audio-sound @ hatena

audio-sound @ hatena

オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

MENU

【ワイヤレススピーカー TOSHIBA TY-ASC60 レビュー】通信性能の不安定さが一番気になる。音質的にも価格相応の魅力は感じづらい。

TOSHIBA TY-ASC60

東芝 Bluetooth対応パーティースピーカー(ブラック)TOSHIBA TY-ASC60-K

 

おすすめ度*1

TOSHIBA TY-ASC60

ASIN

B0768B2DXB

 パーティやちょっとしたイベント用に比較的手頃に搬送可能なワイヤレススピーカー。日常的に持ち歩くサイズではないが、部屋用としても設置が容易で何かと使い回しはできそうなサイズだ。

 aptXには対応しない。曲によって大きくノイズが入ることがある。おそらくファイルサイズの問題ではないかと思うが、高音質音源を再生するときには音の乱れがかなり気になるかも知れない。音源機器との5m未満でも通信が不安定になることもあり、音源との位置関係にあまり自由度はない。比較的設置の自由度があるにも関わらず、通信性能的な面で自由度を狭めてしまっている印象があるのは率直に残念な点だ。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は電源コードと取扱説明書。

 

TOSHIBA TY-ASC60TOSHIBA TY-ASC60

 

【2】音質

 音質的には音量の割に、迫力や厚み、広さに欠ける印象があり、高域には天井感が、低域にはやや重みや深みの弱さが感じられる。中域付近のボリューム感はスピーカーの大きさ相応のパワフルさを感じるが、技巧性に欠け、若干単調な傾向に聞こえやすい気がする。音が割れる感じはなく、クリア感はなかなかにある。

 

[高音]:高域の高さと伸びやかさはほどほどで、場合によってあまり伸びない。金管のような色気の味が重要な音はやや印象が弱く、開放感が感じられにくく、天井感を感じてしまいやすいかも知れない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ピアノは色づきがほどよく、潤い感もあって丁寧に思う。煌めき感はほどほど。密度が若干高く、音はややガチャガチャしやすいところもあり、ミニチュア的に感じられやすいところもあって、ライブ音源の臨場感にはやや欠ける印象。

[低音]:重みは出づらく、傾向としてやや軽く感じる。厚みもあまり感じられない。振動感も強くなく、パーティ用という割に低域を鳴らす感じではない。40hz以下の音はほぼ聞こえず、重厚感は出づらい(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:音の瞬発力は良く、快活に聞こえる。立体感としては左右より奥行き感が感じられる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムの沈みと重みはそれほどでもなく、重厚感はない(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルの色づきは自然。女性ボーカルの分離感はほどほど。アニメ声の艶やかさは苦手なのか、ややかすれた感じで聞こえる。

 

【3】官能性

 ねごと「アシンメトリ」は音が全体的に軽く感じられ、締まりも悪く思える。低域ドラムは淡泊で弾みも弱い。この曲の持ち味である奥行き感や立体感もうまく表現できていない気がする。

 南壽あさ子「どんぐりと花の空」は奥行き感はやや弱い。ピアノの音の重厚さは比較的良く感じられる点はよいが、弦楽の色づきは弱いか。本来情感の強い曲のはずだが、いまいち感動に欠ける。

 Carly Rae Jepsen「Call me baby」は音に重厚感がなく、やや上滑りして感じられる。パーカッションの瞬発力も悪く、若干もっさりしている気がする。

 Minako Mooki Obata「There'll never be Good-bye」は曲の味を左右する金管と弦楽に艶味が足りなく、単調に感じられてしまう。

 

【4】総評

 音質的には価格を考えると物足りないものを感じるが、設置の利便性など、まだ評価できるところはある。だが通信の不安定性が非常に気になり、個体差や相性の問題の可能性もあるが、音源によってはノイズ・音飛びがひどくてとても聞けたものではなく、興ざめする。個人的にこれをおすすめするのは難しいところがある。

TOSHIBA TY-ASC60

 

【5】このスピーカー向きの曲

 このスピーカーで聴いて、まあこれはよいかなと思えたのがこの曲。リズム感は明確に出て、ボーカルもしっかり出るので、減点が少ない。こういうわかりやすいリズム中心の曲は悪くなさそうだ。

 

 

東芝 Bluetooth対応パーティースピーカー(ブラック)TOSHIBA TY-ASC60-K

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。