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【ポータブルヘッドホン audio-technica ATH-AR3 レビュー】タイトで引き締まった低域の上に清潔感のある中高域が澄み切ったサウンドを奏でる

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audio-technica ATH-AR3

オーディオテクニカ ポータブルヘッドホン ブラック ATH-AR3 BK

 

おすすめ度*1

 audio-technica ATH-AR3

ASIN

B01MCWOEVF

 装着感はややきつめでイヤーマフはやや固め。遮音性はそこそこ高いが、音漏れは少しある。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はない。

 

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【2】音質

 清潔感を感じる中高域とタイトでぼけない、深みと重みのある低域が全体的にメリハリとクリア感のある音楽を奏でる。奥行き感もかなり出るので音場の広さも感じられる。バランス感覚のある引き締まった表現力で低価格モデルの中では洗練されたものを感じる。

 

[高音]:透明感と突き抜け感のある音(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:奥行き感もあり、精彩もかなり明瞭。

[低音]:深掘り感と重みもあって、ぼけないタイトな音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:奥行き感はそこそこ出る(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:アタック感とメリハリのあるキレの良いパーカッション(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:全体的に澄み切ったという表現の合う清潔な音。

 

【3】官能性

 ClariS「CLICK」は低域に厚みがあるが、タイトで引き締まって凝縮感があり支配的にならず、中高域を邪魔しない。躍動感があるので暗くはないが、重厚感は少し強め。ボーカルの伸びやかさと透明感はかなりうまい。奥行き感も感じられる。

 今井麻美「朝焼けのスターマイン」はパーカッションの重みが良好。キーボードの煌めきもよく、ボーカルにも透明感があり、全体的に清涼感がある。重厚な低域の上に表現される速やかな中高域はきれいだ。

 Choucho「優しさの理由」は弦楽をはじめ楽器の色彩感が良好。ボーカルは澄んでいる。その両方にメリハリを加えてまとまりを演出するのがアタック感のあるパーカッション。ドラムがタイトでリズムをしっかり刻んでくれる。

 Trysail「オリジナル。」はメリハリのある音が効果音の多い曲をしっかり盛り上げ、中毒性も良く出る。リズム感を大味に、しかしばらけさせずタイトにまとめあげるドラムが活き活きと楽しい。それに合わせて元気に弾む清涼なボーカルの突き抜け感に気持ちよいほどの明るさがある。

 

【4】総評

 価格の割に非常にレベルの高い表現力を感じる、オーテクの低価格モデルの中ではオススメ度の高い機種。タイトな低域と清涼な中高域が一体的にまとまっており、とくにアニメ系の楽曲に強みを感じる。元気で明るい曲からちょっとしっとりした曲までその表現力は丁寧に再現してくれる。

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【5】このヘッドホン向きの曲 

 重厚な低域と、のびやかで鮮明さが有り、情感を演出する弦楽がきれいだが、どこか葛藤を抱える不安定さも丁寧に表現している。サビでは深掘りされ、重みもある低域が沈みこみながら、それに抗うように澄んだボーカルが対比される。それはクライマックスを盛り上げながら同時にボーカルの孤高な味わいをいや増している。しかしその孤高なボーカルはやがて鮮やかになる楽器たちの中に居場所を見つけ、調和的な中に収まっていく。(宮島依里「わたしぼっち」)

 

オーディオテクニカ ポータブルヘッドホン ブラック ATH-AR3 BK

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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