JVC HA-ETR40-B カナル型イヤホン 防水仕様 スポーツ用 リモコン付 ブラック
おすすめ度*1 |
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ASIN |
スポーツタイプのイヤホン。イヤーウィングタイプで耳への収まりは良く、固定も悪くなく、しっかりした装着感がある。遮音性はそこそこ。音漏れはそれほど目立たない。
【1】外観・インターフェース・付属品
付属品はイヤーピースの替えと延長コード。
【2】音質
全体的にシャープでキレの良い音質。低域やパーカッションに爆発力があり、音の明度も高めで大抵どんな曲も元気で明るい感じになる。ただ元々明るめの曲はなおさらシャリシャリキンキンするところがある。
[高音]:明度が高く、煌めき感も強い。場合によってキンキンシャリシャリ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)
[中音]:音の明度が高めで明るい。
[低音]:シャープで爆発力がある音。深掘り感よりは上方向への反発力を感じる音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)
[解像度・立体感]:奥行き感があり、広さを感じる。ボーカルが楽器の中心から聞こえる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:シャープでキレがあり、爆発力もあるタンタンシャリシャリとしたメリハリのある軽快な表現。元気で軽い(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:透明感が強く、のびやかさも良好。
【3】官能性
大塚利恵「あいたくて」はパーカッションの爆発力が強く、明るく疾走感がある。ボーカルはやや尖りがちでサ行は若干刺さりそうだが、耳に痛いところまではいかず、なめらかに抜ける。音の明度が全体的に高く、明るい。
petit milady「azurite」はボーカルの透明感とシャープネスは良好。元気でメリハリがある。パーカッションは爆発力があり、曲に推進力を加える。音場は広く、奥行き感が空の高さを感じさせる。
ねごと「アシンメトリ」はボーカルと楽器との距離感は良好。ハイハットがかなり鮮やかで存在感があり、曲の色彩とキレをよくしているが、若干明度と彩度が強すぎる感もあり、シャリシャリした印象を受けるかも知れない。
ダイスケ「いつだって。」は全体的に明度が高くキラキラしている。ややキンキンシャリシャリするところはあって臭みは若干感じるが、煌めき感があって明るい。
【4】総評
低価格なスポーツイヤホンとしては標準レベル以上の実力を感じる。装着感も含めた使い勝手も悪くなく、バランスは悪くない印象。パンチのある爆発力がある表現もスポーツを盛り上げ楽しくしてくれる。3000円以下では悪くない選択肢のように思う。
【5】このイヤホン向きの曲
キレの良いシャープな味わいで疾走感が強く、元気で力強い。ベースやギターの音がやや軽い感じがし、エッジも少し物足りない気がしないでもないが、総体としてみれば説得力のある表現力を感じる。
全体的にメリハリと爆春江良くのあるパーカッションと色気のある弦楽がきれい。個のイヤホンの魅力を楽しめる。
JVC HA-ETR40-B カナル型イヤホン 防水仕様 スポーツ用 リモコン付 ブラック
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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。