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オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

【カナル型イヤホン VersionTech CH004-l1 レビュー】なめらかで優しい。ぬくもりのある音質

VersionTech 高音質イヤホン ヘッドホン 3.5mmステレオ 2ドライバ搭載 マイク搭載 カナル型 遮 音 3種のイヤーチップを選択可能 シェア掛けるタイプイヤホン

 

おすすめ度*1

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 シンプルなデザインだが細かに彫り込まれたハウジングに味わいがある。密度感はあるが、かなり落ち着いた感じに聞こえる、なめらかで優しい温度のある音のイヤホン。

 

 以前レビューしたBengoo KZ-ED2と同じ製品のようだ。

 

audio-sound.hatenablog.jp

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は英語のマニュアルとイヤーピースの替え。ハウジングは左右でアクセントカラーが異なり、赤が右、青が左となる。

 

【2】音質

 音像は明瞭だが、温度感があり暖かく尖りとは無縁のなめらかな音。全体的に物腰が柔らかく、たおやかで聞きやすい。音域バランスはフラットに近い。

 

[高音]:のびやかで厚みと温かみもあり、ほんわかとした優しい音(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:密度と温かさがあり、充満したエネルギーを感じる。響きに丸みがあってマイルド。ピアノや弦楽の音もはっきり聞こえて広さより密度を作る印象。
[低音]:音像にブレが少なく、100hz~20hzまで素直に減衰する。振動の出方がやはり優しく、温度感がある。弾みよりはエネルギーを内に溜め込む膜を張るような音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)
[解像度・立体感]:丸みを感じやすい音場。細胞壁的なタイトな空間というよりは細胞膜で囲むような膨張感のある球状の空間にエネルギーが充満する(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:アタック感よりは音場を支える安定感のある表現(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:ボーカルは楽器音に包まれている。ボーカルは近く、やや低めで安定した位置取りをしている。寒い中で息が白くなるような、ふんわりした感じのある吐息の暖色が感じられる声質になりやすい。


【3】官能性

 早見沙織&東山奈央「Hello Alone」はデュエットのボーカルがどちらも温かみがあって、しかものびやか。楽器音がデュエットをしっかり取り囲んでエネルギーを与え、充満した密度の高い音楽となっており、かなり明るく、あたたかい。

 やなぎなぎ「音のない夢」も透明感とあたたかみが同居して、春の木漏れ日のようなまどろみを誘うほどの温もりがある。尖るところはなく、ボーカルが充実した楽器の音といっしょに身体に染みこんでくる。

 supercell「My Dearest」はボーカルののびやかで透明だが、温かい生命感のある声が秀逸。曲は全体的に密度が高く、しかも温度感も強いので少し熱に浮かされたようなぼーっとするところはあるものの、なかなか聴き応えのある味付け。

 春奈るな「Overfly」はサビなどでやや尖りやすい曲であるが、このイヤホンで聞くと終始あたたかみがあって生命感が失われない。丸みがあってのびやかなボーカルは突き抜ける感じは足りないが、逆に沁み込んでくる温かみがあって優しい。

 

【4】総評

 あたたかみのある生命感を感じる味付けが柔らかく、優しい。女性ボーカルは非常にふっくらとしたたおやかな音になって、ギザギザしたところは全くない。楽器とボーカルの距離も近く、低域も膜を張るような感じで全体としてややぼんやりするところはあるものの、音場の充実した表現は一聴に値する。

 どんな曲でもいけるが、とくにJAZZ、クラブミュージックなどに向く気がする。

 

VersionTech 高音質イヤホン ヘッドホン 3.5mmステレオ 2ドライバ搭載 マイク搭載 カナル型 遮 音 3種のイヤーチップを選択可能 シェア掛けるタイプイヤホン

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。