDACアレイ、リニアFIRフィルター、非線形高調波制御、切替式オーバーサンプリング/NOSバイパスなどのハイテク機能をポータブル機器に搭載しています。HiBy RS6は、オープンなAndroid 9 OSを搭載し、16倍速のMQAデコーディングに完全対応しています。HiByのDirect Transport Architectureにより、システム全体でビットパーフェクトなオーディオを実現しています。出力端子は4つあり、3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスの2つのヘッドホン出力と、両方とも独立したライン出力端子を備えています。Snapdragon 660 SoCチップを搭載し、スムーズなユーザーインターフェースを実現しています。

 

独自アーキテクチャ&独自のイヤホン専用チューニング機能が魅力

 オーバーサンプリングとアンチエイリアシングをバイパスし、トランジェントや階段状の音に瞬時に反応し、最も生々しくダイレクトな方法でアナログに変換するノン・オーバーサンプリング(NOS)モードと、エイリアシング・アーチファクトを除去し、Darwinアーキテクチャのすべての機能を有効にし、さまざまなイヤホンに合わせてサウンドシグネチャーがパーソナライズされた調整を実現するオーバーサンプリング・モードの選択が可能です。

 

HiBy RS6

 

 HiBy RS6はR2Rラダー抵抗型DACも魅力ですが、もう一つの魅力として独自のイヤホンチューニング機能が挙げられます。HiByは全世界の10のイヤホンブランドと提携し、各ブランドのサウンドチューニングの専門家に、Darwinアーキテクチャの各種ハードウェアパラメータをイヤホンの特性に合わせたチューニングを依頼しました。各ブランドの製品に合わせたオーダーメイドのチューニングを画面上から選択するだけで、各イヤホンに最適化されたサウンドが実現されます。

 

HiBy RS6

 

 HiByは、RS6のコアとなるSoCチップにクアルコム社の8コアSnapdragon 660を採用しました。このチップと4ギガバイトのRAMを組み合わせることで、究極のパフォーマンスと軽快なユーザーインターフェースを実現しています。RS6は、オープンなAndroid 9 OSをベースに設計されたHiBy OSを搭載しています。RS6は、オープンなAndroid 9 OSを中心に設計されたHiBy OSを搭載しており、Playストアにある無数の音楽・メディアアプリケーションをサポートしています。

 

HiBy RS6の特徴
  • 独自のR2Rラダー抵抗型DAC
  • イヤホンメーカーと協力して各イヤホンの専用チューニングを提供
  • Androidを快適に利用できる

 

 

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